好奇 高齢者 の呟き

地場産業や蒲原の風景 山 山野草 良寛歌碑、 史跡 旧北国街道を訪ねる、 また聞いたり話した、方言を紹介したい、 

良寛詩歌 ( 雪)

2008-01-05 21:35:57 | Weblog
今よりは つぎて白雪 積もるらし  道踏みわけて 誰か問ふべき

いづくより 夜の夢路を たどり来しみ 山はいまだ 雪の深きに

埋(うず)火に  足さしくべて 臥せれども 今度(こたび)の寒さ 腹に通りぬ

あわ雪の 中に立ちたる 三千大千世界(みちおおち) 
   またその中に  あは雪ぞ降る

飯乞(いいこう)ふと 里にも出でず なりにけり 昨日も今日も 雪の降れれば

あしびきの 国上の山の 冬ごもり 日に日に雪の
降るなべに 行き来の道の あとも絶え 古里人(ふるさとびと)の
おともなし うき世をここに かど鎖(さ)して 飛騨の工(たくみ)が
うつ縄の  ただ一すじの 岩清水 そを命にて 
新玉の今年の今日も 暮らしつるかも
                      
柴垣根(しばがき)に 小鳥集まる 雪の朝     くちずさむ 良寛詩歌より


  無花果苑    (良寛の弟 橘由之)の詩

風吹きて 物悲しき朝(あした)
風寒く 折ふくからに 思ひやる
別れし人の麻のさ衣
コメント
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