昨日は若手社員の研修のため、彼女らを約1時間半さきの長岡市まで車で送っていった
開講が9時半と早いので、5時に起きて7時半に出発、ちょうどいい時間に到着した
終了は4時半なので、それまでの私は退屈をもてあます、しかも長岡は結構な冷たい雨で外歩きができない
この町は20歳前後に、新潟大学工学部へ進学した友だちと遊ぶために駅南へちょっとの間だけ来たくらいで
あまり詳しくないが...
10時に開いているのは、大通りを流していたらイオンの広告塔が目に入ってきた、今朝5時半に地元の
イオンで買い物したら、今日は5%割引の日だった
明日から新幹線で横浜出張、小さめのショルダーが欲しかったので丁度よかった、さっそく看板目指して行った
ここで衣服や靴を見て歩いたり、カバン、パジャマ、マフラー、次男坊のセーターを買った、それで1時間
消化出来た。 さてお次は・・・・久しぶりに映画でも見るか・・・ネットで映画館を探したら、わりと近くにある
行ってみたら、劇場が10ヶある大きなシアターだった,
4年ぶりくらいの映画館
上映映画の一覧を見たら「ゴジィラ」があった、最新作か? 見たい! 大好きなゴジラ
でも内容を見たらアニメだった! こりゃダメだ、他を探したら「ボヘミアンラプソディ」があった
シニア料金で1500円が1100円に、歳をとって良いこともある、八景島もそうだった
1980年代の人気ロックグループ「クィーン」のボーカリスト、フレディ.マーキュリーの生涯とメンバーの友情
唯一愛する妻と、同性愛の性癖の間で苦悩するマーキュリーの孤独と死を描いた映画
マーキュリーはエイズが原因で1991年に45歳で亡くなった
出演者は本人ではないが、よく似た俳優を選んでいる、そして映画での歌は全てクィーンの本物である
映画館で聞くロックは、最高のボリュームでしびれっぱなしだった、特にマーキュリーの歌声はなんと言おうか
心地良いの一言だ、全てを吐き出すような、無限に湧き出るような、空を突き抜けるような
そして少しも外れない、少しもかすれない、まさに透明感あふれる神の声
ジョンレノンのシャウトも好きだ、ナットキングコールの声もたまらない、だがマーキュリーの歌声は・・・
たしかにオペラだってやれそうな腹から思い切り出てくるパワーたっぷりの声、魅力
クィーンのヒット曲はローリングストーンズ程度に知っている、フレディ.マーキュリーの事はミックジャガー程度に
知っているが、ビートルズに比べたら、ほとんど知らないと言って良い
でもこの映画を見て、クィーンの誕生と、クィーンの個性的な曲作り、天才的な音楽感性、そしてマーキュリーの
生い立ちと奥さんとのなれそめ、同性愛の相手のこと、それを一度に知った
そしてあらためてクィーンの映像や楽曲を聴いてみようと思った
ライブエイドで歌った最後の曲「ウィ ア ザ チャンピオン」今まで聞いたこの曲の中でもっとも感動した
音楽も素晴らしい、映画も素晴らしい、また映画館の虜になりそうだ
それにしても主演のラミ.マレックがひげを生やしたマーキュリー(ライブエイドのシーン)を演じたときが最高潮
まさにそっくりさん中のそっくりさん、本物の映像と見比べたが、全くそのものの動き、蘇ったフレディマーキュリー
スピルバーグが蘇らせた「ジュラシックパーク」の恐竜に匹敵する驚きのシーン
そして、この映画を見なければ、ライブエイドシーンは、ただのライブエイドで歌うクィーンでしかなかった
その裏でおこった様々な事件、葛藤、愛、裏切り、友情、告白それを知ってこそライブエイドのシーンで最大の感動を知る
クィーンファンは言わずとも見るだろうが、単なるロック好きでも見る価値が存分にある
30代40代くらいの女性客が多いのには意外な気がしたが、それでいいのだ。
映画が終わったら1時半だった、お腹がすいてきた。 映画館と繋がっているショッピングセンターで何か食べようと
行ってみた、巨大なショッピングモールだった、これには驚いた
彼の田中角栄氏が信濃川の原野を買って開発したのが、この千秋が原打と言うことだが、今は病院やSC、美術館
映画館などが建ち並ぶ賑やかな一帯になっている。
しかし、SC中にあったのは私の苦手なフードコート、セルフスタンド同様、我が儘な私には無理
戻って外に出たら、中華店があったので、そこでノンアルで一息つき、中華丼を食べた
焦げ造りのタレの風味と香ばしさがたまらない、なかなかおいしい中華丼でした
2時半、雨はますます強く「どうする」・・・・そうだ日帰り温泉がいい
またネットで探したら、これも近くにある、さっそく行ってみた、結構大きめの施設だ
マッサージも床屋もある、マッサージでもしようかな、でもこの前の同級生旅行でちょっとマッサージにお金を
かけ過ぎたから、今日は我慢だ
そして温泉で小一時間過ごしたが、まだ1時間残っている、それで長岡の町をちょっと流してみた
道を覚えるのも趣味の一つだ、後日何かの役に立つ、特に業者や問屋、旅行社とのコミュニケーションに
長岡は銀行員だった弟が、本店と支店3つを経験した町でもある、その銀行も間もなくより大きな地銀と
合併する、ちょうどいい頃に弟も退職してよかった、若手行員は先行きに結構不安を持っているようだ
そんな事で時間を潰して、もう少しあったのでコンビニまで歩いて行って、それで15分ほど暇つぶし
4時40分、終わって社員が出てきた、真っ暗な雨の高速道をひた走り、わが町に着いたら雨など少しもなく
気温も長岡より3度も高かった
なにはともあれ、充実した一日だった。