神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)

風吹くままに 流れるままに
(yottin blog)

映画「PERFECT DAYS」を見た

2024年04月09日 07時12分28秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 たいがいの人は、他人の生活など興味が無いし、見てほしいと言っても見たくないはず。
ところが何のへんてつもない平凡なトイレ清掃員の生活を、わざわざお金を払って見に行く
私も、その一人になった。  なぜ行ったのだろうか? それはこの映画の評判が良かったと言うことに尽きる
ごくありふれた生活ドラマだと書いてあった、だから事件だとかが映画の中でおこることは最初から思っていない
そうだ、もう一つは全編にオールデイズナンバーがかかっているという情報
これには少し心が動いたのだった。

田舎で、マニアックな映画を見るのは容易でない、いつも話題作、封切を見に行くのは総合シアターで、そこでは上映予定が無かった
金沢、富山から新潟まで上映館を探してみたら、それなりに4月まで上映している映画館はいくつかあった。
そんな中で気をひいたのは、上越市高田の映画館「高田世界館」
もちろん過去には行ったことがない、なぜここに決めたかというと、この映画館が出来たのが1911年なのだそうで、日本でも最古の映画館の一つらしい
映画もさることながら、映画館そのものを見たいと思ったからだ

さて映画に戻って。 
現役で働いている人も、現役を退いた人も、ほぼ毎日同じパターンで生活している人が大部分だろう、そして休日だけが特別な日
それを平凡と言う、だからこの映画に平凡以外を求めてはいけない
そんなワンパターンの生活の中に、時々他人が紛れ込んでくる、時には巻き込まれてしまう
それが若い女性で、昭和の遺物のカセットのオールデイズナンバーを「良い歌ね」とか「私、これ好き」などとささやかれたら、自分が言われた気になって無口な男でも、ついつい頬が緩んでしまう、それが男という者だ。
ましてや感謝のほっぺにちゅ!でもされたら舞い上がって人生を狂わせてしまうかもしれない、そうなればこのドラマはテーマを失って終わってしまう。

幸いに主人公は、そんな風にはならず、近くのスナックのママにほんのり好意をもって週一だけ通う
こんなささやかな楽しみが、単調な暮らしの男にもいくつかある
写真、木、誰かがトイレに置いていった手書きの○×ゲーム、朝一の天気、モーニングコーヒー、まだまだ探せばいっぱいある
それを自分でも、「自分の生活の中で探してみよう」と思わせてくれただけでも、この映画を見た価値はあった
あるいはブログの中で、それを既に書いているのかもしれない。

男の決まった生活サイクルの中で、令和の若者と、昭和中期若者だったおっさんとの興味深いズレが描かれている
50年の過去を持つ昭和男は同じ日常を淡々とこなし、50年の未来を持つ平成の若者の、まだ確立されていない不安定な毎日
昭和人は若い時から日常サイクルを持っていた、しかし平成人の若者の数十%は浮草のような不安定な一日を送っている
それでも1時間後が見えない外国の戦下の人たちよりは遥かに平和に生きているのだ

そして昭和が骨董価値で売れる時代が来た、だが昭和人は金よりも物を大事にして手放さない
手放せば二度と戻ってこない、売って得た金は三日と持たずに無くなる
昭和人はそれをいやと言うほど経験してきた、失ったものが戻ってこない虚しさ
金より物が大事だと知っている昭和人のブルース。
それが物だけでなく、信用や友情、過去などの見えない価値観にも言える
だから、昭和人は、それを無くさないように生きている、それが滑稽で不思議に見える現代の若者
でもこの映画では昭和人のそんなミステリアスな部分に引かれる女性も登場した
俺たちの時代は「教える」ではなく「盗んで覚えろ」だった、それはこの映画の若い女性も、そんな昭和人を見て何かを感じる
男が無口なのには様々な理由がある、だからこそ言葉が通じない若者との交流では語るより「感じろ」なのかもしれない

何に一番感動したかというと姪が家出して主人公を頼ってきて、一緒にトイレ掃除をしたシーン
令和の時代、何もかもが揃っている だが何もかもが手に入るかというと、多くの人は手に入れることができない
「金が無ければ恋もできないのかよ」と現代の若者は嘆く
昭和人は金では手に入らない、あるいは、金が無くても手に入る「実体のない幸せ」を自分の中に持っている
それを持たない令和の若者には不思議なおじさんに見えるのかもしれない

それと、いい加減で何の夢も持たないように見える若い同僚が、障害を持った青年に自然体で接している優しさ、昭和人には理解しがたい若者の生態、これは昭和人には少ない感情
この映画を見る多くは昭和を生きた人たちのようだが、平成生まれの人たちにこそ見てもらいたい映画だ
私ももう一度見れば、より深く、この映画を理解できると思う。

今日、私と一緒に見ていた観客は20人ほどで、ほとんどがシニアの男女だった
そしてスタッフとの会話から常連の映画ファンらしい
感動したのは、映画のエンドロールの辺りで2度拍手があったこと

この映画館は、新潟県で起きた2つの地震で営業をやめるまで追い込まれたらしい、それを市民有志が募金したりして、今は映画好きの市民NPOが運営していると言う。
それで、もぎりは若いお姉さんだったし、館内にも一人、お姉さんが同席していた、運営スタッフなんだろう。
10時上映の25分前に行ったら、もぎりのお姉さんが「今、暖房を入れたばかりなので、まだ少し寒いかもしれません」と申し訳なさそうに言った
それがローカルで、ビッグシアターには無い景色で嬉しくなった

館内も予約すれば見学できるらしい、ネットで見たら二階席、三階席もあるのかな? オペラ劇場みたいな感じか(オペラは見たことないけど)
登録有形文化財、近代化産業遺産に登録されているそうです。

さすがに古い映画館で、椅子も昔のあれ、座り心地は良くなかったので、別の椅子に座ったら、そこは良かった
マルチシアターとはまるっきし違う映画構成で、今度は電車で見に来て、一日この町を歩き回ろうかと考えている。


チケット(そのまま)




「さよならマエストロ」終わる

2024年03月20日 08時57分58秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 最近は記事ネタが多くて、日が過ぎてからの掲載が増えて来た
今でも1日に2記事書いているので、これ以上掲載しても分母が増えるだけで分子は変わらないので、無駄ってことになるから・・・

「さよならマエストロ」は日曜日に終わって、掲載が今日になってしまった
でも、なかなか良いドラマだった、普通オーケストラが題材のドラマは私にとっては退屈なんですが、このドラマも毎回、録画再生ボタンを押すまではなんか「見なくてもいいわ」と思ってしまうんだけど、見始めると1分で入り込んでしまう。

以前も、オーケストラが偉い人の陰謀で解散させられそうになるのがあったけど、あのドラマの何倍も、こちらの方がストーリーも、視点の広さも、キャストも全てにおいて素晴らしい。
なにか淡々と進行して行って、一人一人の悩みや苦しみが、感情の一つが完全に欠如しているマエストロのおかげで解決していく爽快感
俗物の塊である私などが、とても行きつくことができない人間性、あんな人が現実にいるのだろうか? と思うが、育ちの良い人の中にはいるらしい。

まあ、ちょっと現実的でないことを言えば、坊主頭の甲子園のエースの高校生が、突然指揮者に憧れて、親に勘当されてまで変わってしまうという設定
なんか強豪相撲部の生徒がバレーダンサーに転身みたいで笑えた。

それと私の憧れの富士山が、いつも背景にあるというのが気分良くしてくれた
キャストもフルート美人やティンパニーのお姉さん、指揮者を目指す市長の娘
まだタレント名知らないけど、毎週会うのが楽しみだった。

それと助演で良かったのは、西田敏行。 いろんなドラマで見たけど「ハマちゃん」以外の役は、「女太閤記」の秀吉役とかどれも鼻について嫌だったが、このドラマの音楽喫茶のマスター役はぴったりどん!だった。ハマちゃんだけにハマり役だった。
1年半いろんなドラマを見たけど、これは5本の指に入る名作だったと思う
感動のドラマだった
もう一度人生があれば、こんな人生も悪くないかな。




大相撲は11日目、予想通り大の里、尊富士に大関をぶつけて来た
優勝ライン13勝とすれば、大の里と琴ノ若は5連勝、尊富士は3勝2敗で良い
12勝なら豊昇龍、貴景勝、豪ノ山、高安、御嶽海、湘南の海が5連勝
大の里、琴ノ若4勝1敗、尊富士2勝3敗
数字では俄然、尊富士が有利、三大関は霧島が休場しなければ13日目から潰し合いが始まる。
今日の琴ノ若、尊富士戦 大の里、貴景勝戦でほぼ優勝の行方が決まりそうだ
予想では琴ノ若が尊富士に勝つ気がする、昨日は大の里はまさかの投げで自滅したが、それだけ尊富士の圧力があったということだ
だが琴ノ若は尊富士のダッシュを受け止めそうな気がする、そのあと落ち着いて寄れば琴ノ若が勝ちそうだ。
大の里、貴景勝は五分だと思う、押し合いなら貴景勝有利、先手一気の寄りなら大の里がはたき込みで勝ちそうだ。
尊富士が負ければ、来場所横綱獲りがかかる琴ノ若が俄然有利になるだろう。
明日も尊富士は大関戦になるはずだ、相手は豊昇龍ではないだろうか。






映画とドラマ

2024年03月06日 09時33分50秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 この一週間は、ずっと天気が悪くて寒い、一日おきには歩いているが、ほのぼのとしない。
その代りブログ更新とテレビでの映画、ドラマを見る回数がぐっと増えた
最大15本から始めた春ドラだが、面白くない物を削って行ったので、今は
「春よ来い」「ブギウギ」「大奥」「おっさんのパンツ・・・」
「新空港占拠」「光る君へ」「さよならマエストロ」「Eye love you」
「不適切にもほどがある」の9本になった。
そうだ「舟を編む」も見だして10本だ
病院物は3本あったが、すべて途中棄権した、先週はついに「院内警察」もやめた、謎が無い、謎が薄っぺらい、謎が支離滅裂なミステリーは飽きてしまう
残ったのはどれも面白い。

「おっさんのパンツ・・」はジェンダー問題とハラスメントを扱っている
「不適切にも・・・」ハラスメントと親子世代の時空と社会常識のズレを扱っている

最近見た映画「空気殺人」(韓国)は加湿器用殺菌剤で数千人の被害者が出た実話をもとにしたフィクション映画
製造会社の悪を暴く人権派女性弁護士の法廷もの。利益しか頭にない巨大企業、その弁護士は女性弁護士が尊敬していたベテラン弁護士であった。

「高速道路家族」(韓国)貧困ファミリーが転落していく社会問題提起
高速道SAで寸借詐欺をしてその日暮らしをしている家族、その後夫は警察に逮捕されて、残された身重の妻と二人の子は、どう生きていくのか。

「さびしんぼう」16歳の謎の少女「さびしんぼう」(富田靖子)実は16歳当時の母(藤田弓子)の化身、と主役の高校生(尾身としのり)が名付けた女子高生「さびしんぼう」(富田靖子)の青春ファンタジー
1985年作品で、若い富田靖子(おっさんのパンツ)尾身としのり(鬼平犯科帳)が初々しい。

だめヒモ夫(または同棲?)DVと貧困で売春に身を落す沖縄の17歳の子持ち少女を描いた「遠いところ」カルロヴィヴり国際映画祭出品作品

「雑魚どもよ、大志を抱け」主人公は平凡な小学生(池川侑希弥)、ヤクザな父を持つ隆造、小柄でドモリみんなにバカにされるトカゲ、東大を目指す変わった少年、映画監督を夢見る気弱な少年の5人グループが様々なトラブルに出会う青春ドラマ。
 
「散り椿」岡田准一主演の武士道映画 藩の悪に立ち向かう剣術の達人である側用人(西島秀俊)と。それを助ける脱藩浪士新兵衛(岡田准一)
この二人に愛された武家娘(麻生久美子)、その妹(黒木華)は新兵衛に想いを寄せる。
いずれも印象深い良い映画だった。




韓国映画

2024年03月04日 08時31分33秒 | 映画/ドラマ/アニメ
昨日、衛星放送録画しておいた韓国映画を見た
「高速道路家族」
「半地下・・・」「一日(ハル)」なんかもそうだが、ごく普通の人間模様で一本の優れた映画を作る技術が韓国にはあるようだ。
高速と半地下は、並の暮らしよりかなり苦しい生活者が主人公だが、そのような社会から取り残された家族が強く生きていく、そしてそれが壊れた時の脆さ
日本でも現実に貧富の差が広がり、都会と地方の収入格差や、いつ解雇になるかわからない低収入の派遣労働者、アミューズメント格差、人口問題、高齢化、医療格差も広がりつつある
いずれこのままだと、韓国映画のような題材が地方でいっぱい拾えるようになりそうだ。

投資話に騙されて借金を背負い逃げ回る家族、夫は高速道のSAで寸借詐欺を繰り返して、何とか家族を養っている・・が逮捕され
残された身重の妻と二人の子供は、訳ありの女性の家につれていかれて・・・

日本の少子化が問題視されているが、韓国はさらに上を行く少子化で50年後とかには2000万人台になると言う、北朝鮮がその頃どうなっているかはわからないが、半島もこの50年で様々な問題が出てくるだろう。

韓国ドラマは最近ほとんど見ていない、貧しい家の娘と、金持ちの息子の恋愛にイリイリさせられるワンパターンには飽きた
だが映画は秀作が多い、社会問題に向き合うドラマが面白い
何でもない日常の中のちょっとした問題が映画になる、それを面白くみられる感覚は、薄味のお吸い物を頂くような感覚である
後味がいつまも脳裏に焼き付いている。




佳境に入って来た連ドラ

2024年02月19日 08時12分48秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 連ドラも5話、6話と進んで来て、その良し悪しもはっきりした来た
ここに来て心に響くドラマは「光る君へ」「さよならマエストロ」「春になれば」「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか」この4本になった。
ここに見てはいないがブロ友のwadaさん推しの「不適切にもほどがある」を加えて最初から見ようと思う

今回の4つはどれも感動的な回であった。
「さよなら」と「おっさん」は内容もそっくりで「あらら」と思った
「さよなら」では別居中の妻が、音楽以外にまったく無神経なマエストロの夫に離婚を突き付けて自分の好きな道をどれだけ犠牲にしてきたかと責めたてる
これに愛想が尽きた息子と娘は家出、夫と妻はもともと別居で家族バラバラ
しかし両親の真を見た子供たちが戻り、妻も家に戻って何年振りかで家族4人が同じ食卓を囲んだ。
「おっさん」でも家族の為に自分がやりたかったことを全て犠牲にしてきた妻がついに爆発、それを理解したバラバラ家族の夫、娘、息子が団結して妻に感謝の形を示す、そして久しぶりに家族4人で食卓を囲む。
あまりにも似た内容でびっくりした。

もともと「おっさん」は近年取り上げられ法制化も進みだした、ジェンダーやハラスメントをテーマにしたドラマ。
原田泰造演じる主人公沖田は会社の室長で若い部下を管理している。
そもそも管理している意識が現代ではハラスメント、私より設定は若い主人公であるが、我々と同じ昭和世代の人間そのもの。
「男だろ」「男のくせに」「お茶を出すのは女の子の仕事だろ」「おれたちが若い時はなあ」「家庭より仕事の方が大事だろ」などを連発
ところが家に帰れば息子は(彼から見て)女装趣味で引きこもりの(情けない)状況、かといって強く言えず、気遣いは人一倍、腫れものに触るよう
娘はバイトで生活しながら趣味の漫画作家に没頭、しかし食えるまではいかずあきらめの境地、昭和男丸出しの父を軽蔑している。
そんな男がだんだん現代の世界に慣れてきて、ハラスメント、ジェンダーに理解を示していていくと言うドラマ。


だが、「男と女問題」「パワハラ、セクハラ問題」よりもっと身近なところに、今までの歴史の中でも本人しかわからない、周りは家族でもわからない問題が隠れていた。
今回は、そこに焦点を当てたのは作者の金星だったと思う。
ジェンダー差別の被害者である息子も、社会の底辺であがく娘も自分は被害者だと思っているが、そんな立場の人間さえ加害者だったと言う回だった。


それは母親の立場、沖田の妻(富田靖子)はいつも笑顔の良妻賢母だ
昼間は弁当屋でパートタイマー、終われば家に帰って家族の食事作り、唯一楽しみはテレビで大ファンの若手グループを見ること。
彼女が作った弁当が賞をもらった、そして家族にも食べてもらおうと張り切って帰宅、作って待っているが夫は帰りに一杯やって帰ってこない、娘も遅い
閉じこもりの息子は毎日一人部屋食で誰も部屋に入れない
ドアの前の廊下に置いた食事はそのままほったらかし、ようやく夫と娘は帰ってきて食卓に着くがおしゃべりに夢中、食べてはいるが料理そっちのけ
妻は「おいしい」の一言をもらいたくて二人の顔を見るが、二人は料理も見ないで口に運んでいるだけ
たまりかねて「どう」と言えば、夫は「うん 冷えているね」と言うだけついに妻はこれまでの我慢が爆発する
そしてようやく妻の陰の力を認識した三人は協力して、妻がファンのグループのコンサートのレアなチケットを贈るために努力する、そしてゲット
その夜、閉じこもりの息子も食卓について何年かぶりに家族全員で夕食を楽しむのだった。


この回の妻の気持ちは、たまに自信作を家族に提供する私も毎回同じ気持ちでいるからよくわかった、心の中で拍手した
と同時に、私や息子は女房殿が作る夕飯に、そういう気持ちでいたか?とも考えさせられた。









ゴールデンカムイを見て来た

2024年02月01日 09時48分50秒 | 映画/ドラマ/アニメ
映画「ゴールデンカムイ」を見て来た、それほど見る気も無かったが、この前たまたまテレビで見どころ特集をやっているのを見て見たくなった。
本当は「サイレントラブ」が見たかったのだが、時間の関係で無理だった、これは次回にとっておこう。

これもベストセラー漫画の映画化なんだそうだ、漫画は全然読まないのでまったく知らなかった。
主演は山崎賢人、山田杏奈、そして眞栄田郷敦、工藤阿須加、玉木宏、舘ひろし
などが共演。

アイヌの莫大な黄金を奪った凶悪な男(のっぺらぼう)が隠して、刑務所の中でその埋蔵場所を24人の囚人の体に入れ墨で書き記した。
熊の皮を剝いで防寒具や敷物にするように、入れ墨囚人の皮を剝いで並べれば一枚の地図になると言う仕組みだ、当然ながら囚人たちはそんなことは知らない。
その後、囚人たちは脱獄に成功して北海道各地に散らばる。
それを知って彼らを追うのが、軍隊最強の第7師団のあぶれ者たちと指揮官の鶴見少尉(玉木)の一団、
日露戦争で死線を越えた不死身の杉元(山崎)、彼を助けるアイヌの少女アシリパ(山田)、脱獄王の異名を持つ入れ墨囚人白石(矢本悠馬)の3人
新選組の生き残り土方歳三(館ひろし)、永倉新八、斉藤一の3グループ
(歴史真実では土方は函館で戦死、永倉と斎藤は明治時代を生き延びて天寿全う)

鶴見は上官さえ打ち殺す残忍な男、しかも日露戦争で頭蓋骨が粉砕されてから異様な行動に走るようになった、部下たちも冷酷非情な者ばかり
鶴見は捕らえた囚人は容赦なく殺して皮を剝ぐ
鶴見の目的は北海道に軍事独裁国家を築くことだ。
杉元は捕らえた囚人の体の地図をアシリパに書き写させるだけ。

複雑に絡み合って死闘を繰り広げるアクション映画、今回で終わらないので続編があるのだろう。まだ序章のようだ。

観客は30名ほどだったが、95%が40代以下の女性だった、アクション映画なので意外に思ったが、山崎賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦などを見に来たのだろう、私はまったくわからない
それでも去年からテレビドラマで若い俳優さんを見るようになったから、そのうち知ったかぶりを始めるかもしれない。
今回、知っているのは玉木と館だけ、新選組土方が生きていたと言う設定も面白い。

しかしアクションシーンの激しい動きをどのように撮影しているのだろうかと見ていたが、見事としか言いようがない。
ヒグマと白狼のリアルも凄い、203高地の戦争シーンもスケールがでかい
久々に興奮した映画だった。




春の新ドラマ評 3

2024年01月25日 12時27分23秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 雪は時々降ってくるが、青空が出てきたり複雑な様相になっている
風が強いので降っても積もらない、まだスノーダンプや除雪機の出番はない 
道路交通情報や、新潟県、富山県のライブカメラのアプリを入れてあるので、夜中でも交通止め情報が音声で送られてくる。
当地はテレビラジオで言うほどひどくないが、アラレが降ると一気に道路は白くなる、でも続かないので深刻ではない。
来週は晴れ間が続きそう、このまま2月になっていきそうだ。


 月末にきて新たに2本始まった「eye love  you」〇 海で溺れかけてから、目の前の心の声が聞こえる能力が身に着いた30歳女子、その能力を生かしてギフトチョコの会社の社長になって活躍。
ウーバーイーツバイトのラッコ大好な、年下の純粋な韓国人留学生と知り合い、次第に恋に落ちていく
青春トレンディドラマなのかな、清潔感溢れる若い役者が勢ぞろい。
内容的には、それほど深い感動的な内容ではないが、主演の二階堂ふみが清潔感溢れていて見ているだけで楽しい。

「マルス ゼロの革命」△=高校に転校生(美島零=ゼロ)がやって来た、教室にはいじめに遭って自殺未遂の生徒相澤(板垣季光人)がいた。 癖のある教師陣、虐めグループ、違法薬物。 
ゼロは相澤を助けて虐めグループを退治、違法薬物売買の教師を逮捕させた
ゼロは1年前姿を消した動画サイトのヒーロー「マルス」であり、相澤は熱烈なファンだった。 
スクールアクションかと思ったらこれからの敵は一般社会の闇組織、推薦入学を餌に集まったやる気なしの高校生と組んでゼロは闇組織と戦うのか?
このドラマもまた現実味の薄い無理な設定になりそう・・

これで16本見たが4本を没にした。
「恋の1000本ノック」=退屈そう
「めぐる未来」=気持ち悪い
「恋する警護24時」=ストーリーより役者に視線が行きすぎ
「きみが心をくれたから」=意味不明のストーリー、死んだ人間が取引で生き返る理由がわからない、あの世の使者が人間的すぎる、時代が行ったり来たりしすぎ
山田裕貴のセリフと演技が臭すぎる、山田には純粋な青年役は似合わない。

推しドラマ
「大奥」=今後の展開が楽しみ、小芝風花が良すぎる、根性復讐ドラマになりそう、韓ドラ的で面白い。

「春になったら」=演技とは言い難いが木梨の大声と前向きのさっぱり感で元気が出る、大物お笑い芸人疑惑のさなか、木梨が純粋に見えて来た(本性はしらないが)余命3か月の設定が期待感を持たせる。

「さよならマエストロ」=とにかく感動の連続で人間模様が素晴らしい
爽やかなドラマ。 「リバーサルオーケストラ」同様、市民オーケストラが解散に追い込まれる設定だが、こちらの方が数段上のドラマだと思う。
のほほ~んとしながらも音楽には情熱を燃やすマエストロに、西島秀俊がハマり役。

「ブギウギ」=笠木静子をモデルに戦前戦後の混乱期、吉本の創成時代、有名劇団での人間模様、関西人の陽気なスタイル、肩の力を抜きながら見られるのが良い。

「光る君へ」=吉高由里子のゆで卵のような顔が好き。 勝ち気で教養がある気の強い、まひろは貧乏貴族の娘、右大臣家の三男坊三郎と子供の時から知り合い、大人になって互いに惹かれ合うが、三郎は母の仇の弟だった。
後に日本一の権力を得る三郎(藤原道長)と紫式部になる、まひろの関係はどうなるのか、藤原四家の勢力争いが絡みワクワク感がいっぱい。

「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」
原田泰造もとぼけた味を出しているし、ガチガチの昭和男が無意識に行っている行動や発言がすべてヘイトと判定される現代、その息苦しさは私も感じているだけに共感できる。 そして無意識のヘイトが多くの人間を傷つけたことも理解できるようになってきた。

「さよならマエストロ」と「光る君へ」が春のラインナップの中で最高かな。



映画「サニー」韓国版と日本版を見比べてみた

2024年01月24日 07時34分14秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 昨夜から今期最高の寒波で大雪の警報、注意報がでて富山県、新潟県の高速がストップ・・・どれだけ積もるか身構えていたが今朝見たら10cmほどだった。 今は止んでいる、強風が一晩中ふいていたので雪は山へ行ったようだ。
国道18号では昨日夜にスタック車両が出て交通止め、深夜1時頃解除された。

録り溜めた映画「Sunny 強い気持ち・強い愛」を見た
広瀬すず主演 今日24日15時から有料衛星放送で再放送です。
この映画は2011年に公開された韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」をリメイクした日本映画で2018年に公開された。

韓国版は何年も前に見て録画してあった、日本版は近頃衛星放送で放送されたのを録画してあったのを見たばかり
前に韓国版を見たなあ」と思い出して調べたら録画してあった、もう内容は忘れていたので、日本版を見てから韓国版ももう一度見た
ストーリーもセリフもほとんど一緒だが時代背景が違うし、国も違うので登場人物のプロフィルにも違いがあって面白かった。

この物語、高校生時代と20数年後の現在が行ったり来たりする映画で、一人の人物が高校生と大人になった今に登場する
だから同じ人物を高校生役と大人役の二人の俳優が演じる
例えば主役の奈美役は高校時代が広瀬すず、大人になった奈美を篠原涼子が演じた。
「サニー」は高校時代に仲良し6人で作ったグループの名称(韓国版は7人)
高校を卒業してからバラバラになって会うこともなく20数年、それぞれの道を歩いた。

日本版の高校生の時代は安室奈美恵がブレークした1995年から1997年の間
映画の所々に安室を中心に当時の華やかでリズミカルな曲がかかっている
女子高生はルーズソックスが流行していたゆる~い時代で、小ギャルと呼ばれた女子学生の元祖パパ活が都会ではちらほら、主人公の女子高でも不良女子がパパ活、恐喝、覚せい剤使用などをやっている。

韓国版の高校時代は1980年代の軍事クーデター政権の時代。
主人公の兄の役柄にも違いが生じる、日本版ではおたく、引きこもりの23歳、韓国版では反政府運動に加わって警察に目をつけられている左翼活動家。
サニーのメンバーの役柄は日本版も韓国版も同じ(韓国は1人多い)
バックの音楽は映画タイトルになっている「サニー」など

1960年代後半にヒットのシェール版 当時人気の日産サニーが


主役の奈美(広瀬すず/篠原涼子)は阪神淡路大震災で被害を受けて淡路島から東京へ引っ越してきた(韓国版は田舎町からソウルへ出てきた家族)
方言があって同級生から「田舎者」とバカにされるが、サニーのリーダーの芹香(山本舞香/板谷由夏)は奈美を友達に誘ってくれる、他の3人も異存なく友達になる
ただ美人の女子高生(ファッション誌のモデルにもなっている)ナナは田舎臭い奈美が嫌い、だがサニーのメンバーになることには反対しない。
なぜナナは奈美を嫌うのか?

高校生の娘の母である現在の奈美は金持ちではないが夫が稼ぐので専業主婦でまずまず豊かな暮らしをしている(韓国版はもっとリッチな家庭)

実母が入院しているので病院へ見舞いに行き、そこでガンの闘病をしている芹香と再会する、しかし芹香は余命一か月であった。(韓国版は二か月)
幾つかの会社を経営して大成功した芹香だが、家族もなく寂しい終焉を迎えようとしていた、そこに偶然、奈美が現れて、芹香は死ぬ前にサニーのメンバーにもう一度会いたい、行方がわからない仲間を探してほしいと頼む。

学校へ昔の担任を訪ねていくと仲間だった梅(富田望生/渡辺直美)も先日学校に来て行ったと名刺をくれる。
梅は不動産外交員(韓国版は生命保険外交員)だが売上最低でクビ寸前だった、だが持ち前の明るさで気にしていない。梅は知り合いの興信所へ奈美を連れて行く。
探偵はすぐに裕子(野田美桜/小池栄子)を見つけた、裕子は整形美容のカリスマと結婚して玉の輿、最も優雅な生活をしていた、しかし勝ち気の裕子は夫の浮気癖に頭にきていて離婚を考えていた。

次にシン(田辺桃子/ともさかりえ)が見つかった、シンは美容院を経営していたが失敗して多額の借金をして離婚、アル中になって荒んだ最低の生活をしていた、娘とも暮らすことができない状態だった。
そして芹香が死んだ・・・・・
生前の芹香に会えた奈美と梅と裕子が葬儀に参列、そこにシンもやってきて泣き崩れる。
高校時代、覚せい剤中毒の同級生(韓国版はシンナー中毒)に顔を切られ、頬に大きな傷を負って行方不明になった有望なファッションモデルだったナナ(池田エライザ)は葬儀に来るのか? そして探偵の手にある芹香の遺書には何が書かれているのか。

大人になった「サニーメンバー」(韓国版の役柄名)
主役の奈美(ナミ)は反抗期の娘に手を焼く専業主婦
芹香(チュナ)は幾つもの会社を経営している実業家になった
梅(チャンミ)は営業成績最低の営業員
裕子(ジニ)は玉の輿だが夫の浮気発覚
なな(スジ)は高校生の時からモデルだったが顔に傷が出来て行方不明
しん(ポッキ)は美容院経営が破綻してアル中の雇われママ(韓国版はホステス)
韓国版では小説家を目指したクムオクがいるが、日本版では該当者なし。

ワタル(三浦春馬)との淡い恋、大人になって会いに行くが・・・
なんと3日間で両方の映画を計5回も見てしまった。

それにしても、最初は奈美が広瀬すずだとは気づかなかった、役ごとに別人になれるのが本当にうまい役者だ、どの映画を見ても同じ役者臭の役者は映画やドラマに入り込めない、その点では広瀬はたいしたものだ。








韓ドラブーム 再思考

2024年01月21日 07時46分07秒 | 映画/ドラマ/アニメ
韓国映画「サニー 素敵な仲間たち」を見直して、また韓国ドラマに火が付き始めた、録画した韓ドラはDVDで300枚くらいある、他にも買ったドラマDVDも、これを見直しながら断捨離・・・考え中。

「冬のソナタ」で韓ドラブームが一気に盛り上がったのは20数年前の2000年~2005年頃
特に、おばちゃん世代が盛り上がって、韓国旅行客が爆発的に増えた、日韓関係も最高潮の最良であった、北朝鮮と蜜月だった文(ムン)政権の時には日韓関係は最悪であったが、今のユン大統領になってからは回復傾向で、今朝の新聞世論調査では良いと悪いが半々まで戻って来た。

「ヨン様」が流行語大賞になったかどうかは知らないが、猫も杓子も「よんさま」、本場の韓国ではそれほどの人気ではなかったらしいから、もっと前のアメリカのエレキGのベンチャーズと同じ。


「春のワルツ」「夏の香り」「秋の童話」「冬のソナタ」必ず出てくるセット販売、私もこの4作全て見た。
春のワルツのハン・ヒョジュ、夏の香りのソン・イェジン、冬のソナタのチェ・ジウ、いずれもキュートまたはビューティフルだった。
秋の童話はソン・スンホン主演だが女優は印象にない。 21世紀に入って間もないころのドラマ、その頃は私も毎年1~2回は韓国旅行を楽しんでいたのだった。 そしてドラマもよく見た
夏の香りで初めて見たソン・イェジン、あっという間にファンになった
それとハッピートゲザーのキム・ハヌル、この二人が最高
その後にチャングムにハマって、イ・ヨンエのファンになった。

春から冬の4部作の中で、冬ソナが圧倒的なヒットとなったが、私は「夏の香り」が最高傑作だと思った。
その後、ソンイェジンの人気はうなぎのぼりに、私も主演作のほとんどを見て来た、残念ながら限定ネット配信の「愛の不時着」だけは見ていない
一昨年3月、共演したヒョンビンとイェジンが結婚して子供も生まれた。

「夏の香り」は韓国独特の輪廻転生の思想が組み込まれていて、それが謎解きのように姿を現してくる。
共演したソン・スンホンには女房殿がファンになった。 ソン・スンホンはハッピートゲザーにも出てキム・ハヌルと共演したが(主演はイ・ビョンホン)映画「氷雨」でもスンホンとハヌルは共演している。

「夏の香り」は、雨の登山道で迷子になったヘウォン(イェジン)はミヌ(スンホン)の助けで山中で一夜を明かして無事に帰ってくる。
ミヌは恋人を亡くしたばかりで傷心の登山であったが、そこで出会ったヘウォンに亡くなった恋人ウネの面影を感じる。
ミヌとウネもこの山で出会い、結婚までたどり着いたが、式の前日ウネは交通事故で亡くなった。
奇遇にも、ウネを偲ぶ山行でヘウォンに出会たのだった。 二人はそこで別れたが、韓国ドラマ特有の複雑に絡み合う人間関係で二人は同じ職場で働くことに、そして互いに惹かれていくが、ヘウォンは会社の若い経営者と恋仲で
婚約していた。

それから愛、葛藤、憎しみが絡み合い、やがてミヌはヘウォンがウネの生まれ変わりではないかと思うようになっていく、しかしウネとヘウォンは年齢的に似通っているから生まれ変わりはありえない、では恋心とは別次元のこのたまらない感情は何なのだろう?
ヘウォンもこの頃はミヌを見るたびに胸の鼓動が高鳴っていくのを覚える、それはヘウォンの心の意思とは全く別の動きであった。

やがてミヌはヘウォンとウネの共通点を見出すが・・・・・。
ああ、もう一度見たくなってきた。

続・1月の新ドラマ  つづき

2024年01月20日 20時50分25秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 昨日記事を書いた後で、新たな新ドラマを4本見た
「婚活の1000本ノック」少し見たけど没 「めぐる未来」ちょっと薄気味悪いので没 14本にもなるとなんでもかんでも見るわけにはいかない、ちょっと辛口批評になってくる。

「グレイトギフト」〇 は「となりのナースエイド」「院内警察」に次いで今シーズン3本目の病院ドラマ。
「グレイトギフト」直訳すれば「偉大なる贈り物」だが、先週の「院内警察」で武良井のセリフ・・・「ギフト、英語なら良いが、ドイツ語じゃないのか」 ドイツ語で「ギフト」は「毒薬」なのだそうだ。
私もドラマ「グレイトギフト」は見るまで、何の贈り物かと思ったが、このドラマ、「毒薬」を表しているようだ
新種の殺人ウィルスの培養に成功した犯人が元総理大臣を、このウィルスで殺害した。
しかし死因に疑問を持った、くそ真面目で出世とは無縁の気が弱い医師藤巻(反町隆史)が死者の細胞から、このウィルスを発見する
それを病院でナンバー2の医師、白鳥(佐々木蔵之介)に相談する、白鳥は自分が病院の理事長になるため、その毒薬を理事長に飲ませて殺害した。
警察に訴え出ると言う藤巻だが、白鳥に逆に脅されて手を貸してしまう。
そんな藤巻のもとに最初のウィルス開発犯人から脅迫の手紙が届く。

「大奥」〇 唯一の時代劇ドラマ 徳川九代将軍、徳川家重が死んだ
そして息子の家治が十代将軍となる、家治は先代の老中堀田を煙たがり免職
新たに策謀家の田沼意次を老中筆頭に引き立てる。
この頃、内裏では116代桃園天皇の時代、徳川家治(亀梨和也)の正室=御台所として宮家から16歳の五十宮倫子(小芝風花)が嫁いだ。
将軍以外の男が入られない大奥に入った倫子に、大奥で権勢を誇る年寄松島が配下の女中たちを使って嫌がらせを続ける。
松島には田沼の息がかかっている、その最大の使命は倫子に世継ぎを産ませず、自分たちの息がかかった女中を家治の側室にして世継ぎを産ませることであった。
京から連れて来た供の、お品以外大奥に一人の味方もいない倫子は果たして大奥で生きてゆけるのだろうか。

コギャル風(死語)の小芝風花とは気づかなかった、やはり役者とは偉いものだと感心した。 すっかり宮中の御姫様になりきっている。
一話、二話くらいではやられっぱなしなのだろうが、そのうち小芝流のぶち切れ御台所に変身して、松平定信とタッグで、田沼・松島組をやっつけるんだろう。
いやあ~~、小芝風花には脱帽しました、これまでは以前の役柄を見て良い印象が無かったが、「大奥」では最初からその魅力にとらわれてしまった。
退屈なドラマと見る前から決めつけて没にしようと身構えていたが、引き込まれてしまった。


 いよいよ新ドラマが続々と始まって来た。
①「新空港占拠」〇刑事、武蔵(櫻井翔)1年前の大病院占拠から1年、再び「神奈川新空港」で「獣」という仮面集団が占拠、目的は何か。
武蔵と姉の二葉(奥貫薫)は拉致されて空港の中に連れていかれる
「獣」たちは警察を翻弄するため仲間2人を爆殺した。
「獣」の一人は、元同僚の駿河(宮本茉由)だった、なぜ?
武蔵の妻、医師の裕子(比嘉愛未)にも魔の手は迫っていく。

②「春になったら」◎ 販売営業の椎名雅彦(木梨憲武)は膵臓がんで余命3か月を宣告されるが、手術も治療も受けずに家にいて余命を楽しもうと決めた。
妻は既に亡く、娘の瞳(奈緒)と二人暮らし
奈緒は助産師の仕事をしていて、売れないお笑い芸人の川上(濱田岳)と3か月後に結婚する。
しかし雅彦は川上の経済力なしを見て、猛烈に反対、瞳も父の余命を知って動揺したが、結婚が優先だと大げんか。 さてどう展開するのか。

③「となりのナースエイド」◎ 大病院のナースエイド(患者の世話係)として赴任した桜庭澪(川栄季奈)は若手の天才医師竜崎(高杉真宙)に一目ぼれしたが、なんと竜崎はごく平凡なアパートに住んでいた、しかも澪の隣の部屋。
澪は平凡な医師が見落とした患者の重大な病気を次々と指摘して、医師から攻撃されるが、竜崎はそれを知って澪が、ただのナースエイドではないと勘ぐる。

④「院内警察」〇 川本響子(長濱ねる)は憧れの大病院の医療事務の仕事で就職した、ところが配属されたのは室長の横堀(市村正親)と、やる気がないような武良井(桐谷健太)しかいない部署だった。
ここが院内警察と呼ばれ、患者との様々なトラブルの整理が仕事、病院内ではお荷物扱いの部署と知って辞めようと思うが、武良井の本当の仕事を見て気が変わる。 武良井は訳ありの元刑事部長だった。
この病院の天才外科医、榊原俊介(瀬戸康史)の秘密と武良井との関係、謎が次々と出てくる。

⑤恋する警護24時△ 弁護士・岸村里夏(白石麻衣)は逆恨みの恐れから事務所がボディガードを依頼、ボディガード北沢(岩本照)が派遣された。
あまりにも無表情不愛想で印象が悪く、仕事にも触ると契約解除を申し出るが、命の危機を救われて契約は継続、しかも24時間べったりの警護となって、里夏はパニック。 元警官だった北沢は殺された父親の事件には裏があるという疑念を持っている。

⑥さよならマエストロ◎ 市の財政難で営業赤字の市民オーケストラの解散が議会で決定された。
世界的な実績を持つマエストロ夏目(西島秀俊)はフランスにいたが指揮者を引退していた、日本にいる妻の志帆からパリで仕事があるから後退して日本に来るよう言われて帰国する
家事をするように言われていたが、息子と娘からはまったく当てにされず、特に市役所職員になった娘は昔の何かがあって反抗的であった。
音楽から離れた夏目であったが、市民オーケストラの救世主として指揮を頼まれる、解散が決まったオーケストラに夏目は貢献できるのだろうか?
娘との関係は? 妻の行動に?が

この後も「婚活1000本ノック」× 「グレイトギフト」「大奥」「めぐる未来」
そして先日紹介した「きみが心をくれたから△」「光る君へ◎」「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか◎」「ブギウギ◎」
 これで14本 ほかにもまだ始まりそうだから6本以上は整理しないと見きれない。