燕市分水町野中才 専念寺 句碑
うら波や 千鳥はなかぬ 夜もあるに
七十有七 坡丈(はじょう)
専念寺の人で 俳諧者として 地方では有名な方で
良寛和尚 の知友 原田鵲斎とも 俳諧仲間でした。
数多くの句が有ります、
なき跡や 朝夕(あしたゆうべ) 冴る鐘(かね)
斧の音に 見かへる山や する霞
(斧の音が山のかなたから 聞かれるが 霞みが刷り染めた
様に何も 見へない )
ある時この坡丈さんが 良寛和尚に『もっと字を上手く書きたい思いますが
どの様にしたら上手に書けるようになるか教えて下さい』と 良寛さんに
申しますと 、 良寛さんは 『坡丈さんよ字を上手に書こうと思うと
上手な字は書けないものじゃ 曰く 姙し(けんし)に心を労する
ことなかれじゃよ』申されました。
砂上の花、 姙とは らるはしき事 (し)醜いこと
自然に逆らうなの教えでしょうか 得る処があったのか字が上手に
為られたとのこと
茶人でも有名で地蔵堂の釜師の 浜の松風の銘の淨政
さんの釜の逸話は後日に、
うら波や 千鳥はなかぬ 夜もあるに
七十有七 坡丈(はじょう)
専念寺の人で 俳諧者として 地方では有名な方で
良寛和尚 の知友 原田鵲斎とも 俳諧仲間でした。
数多くの句が有ります、
なき跡や 朝夕(あしたゆうべ) 冴る鐘(かね)
斧の音に 見かへる山や する霞
(斧の音が山のかなたから 聞かれるが 霞みが刷り染めた
様に何も 見へない )
ある時この坡丈さんが 良寛和尚に『もっと字を上手く書きたい思いますが
どの様にしたら上手に書けるようになるか教えて下さい』と 良寛さんに
申しますと 、 良寛さんは 『坡丈さんよ字を上手に書こうと思うと
上手な字は書けないものじゃ 曰く 姙し(けんし)に心を労する
ことなかれじゃよ』申されました。
砂上の花、 姙とは らるはしき事 (し)醜いこと
自然に逆らうなの教えでしょうか 得る処があったのか字が上手に
為られたとのこと
茶人でも有名で地蔵堂の釜師の 浜の松風の銘の淨政
さんの釜の逸話は後日に、