To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

007/カジノ・ロワイヤル ★★★☆

2006-12-01 23:26:14 | 映画(劇場)
今日は映画の日。
007/カジノ・ロワイヤル を初日・初回で観てきました。

最初の10分間ぐらいで 「007になるまでの物語」 は終わってしまったよ。
ダブル0 になる必要条件が、まさか人を二人殺すことだったとは・・・!

 ダニエル・クレイグが扮する6代目ボンド。

 青い瞳が、時にクールで、時に優しく。
 ダブルオーに成り立ての生身のボンドが、そこに居ました。

 それにしても、タキシード姿が素敵
 鍛え上げられた肉体があって初めて似合うのでしょうね。

 今までのド派手なオープニング・アクションとは違いますが、
 モノクロ映像から硬質な凄みを感じました。


そのあとの「追いかけっこ」は見応えがあります。
あの高さにはクラクラ、CGを使っていないように見えるのだけれど・・・ 凄かったな!
逃げる黒人男性は野生動物のような動きだった。

まだまだ新米のボンドはM(ジュディ・デンチ)には叱られちゃうし、監視役ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)を付けられてしまう。
手ひどい傷を負ってばかりで、心臓が止まりそうになる危機も。
監禁・拷問からも自分の力で逃れたわけではないし・・・
ショーン・コネリーやロジャー・ムーアのイメージとは随分と違って新鮮でした。

しかしあの拷問は!
ボンドガールのセクシー度は、期待し過ぎないように。
美しいドレス姿にはウットリでした。
むしろ、脱ぎっぷりの良いのはボンドの方で・・・・・・ 全裸?!
正直あの痛みだけは、女性にはピンとこないですね。

死の商人ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)も不気味で冷徹な雰囲気が良く出ていました。
最後に撃たれたホワイトって誰だっけ? ル・シッフルを仲介した人だったかな。

気楽に楽しむ娯楽映画としては最高ですね。こういう映画はそれで充分。
アクションはもちろんですが、ロケ地の美しさやカジノの豪華さ、ポーカーの勝負の緊迫感も楽しめました。
ダニエル・クレイグのボンドはタフでクールな面と、繊細さ、情の深さも、おまけにユーモアも持ち合わせていて大変魅力的な人物でした。

シリーズ化されるのでしょうか?興行成績次第なのかな。
1960~70年代は憧れや驚きを持って観られていたのでしょうが、今の時代は違うものね。