先日の記録的な大雨で、五ケ山ダムが平常時最高貯水位を超えた。遡ってみると、梅雨入りした5月29日の水位は393m、1ヵ月後の6月30日の水位は394mで、ほとんど変わっていない。ところが、7月に入ってから雨量が増え、水位が上昇している。7月7日399m、7月8日400m、7月9日402m、大雨当日の7月10日は406mで前日より4m上昇して、11日午前7時に平常時最高貯水位(407.1m)を超えた。その後も水位は上昇し、16日午前2時に最高408.09mを記録している。洪水時満水位(413.40m)まで5.31mのところだった。結局、7月7日から16日までで約9m上昇していることになる。ちなみに、西日本豪雨では1日に7.6m上昇している。
17日午前、現地の状況を確かめるため(時間がなかったので超特急で)五ケ山へ向かった。途中、那珂川市後野を流れる那珂川(カーブ)で護岸が崩れていた。山はまだ水をたくさん含んでいるのか、385号線沿いでは、あちこちで山の斜面から水が溢れだし、道路上に流れ出していた。慎重に運転しながら現地へ。南畑ダムから五ケ山ダム付近にかけて、大きな被害は見られなかったが、ダム駐車場から少し下ったところで、小規模な土砂崩れが発生していた。現在は片側交互通行になっている。
撮影日:2023.7.17
満水状態
風が心地よい
1年ぶりの定点観測 カモメがお出迎え
クレストゲートから放流中
副ダムからも放流されている
ダム堤体から定点観測地点を見る
407mくらい(いつもここを撮る時は緊張する、意外と恐ろしい)
福岡県ダム情報より
7月11日7時に平常時最高水位を超えた
18日午前9時現在407.68m、徐々に水位は下がっている
福岡県内のダム、まだ警戒レベルが多い
土砂崩れ現場
五ケ山ダム駐車場から少し下ったところ
《参考資料》