Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

おいしかった。

2012-06-17 10:55:28 | 出たもの
あいにくの雨の中、また同日都内では他にもいろんな詩のイベントが開催されている中、千葉詩亭・第十六回には地元千葉のみならず神戸、宇都宮など遠方からもお客様が集まってくださった。ありがたいことである。

今回のゲストは死紺亭柳竹さん。



千葉でライヴを行うのは実に9年ぶりとのこと。死紺亭さんの詩と朗読には、「言葉的体力」みたいなものがあり、受け手をダレさせもせず、また過度に緊張もさせない。あっという間の30分でもなければ長い長い30分でもない。まさしく「堪能した」30分、という感じ。出汁の味がしみ出していた。ごちそうさまでした!

ついでに言い添えておくと、休憩時間中に死紺亭さんがTREASURE RIVER BOOK CAFE謹製「焼き鳥丼」を召し上がっておられ、その姿にも感動してしまった。死紺亭さんと言えばいついかなる時も生ビールを摂取しておられる方であり、ごはんを食べているところを見た人はこの世にそれほど多くないはずである。その死紺亭さんが「おいしかった」というコメントを残したばかりか、来場者のほぼ全員が食事を注文し、ツイッターなどで千葉詩亭の告知をすると、イベント自体の告知よりも「今回のお食事メニュー」の発表の方がリツイートが多かったりするという現象が発生しているところを見ると、千葉詩亭は「オープンマイクの朗読イベント」というよりも「オープンマイクの朗読が楽しめるお食事イベント」という冠をつけた方がもはや適正であるのかもしれない。

そのオープンマイク参加者は7名。登場順に、

岬多可子さん
永井ますみさん
さとうさん
菊池奏子さん
林じゅん子さん
工藤さん
rabbitfighterさん

という皆さんが、それぞれの言葉、それぞれの世界、それぞれの背負う精神的ノンフィクションを持ち寄ってくださった。言葉というものを媒介にして、休憩時間や終演後に、お客様同士、また参加者同士の新しいつながりが生まれていく光景は何よりも嬉しい。

私は「おはようございます、おじいさん」を朗読した。

次回、「千葉詩亭・第十七回」は8月18日土曜の開催である。

皆様とお会いできるのを楽しみにしております。