Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

感じ取るもの。

2015-09-09 17:50:02 | 出たもの
第一月曜は渋谷RUBY ROOMでポエトリーリーディングオープンマイク「SPIRIT」の日。9月のゲストはポエトリースラムジャパン王者、岡野康弘であった。

元来が演劇畑の人である岡野氏がポエトリーの場に出てくるのは、2013年の詩のボクシング神奈川大会、そして今年のポエトリースラムジャパンに引き続いて3回目。スラム形式でない、キャストとしてのライヴ出演は初めてである。



これまで「イカ百選」等に代表される短文シリーズで押してきた岡野氏は今回は、その特徴を生かしつつも30分1本勝負のストーリー物を朗読。ひとつひとつのセンテンスが不思議な余韻を残す、リリカルな手触りと、静かにオーディエンスを巻き込む説得力が光っていた。是非今後とも、ポエトリーリーディングのイベントに出演し続けて欲しいと願う。

今回もあっという間に枠が埋まってしまったオープンマイクにご参加くださったのは、

taoさん
ジュテーム北村さん
村田活彦さん
前木久里子さん
冨士山絢々さん
梓ゆいさん
Max Oravinさん
川島むーさん
死紺亭柳竹さん
かとうゆかさん
あしゅりんさん
三上その子さん

の12名。今回参加して下さったオーストリアの詩人、Maxさんに「様々な異なるスタイルを見ることができて楽しいオープンマイクだった」という感想を頂いたが、確かに表現方法はそれぞれバラエティーに富んでいる中、この日はどこかしら共通するエッセンスが流れていたようにも思う。それは、日々の人生の中で、それぞれが社会の動きから感じ取っているものでもあるのだろう。


オープニングはURAOCBが1stアルバムから「アイ・シャル・ビー・リリースト」を、ラストは私が新作「空飛ぶ女」の前半を朗読した。

来月10月のSPIRITは5日月曜日の開催、ゲストはシンガーソングライター・片山さゆ里さんだ。

どうぞお楽しみに!