神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)

風吹くままに 流れるままに
(yottin blog)

「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた 武田家 15

2024年02月17日 20時13分35秒 | 甲越軍記
  天文元年には12歳になられたが、その年の八月中旬の宵
月が朧のたたずまいに、勝千代君は供の者も傍におらずただ一人、何を思うでもなく庭先を眺めていた。
年齢は未だまだ幼いが、毎日弓馬を錬磨し、毎朝必ず馬を乗り回し、その後は射術、体術、剣術と日々励み庭先の向こうは的場で、そこには木馬が置かれてあった。
この時、その木馬が体をゆすると話しかけて来た、勝千代は少しも驚かず、その方を見ると木馬は
「勝千代殿、剣術と軍法はいずれが得意であるか?」と問いかけて来た
勝千代は「玄妙一致いずれも得意なり、是剣術の妙なリ」と言い放った瞬間、飛び上がり木馬の前に降り立ち、小太刀で木馬の頭を何度も叩いた、されども音も立たず。
勝千代は何事も無かったかのようにその場を離れ、その後出会った近習らにも今宵起きたことを離さなかった。

翌朝、掃除の者が庭を掃いていると、茂みの中に大きな古だぬきの死骸があった、背中の毛が抜けて、頭が切られていた。
「誰がこのような事をしたのだろうか」怪訝に思い聞いてみたが誰もわからなかった。
勝千代も話を聞いて、さては昨夕の木馬の正体はこれであったかと思ったが、やはり誰にも話さなかった。

昔より、古だぬきら狐狸天狗の類、人心を試す
但し平凡な人間は相手にせず、千万人にあって、卓越した才の武術の達人や知謀に長けた者だけを試すのである。

昔、京の都の紫野の辺りに、千歳を超える野狐がいた。
ある時、人に乗り移って語るには「われは大徳寺の一休禅師が道心に優れたるものと聞き。憑りついてみようと思い、何度もうかがってみたが禅師の心は微動だもせず、取り付く島がない。
狐狸が人に取りつくのは人の心が揺れ動く隙に、手足の爪と肉の間から入り込むものである・
心と志に満ち足りているものには、その隙が無く取りつくことができない」
そこで友の古狐と示し合わせ良い考えに至った
「一休禅師は閑になると尺八を吹くのが楽しみである、そこで禅師が尺八を吹く時に、尺八の中に友狐が入り込み、音色が出ないようにする
儂は禅師の膝元で構えていて、禅師が音が出ないことにうろたえた時こそ、禅師の爪から取りつこうと待つ」

はたして禅師が尺八を手にしたとき、友狐は打ち合わせの通り尺八の中に入り音道を塞いだ。
禅師が吹くと、案の定音が出ない、ところが禅師は少しも慌てず(これは狐の悪さに違いない)とすでに悟っていた。
そして尺八を逆さまにして音の出口から強く息を吹き込むと、狭い吹き口の方に友狐は吹き出されてしこたま痛い目に遭った。
それ以来、友狐は三か月の間、心身ともに病んでしまった。
誠に出来たる人とは、このようなものでいかなる大事にあっても少しも慌てないものである、わが勝千代君もまた一休禅師同様の胆力、気力を備えた傑物であることは疑いない。



食生活改善

2024年02月17日 09時05分18秒 | 病気と健康
 血圧は120前後、手術歴盲腸だけ、性格なのか怪我はよくするが入院するような病気にかかったことがない。
しかし同級生の身近な友が亡くなったり、先日も同期の幼馴染みが、がん手術成功の後で治療薬が合わずに亡くなった
それを思うと、自分自身も体調の微妙な変化を感じることがある

60代中盤までやったことも無かった散歩を始めたが、食事についてはあまり注意することはなく、自分で作る時は好きなもの中心になってしまう。
ごはん、ラーメン、塩分、キノコ、魚卵、海藻、豆腐、納豆、キムチ、とろろ芋、ジャガイモ、バター、ウィンナーソーセージ、牛乳、魚、肉、昆布類、卵、コーヒーが好きだが、洋風気味のパン、ヨーグルト、チーズ、それに酢は好きではない。
生野菜、野菜料理、果物、パスタは好きでも嫌いでもないが摂取することが少ない。
そんな中でもラーメンは大好物で、カップ、乾麺、生めんを一週間に5食は食べていた、ラーメンの食べすぎは塩分過多が一番よくない、それとインスタントには様々な添加物が入っているから食べすぎは悪影響がある、それに太る。

先月辺りまでは食欲が良くて、四六時中何かを食べていた、その為にいつもお腹は満腹状態、体重は68㎏前で止まっているので安心していたが、そんな時はたいがい胃や腸、口内炎などの不具合が生じる前兆だ。

そんな自覚症状があるので、この際、食事を見直すことにした
朝食は、朝食前に生姜湯を飲み、キュウイにオリゴ糖をかけて食べる、それからご飯一膳、みそ汁またはスープを二杯、今はキムチがおかずだ
卵は毎日朝食に食べていたが、週に3ケに減らした。
ご飯は、とろろ昆布や海苔のおにぎりにして梅干しやタラコ類を芯に入れる

昼食と朝食の間に、バナナセーキを作って飲む、コーヒーは一日一杯にした、これまでは毎日2~3杯飲んでいた
コーヒーを飲みたいときはミルクや紅茶、牛乳にしてみよう

昼食は麺類、またはパン、ラーメンは週1~2回に減らした、それとヨーグルトをオリゴ糖で食べる。

夕食は、野菜と魚、または肉、カレー、グラタンなど女房殿任せだが、ご飯前に、おかずではなく、おやつ的に納豆を一パック食べる
果物や甘いものは夕食後は食べない、コーヒーも飲まない
それと零時まで起きていたが、遅くても22時半までにはベッドに入るようにした。
零時に寝て8時に起きるより、22時に寝て5時に起きる方が遥かに目覚めが良い。 これで怠けている体操を再開できれば尚更良いのだが

若いころから大病はしないが、貧血、発疹、蕁麻疹など明らかに血液の汚れからくる軽症が時々起った
それで対処法を勉強してニンニクエキス(キョーレオピン)、酵素、スピルリナ、養命酒、肝臓強化(レバコール)の栄養剤などを常用してきた
銅とアルミの微量通電なんかも試して見たことがある
そのせいか貧血はなくなり、蕁麻疹も起きなくなった、もっとも発疹や蕁麻疹は若いころに3~4回あっただけだが、貧血はしばらく続いていた
貧血は栄養剤よりも酒を飲むようになったら治った気がするのだが。

韓国旅行をしていた頃は仁川空港で毎回「朝鮮人参(本サム)カプセル」をアシアナ特価で買ってきて飲んでいた、その効果はあって風邪などは数年に一回ひくくらいであった。
いろいろ試してきた貯金なのか、今も毎日元気に過ごしている
けれども最初に書いた通り、微妙な体調変化は起こっている
消化器系の不具合、口内炎、目の衰え、筋力の低下などを感じる
年相応に対処するときになったのか、まだまだ気持ちは元気なのだが・・・