To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

大琳派展

2008-11-14 23:14:22 | 美術館・博物館
大琳派展-継承と変奏- に行って来ました。



混んでたー
だから早めに行かなくちゃ!会期末はダメだよね。

それでも10時半頃には、まだスンナリと入れました。
午後1時、私が帰る頃には入場者の列が出来ていました。

後半の目玉は風神雷神図、4作品の饗宴
こんな機会は、そうそうあるものではないから、沢山の人が押しかけているのでしょうね。

尾形光琳の風神雷神図が好きです。
収まりの良い構図、華やかで、洗練された美しさがあります。
やはり 琳派 と言われる所以!

「国宝 燕子花図屏風」は入れ替えのため見られず、残念でした。
展示期間をしっかり確認しないとね。

「秋草図屏風」は、白い菊の花が浮かび上がって見えます。
実際に近くで見ると盛り上がって描かれていました。
繊細な秋の草花、日本人なら誰でも美しいと感じるでしょうね。

酒井抱一の「月に秋草図屏風」も好きです。
月にほんの少し草がかかっていることで、遠近感が出されているとのこと。
ホントホント!月を見上げているかのよう。

「波図屏風」は他とは違う異彩を放っていました。
モノトーンなのかと。
銀地に白い波が浮き立って、こちらに向かって押し寄せてくるよう。

どれもこれも、華やかだったり、雄壮だったり、斬新だったり。
見事なまでの美意識で、江戸時代、恐るべしです。

今回は勿体ないとは思いつつも、人が多い場所は苦手なので、人垣が幾重にも出来ている箇所は
パスしてしまいました。
改めてホームページなどをチェックしてみると、見逃しているものが多いです。
反省反省~

屏風も道具類も、実際に部屋に置かれていたり、使われている様子を見てみたいもの。
で、ホンモノではなくて、レプリカの登場です。
綴プロジェクトによって作成された「松林図屏風」が展示されていました。

キヤノンのカメラで撮影し、PCで画像調整。
大きなプリンターで、特別に開発された和紙にプリント。
金箔・金泥が施された絵画本紙を京都で表装したとのこと。

レプリカのレプリカが発売されたら、リビングルームにでも飾りたいくらいです。
でも、大きさに問題があるか・・・・・・

このあと、本館北側の「秋の庭園開放」へ。
紅葉には程遠かったけれど、散策には気持ち良い日和でした