神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)

風吹くままに 流れるままに
(yottin blog)

海岸を彩る黄金色の花が満開

2016年05月29日 18時04分55秒 | 季節と自然/花

お客様を乗せて、海岸沿いの国道を走ると感嘆の声がわき上がる

正式な名は知らないが、誰かが言っていた「キバナコスモス」としておこう

秋に草むらを埋め尽くす外来毒花「セイタカアワダチソウ」に負けぬ黄金色の花

今盛んに咲いている、我が家の近くの砂丘草原は誠に見事だ

100坪近い空き地が全て黄色い絨毯だ、視た人は全て好意的な乾燥を話す

真っ白な菊も今咲いている

場所によっては「キバナコスモス」と「白い菊」が共生している

もう秋かと思うような爽やかな気分になる

 

     


今期初ゴルフ

2016年05月25日 07時25分57秒 | ゴルフ・スキー・スケートなどスポーツ

夏は暑くて嫌だし 冬は寒くて嫌だし 梅雨は雨ばかりで嫌だ

結局、春と秋に2回くらいずつで年間4~5回のゴルフだ

5月も終わるかという時期に、ようやく初打ち

練習はしないし、全くのぶっつけ本番でスタートまでの5分に

ドライバーを10回くらい素振りして半年ぶりのゴルフ開始

第一打は頭を叩いて10ヤード転がっただけ

第二打はレディスティの後ろのラフからでまた頭を叩いて15ヤード

2打で25ヤード進んだだけ

ボールに当てることばかり考えて腕が縮んでいることに気づいた

今度は大きくひいて、大きく振った、手応え在り

ところが右にスライスして林の中に、ラッキーな事に木にあたってカート道まで出てきた

第4打は花道に出すだけ あと90ヤードの第5打を乗せて一安心

トリプルの7

2番ホールのロング、3番のミドルはボギー

4番ショートはグリーン前のガードツリーを越えてワンオンのパー

あとは出たり入ったりで前半54 後半56の110

いまだ100を切ったことがない私故、半年ぶりの第一戦としては上出来のスコア

ドライバーも飛んだし、パーも2ヶあったしまずまずのスタートでした

天候も最高、午後は汗かくくらい暑かったが気分は最高でした

なんと言っても腹囲が12cm減ったために体の回転がスムーズになったことは

実感しましたね、それでドライバーの飛距離と球の速度が速くなりました

今年は期待できるかも!

 

 

 


天命同化

2016年05月23日 22時40分36秒 | 宗教

この頃は魂が抜けたようにふぉわ~っとしている

ある意味、逃げているんだろう

「逃げてみるのも良いもんだ」なんて悠長に構えてみたら

結局、逃げ切れないことを嫌と言うほど思い知らされた

「任せきる」には、それだけの人間を育てておかなければできない

いままでの「怠け」がツケになって苦しめる

現場で生きてきた人間は、現場で戦うことが一番の成功の秘訣なのだ

現場を離れて、魂を乾燥させているのは死んだも同然

こんな時、「天啓」のような出来事が相次いでおきた

魂が抜けたような気分は、天命を受け入れやすい状態を造っていたのかも知れない

「生きる」そんな気がしてきた


やっぱ天才だわ 42歳イチロー

2016年05月22日 20時22分40秒 | 野球

突然のスタメンで4打数4安打5出塁

朝のニュースで2打席連続ヒットって言ってたので気になっていたが

夜、ネットニュースでこれを知った

まるで鬱憤晴らしのような結果だが、たぶん本人はいつも通り淡々と

「やるべき仕事をやっただけ」なんだろう

気負いのないのがイチロー、これを平常心って言うのだろうけど

あれだけ平静を装っていた稀勢の里も13日目の全勝決戦ではあたふたしてしまった

昨日の鶴竜戦なんか普通にとっても負けるわけがないのに立ち会いで迷って

あっという間に弱小横綱に負けてしまった

これが稀勢の里とイチローの違い

または稀勢の里と白鵬の違い、イチローも白鵬もどんな大一番でも冷静だ

自分の持つ力を意識もせずに信じている

「天命同化」 神の加護を無欲無心で受け入れている2人だ


これぞ大相撲! 白鵬VS稀勢の里13日目全勝対決

2016年05月21日 11時21分28秒 | 大相撲

予想通り、白鵬と稀勢の里の無敗優勝対決になった

横綱と大関ゆえ13日目の全勝対決だが

昔は柏戸VS大鵬 栃錦VS若乃花など 横綱同士の千秋楽全勝決戦

大いに盛り上がったものだが、近年はふがいない平幕並みの大関と

大関並みの横綱2人 圧倒的な大横綱一人というアンバランスで

さっぱり盛り上がらなかったが

ここに来て、ようやく日本人大関の目が覚めたようで

特に「ふがいなし、こんにゃく大関」の稀勢の里がまだ2場所だけだが生まれ変わった相撲を取っている

昨日も負けたが、内容はがっぷりの横綱相撲、これなら盛り上がる

今の力は日馬富士、鶴竜をしのいでいると言って良い

白鵬がいるために優勝できないのが歯がゆいが、実力は角界ナンバー2であることは確かだ

今場所も、あと2横綱を破って準優勝して、次の場所にかければますます相撲人気は上がるだろう

それにしても白鵬は相撲がうまい、エルボーかちあげなどなどしないで本当の横綱相撲を見せてほしい


落合恵子 レモンちゃんの囁き

2016年05月17日 19時35分11秒 | 読書

清志は17歳、中学校を卒業してすぐに就職、2年目に入った

今売り出し中の「郷ひろみ」にちょっとだけ似ている

ほっぺふっくら、目はぱっちり、まことちゃん風の髪型

清志はいま恋している

3ヶ月前に入社してきた寛子に

寛子は問題児だ、何かがあって高校を中退して、親戚の紹介でこの店に来た

とても美人とは言えず、可愛いとも言えず、頬にはニキビの跡もある

だけどまじめで大人しい清志にとって、陰がある寛子は魅力的だった

俗に言う「不良少女」という奴で、すでに(男関係がある)と先輩が言っていた

そんな言葉にも清志は舞い上がってしまう

声をかけたいけれど純情な清志には無理

悶々とした夜が続き、眠れない夜が続く

そんな時、深夜放送から天使の声が聞こえてきた

ほれっぽい清志はラジオの向こうの「レモンちゃん」にも恋をした

いくつも年上の大人の女、ますます悶々としてしまう清志

レモンちゃんの単行本を買ってきて読んだ

でもレモンちゃんは清志の恋の応援団だった

あらためて清志は寛子にアタックしようと思った

想いの全てを毎日毎日、日記に綴った

そんな日記を先輩が盗み見してしまった事を清志はちっとも知らない

 

ある休日の朝、先輩が早朝ボーリングに誘ってくれた

前日に言われていたので、朝の5時に起きることができた

何人もいる先輩の中で、この先輩が一番好きだ

だから言われるままについてきた

一ゲームが終わり、清志は130 先輩は貫禄の182

「ちょっとトイレに行ってくる」先輩が消えた

(どうしたんだろう)5分以上たつのに戻ってこない

練習ボール1球投げて振り向いたら、そこに寛子がいた

後ろに立っている先輩のにやついた顔で全てがわかった

「あとは、おまえら二人で遊んでこい」

先輩の粋な計らい

その日、一日暗くなるまで二人で遊び回った

その日のうちに若すぎる二人は口づけをした、寛子のリードのままに

全てが順調だった 17歳の清志と17歳の寛子

 

だが先輩は卑怯者だった 寛子は浮気者だった

1週間後には、1年にわたる三角関係が開始されるとは

そして思いもかけぬ結果が

相変わらず 夜になるとレモンちゃんのささやきがラジオから聞こえてくる

 

 

 


5月は躍動の季節

2016年05月16日 12時09分00秒 | 季節と自然/花

今日は今年初めてクーラーが欲しいフェーン現象

昨年開業した小さな仕出し店には、引き継いだときクーラーは無かった

始めたのが秋だったので必要なかったが、さすがに夏は衛生的にも無理がある

それで先日「町の電気屋さん」に取り付けてもらった

これで一安心といったところだ

5月生まれなので、この月は大好きだ、過ごしやすい日が多い

週間予報を見たら、明日が一時曇るだけで一週間晴れマークだ

五月晴れ満開だ

ただ5月病とか、五月蠅いとか嫌な言葉もある5月

気を抜かずに頑張ろう


若女将

2016年05月14日 20時53分59秒 | 知人・友人

先日、同級会を行った 

約80人が集い、市外からは約3分の1の28名が訪れた

そんな中に温泉旅館で、長いこと板前をやっている同級生が居た

学校時代は一度も話したことが無かったのに、同業の親しみもあって話してみた

そこで名刺交換をした、それまで彼がどんなところで働いているのか知らなかった

名刺を見たら、私が二週間後に会議と懇親会で訪れる温泉ホテルだった

その旨を伝えたら、偶然に驚いていた

数日前に、彼から電話が来て、「若女将に話したら、是非お会いしたいから声をかけてください」とのことだった

 

楽しみにして、昨日行ってきたのだが、ロビーで忙しいにもかかわらず出迎えてくれた

若くて、ほっそりして中背で和服がよく似合う、笑顔が素敵な美人だった

地元の簡単な土産を手渡したら、すぐにそちらの地元の土産をお返しにくださった

海が真下に広がる10数階建てのホテル、ロケーションが素晴らしい

私の店も、似たようなロケーションだと伝えたら、ぜひ行ってみたいと愛想を言ってくれた

規模は問題にならないほど、こっちが大きくて圧倒された

それでも宴会中にも、私のテーブルにも訪れてくれた

わが店には女将はいたことがあるが、若女将というのは一度も居ない

若女将という響きは良い そんな人が居てくれたら良いなあと思った

 

 


白河夜船 41Pより

2016年05月13日 10時02分19秒 | 読書

「うん! わかるわかる」が、私の中でブームになっている

共感の言葉  

人は自分を理解してもらったり、評価してもらうことが心地よい

「そうそう! わかるわかる」

ざっくりと友達が気持ちの中に入り込む

「ざくっ!」って心に中に切れ込む痛みも、この頃はリアルに感じる

そんなのは文字だけだと思って居たが、文字さえも心にぐさりと刺さる

 

「白河夜船」の41Pからは一転して重苦しい

(ばななも失敗だね) と思った

全編をまどろみの心地よさで埋め尽くすのは難しい

そう思いながら読み進めていった

いつ頃からか「躁」とか「欝」とか「幻覚」とか「痴呆」とか「自己逃避」とか

若年性アルツハイマーとかは何例も見てきたので、何となく興味が湧く

一気に「白河夜船」も、そんな世界に突入していった

場面がどんどん重苦しくなっていく

やりきれない重さが、(寝たきり起き上がれないけだるさ、心の罪の重さ)

(このままずっと寝ていられたら)

これは生活感の言葉だが、そんな時もある

本文はそんなうわべの世界で無く、深い心の闇の中にどんどん潜り込んでいく

 

ついに公園で、取り憑いていた何かが離れていく

超常現象か、幻覚か

それは重苦しいままなりに、立ち直る人間の姿となって

可能性が生まれ、心を占めていた罪悪感から解き放たれる

そのエンディングはビートルズの何とやらの(幻覚の世界を描いた不快な曲)のエンディングみたいに

(オーケストラがスピーカーいっぱいに、渦のように引き込んでいって、突然プツン!と騒音を切ってしまう)あれみたいに

そう「白河夜船」もまた元の静けさに戻る

群衆の中で音しか聞こえない花火でも幸せな世界に

 

結局、ばななの失敗では無く 私も、ばななの催眠術にいつの間にかかかって

映画を見ているように疑似体験をしていたのだった

(映画他人が造った映像を視覚を通して見る娯楽、主役の顔は一つ

読書は文字を読んで自分なりの世界、人間像を創造するから読者の数だけ

異なった顔の主人公が存在する)

 

誰もが持つ、心の負い目にうまく入り込むバナナは 

やはり只者では無い

それにしても随分むかしの本を読んだものだ

 

 

 

 

 


白河夜船 40Pまで

2016年05月13日 05時50分00秒 | 読書

最近は「捨てる」ことに集中している

「捨てることが出来ない男」がようやく立ち上がった

いっち最初は「衣類」 ゴミ袋に5つは処分した、処分して惜しくない古着ばかり

良く言えば「物持ちが良い」「倹約家」という事になるが

それから息子がため込んでいた漫画単行本を200冊ほど 

教科書やらドリルやらも100冊ほど

息子の子供から高校卒までの衣類 これはたいへんだった袋に10個近くあった

ベッドも分解して廃材にして捨てた プラプラ・・・気が狂いそう

 

で、自分のものは衣類の次が「本」 なかなか捨てがたい

「もう一度読もう」とか「シリーズだから」とか「好きな作家だから」などとなかなか減らない

そんな中に吉本ばなな、の「白河夜船」もあった、ばななの本はこれ一冊っきり

買ってからもう10年くらい経つんだろうか?

一度だけ数ページめくったことがあるが、まったく頭に入らずそのままほおって置いた

その頃の自分は勢いがあったんだろうな!

当時、ばななはちょっとしたブームだったから、気まぐれで買ったんだろう

本来、マスコミが騒ぐ本は買わないし読まない

今流行の石原慎太郎の「天才」は勿論、村上春樹も一冊も読んだことがない

石原慎太郎は高校時代からよく読んだんだけど、天才は読んでいない

 

それでもう読む本が無くなって、目についたばななを(捨てる前に)読んでみた

心境の変化か? 生活感か? 今度はすっと入ってくる

さらりとした、嫌みも、角もない文体  

なんなんだろう? たしかにかったるいまどろみの世界

昔、北杜夫の「牧神の午後」の書き出しのような「まどろみ」

あるいはカミュの「異邦人」の書き出し (書き出しの一行しか読んでいない)

「添い寝」 隣に居る安心 居るだけの安心 そんな歳

受け入れたのは おれもきっと疲れているからなんだろうか

そんな気がした