詩の波動の夜。

第一月曜に渋谷RUBY ROOMで恒例のポエトリーリーディングオープンマイク「SPIRIT」も、この11月2日の回で気がつけば11回目を迎えていた。今回のゲストは詩人、そしてブックデザイナーとしても活躍中のカニエ・ナハ。まずは写真を見て頂きたいのだが、















ペインティング、舞踏のような身体表現、さらにカセットMTR（「ハイポジ」なんていう言葉を耳にしたのは一体何年ぶりだろう）まで駆使した、ポエトリーリーディングという言葉の枠を拡げるような、前衛的なパフォーマンス。当たり前だがテキスト、朗読それ自体のクオリティが高いので、時折プツリと切れるパフォーマンスの流れ、不規則な展開そのものが「詩」としての説得力に満ちていて、一瞬も目と耳を離せない30分間。何よりも、オープンマイク参加者の方々が明らかにカニエ・ナハの波動に完全にあてられており、それぞれが気合の入ったステージを繰り広げ、熱い時空間を形成していた。ゲストを立てるオープンマイクイベントの主催者として、これは本当に嬉しいことだ。

そのオープンマイク枠は開場8分後には全て埋まっていた。進行がスムーズだったので、主催者特権で2枠を追加し、14名の方にご登場頂いた。すなわち、

タヤマさん
アンドリューさん
ツツブチさん
麻生有里さん
浦世耀一朗さん
ジュテーム北村さん
ユウサクさん
津田一矢さん
DJ春井さん
死紺亭柳竹さん
そにっくなーすさん
牟礼鯨さん
タオさん
ぐっさん

という皆様であった。オープニングはURAOCBが、ラストは私が「さかな」を朗読した。

一周年記念となる来月12月のSPIRITは7日（月）の開催、ゲストは飯田華子さんだ。

皆様とお会いできますことを楽しみにしております！