神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)

風吹くままに 流れるままに
(yottin blog)

自然と生きる漁業者

2024年03月27日 20時35分17秒 | 雑記
 漁師が漁をするのも、私が干物を作るのも風と天気に左右される。
漁師などは「船板の下一枚地獄」というように嵐に出会えば、命さえ左右されるから、今の時間の天候もさることながら、この先何時間後の天気にも気を配る。

カレイを捌いて、塩水につけ夕方から2時間干したけど、雨模様で湿度が高い上に風もさほどなく失敗。
朝は5時半から、もう一度干した、風は結構あるが湿度高く、8時には雨の予想なので7時までが勝負。
干物失敗ので、から揚げ用にして冷凍と相成る。

北海道では昨年来イワシの大群が押し寄せる現象が起きている
記憶が確かなら年末にも海岸に上がったとか・・・そして大地震
富山定置網にもイワシが大量だった、けっこう大きめでそれなりに脂がある、5~6匹おすそわけいただいて食べてみる。

縁あって漁師の手伝いをすることになったが、長年の私は魚屋さん、料理人として漁師の魚を市場で競り落とす側だったから、今は提供者側にへんし~~~んしたわけで、人生の奇縁を思う。
魚屋には魚屋の苦労と工夫あり、漁師には漁師の苦労と工夫がある
いろいろ新しい情報や人間関係を知ることが出来て、3時起きも苦にならなくなった。
港にいると漁師同士の会話が聞こえてくる、一番多いのは「網」と「潮」
「何網を何百mに刺したが坊主だ」とか「今日は四つ刺したがカニはまったくいない」とか「網幾つ上げた」
「潮がよくない」「潮は悪くない」「潮が早い」「なになに潮だ」「うねりがある」「潮がぶつかる」「潮を見んとわからん」
この二つが漁には重要なのだろう。

近年はレーダーや魚深を装備しているから、昔みたいに星を見たり、陸を見たりとかは言わなくなった、昔の漁師はよく「天気が悪て、岡(陸)が見えん」などと話していたものだ、そんな言葉は今の漁師からは聞こえない。
「月夜がに(カニ)は身が無い」というのは魚屋の会話、魚屋は魚屋で、魚の良し悪しに関する言葉が定着している。
立場立場で、それぞれの生活の知恵があるのが面白い。

天地真理 ☆ 愛の渚



神様がくれた休日

2023年05月17日 11時34分49秒 | 雑記
以前も書きましたが鎌倉時代~室町時代の臨済宗の高僧、夢窓礎石(夢窓国師=1275~1351)の著書「夢中問答集」の第一章は「今生の福報」須達長者の福報
という話が書かれてある。

夢窓国師と足利尊氏の弟、足利直義(ただよし)との禅問答を書いた本である
「庶民の苦を取り除き楽を与えるのが仏の大慈悲ではないか、なのになぜ仏法では庶民が福を求めることを戒めるのか」と直義が問う

「あらかたの人間は、その人生の大半を福を求めて様々な生業を営むが、そのどれもが福を得るために知恵や謀を張り巡らして、ただただ体も心も疲れさせるばかりで得るところは少ない。 多くを得るものは、人以上に悪行もまた多いものだ、そのように欲にまみれた人生を送ったところで死ぬときには得た福の一粒も持ってはいけない、それどころか福の為に悪行を犯した者には地獄が待っている。
また働いても働いても福を得ない、何をやってもうまくいかない、誰それが悪いから自分が不幸だとか人に騙されると嘆くが、そのような者は前世の悪行の報いを今生で受けているのだと知るがよい、来世もまた同じことを繰り返すだけだ、
嘆いても求めても福は身につかない、ゆえに苦しみしかない人生になるのだ、今生の悪行で福を得たとしても来世は必ず報いを受けて不幸な一生を送る、どうすればよいか・・・
最初から無欲清浄になって、福を得ようなどと思わぬことだ、そうすれば自ずと清らかな福が身につくものだ、それゆえに仏の教えでは福を求めることを禁ずるのだ」と国師は答えて、寓話を話して聞かせる。

「昔、インドに須達長者という大金持ちが居たが次第に家運が傾き、財産は無くなり奉公人も皆去って須達長者夫婦だけになった。
いよいよ多くの倉の中にも何もなくなってしまい、それでも何かあるかと探し回ったら、香木で作った米桝が出て来た
これを売れば4~5日生きるだけの米が買えると歓び、早速売って米四升になった
須達が外出して妻だけになった屋敷に仏弟子がやってきて食料を求めたので、妻は一升を渡した、すると今度は仏弟子二人がやってきてまたしても食料を求めた
妻は一升あれば今日一日は生きられる分があるからと二升を差し上げた
すると今度は釈迦如来が求めて来たので、最後の一升も差し上げた
さすがにすべてを無くしてみて、いくら仏様とはいえ自分たちが飢え死にしてまで差し上げて良かったのか、夫に申し訳ないと泣き崩れた
そこに夫の須達が戻って泣いている妻から話を聞いた、そして『儂らが飢え死にしようとお前のしたことは仏法僧の教えに適っている、それは良いことをした』と妻を褒めた
それでも何か残っていないかと倉を開けてみると、すべての倉からあふれ出るほどの金銀財宝が満ち満ちていたという、須達は元のように長者になった

これは四升の米の代わりに仏が財宝を与えたと言うことではなく、夫婦の無欲無心の心根からくる仏心を讃えた話である
すなわち無欲無心であれば無限の福徳が自ずと身につき訪れるのだと言うことだ。 楽を得ようと思っても福を得ることはできない
須達のような清浄で無欲であればこそ福を得ることが出来るのだ。」と

これは金銀財宝で豊かさを表しているが、本当は心の満足を財宝に置き換えているのだと思う。
全ての欲心を捨て去ったときに、心の平安が訪れるということだ
この話は今のわが身に照らし合わせてみても理解できる

70を過ぎても毎日現場で14時間働いて、その合間に堕落的な生活をしてみたり
かなわぬ夢を追ってみたり
だが成果として何も残らなかった、そしてコロナがやってきていろんな方面を恨んでみたりしたが良くなりもせず
まさに夢窓国師が言った通りの欲の皮人間、前世も同じことして因果応報
だが思い切ってすべてを辞めてみた 夢も希望も
全てを捨ててみた・・・結果 今日の暮らしがある
先祖のおかげか、神仏のおかげか

断食が終わった後、空気までもが美味しく感じるという、あの感覚と同じである。

そんな風にして得た今の時間を「神様がくれた休日」と呼んでいる。

「今日もこうして生かせてもらったことに感謝 ありがとう」











ある日突然 

2022年10月08日 06時34分03秒 | 雑記
一昨日、仲良しの女友達Y子が競技審判中に突然倒れて搬送された
結果は小脳の脳梗塞、手術後いまも目覚めていない
ただ一週間と言われた酸素マスクは一日で必要なくなったので一縷の光が見えてきた。
彼女は友達の中でももっとも活発で朗らかでリーダーなのだ、同級生の中では一番若い、回復を祈るばかりである。

普段は自分は90までだ100までだと言っているし、それだけの自信も持っているが、いざ身近な友がこうなると自分の考えは希望でしかないことに気づく
私もけっこうやばしい人間なので、身の回りはきれいにしておかないといざと言うとき恥をかきそう
だが、明日どころか25年くらいは平気という思いもあって便利なものは捨てられないでいる
人の寿命と言うものはだれにもわからない、真宗の「御文さん」の一節ではないが「今日とも知れず、明日とも知れず」なのだが

脳梗塞は程度にもよるが一命をとりとめることが割と多い
だが下半身まひとか後遺症が残りやすいのも事実だ、リハビリの頑張りとくじけない強さが回復の助けになる
同じ脳の病気であっても、脳の血管の破裂は深刻だ
もう20年くらいになるが準親友くらいの友達Tは市の課長だった。
酒は全くダメだったがヘビースモーカー、仕事の合間に大好きな缶コーヒーを飲み、煙草を一服と言うとき、突然倒れた
脳血管のそれも太い部分が破裂して緊急手術をしたが1日後に亡くなった
定年前の50代半ばだった。
大学は弟の先輩にあたる法政大学、部長就任で定年延長確実な、田舎では貴重な存在だったのに惜しいことをした
生きていれば今頃は趣味を通じた友としてお互い楽しめたのに、と思う

70年生きていると家族や親族、友の多くの死に出会う
思うことは一日一日、たとえ一時間でも貴重な時間なのだと自覚することが大事だと
残る時間がどれだけあるかはわからない、だからこそこの時間を有意義に使わなければならない
どんなにリッチでも、どんなに貧しくても死は平等にやってくる
この世で経験することはすべて消え去る幻なのか、それともこの世は仮の世界でわれらが生きる本当の世界が死後にあるのか
それもわからない

何もないのなら、この世の喜びも無に等しい、もしも生物の実態が魂であれば(私はそう信じている)
この世での喜びも悲しみも魂の中に引き継がれる、正義も悪も記憶される
その魂を持って、また何かに生まれ変わる
地球に生まれるとは限らない、100億光年の宇宙のどこかの何かに生まれ変わる、魂にとって100億光年も1mも同じだ 1分も一億年も同じだ
時間など人が生きるに便利なように作っただけで、生まれる前も生まれたのちも時間など存在しないのだ
死んだ後に、生まれるならば時間に意味はない
結論を言えば、今の生を美しく見事に生きたい、それだけに尽きる

人生は走馬灯のごとくというが、残りの時間が少なくなるとそれを実感する
でも人間に、おしまいがあるから安心して生きることができる
死を特別視することはない、生きている人間より死んでしまった人間の方がはるかに多いのだから
生きている我らは少数派なのだ、まあ少数派同士で楽しくやりましょうや
「殺さなくても死ぬのに、富を奪ってみてもなくなってしまうのに」
プーチンは愚かだね プーチンだって無くなってしまうのだよ。
美しく、優しく生きれば毎日怯えていなくてもいいのにね。
可哀そうな人だね。




幸せは、お金で買えない

2022年07月20日 12時05分38秒 | 雑記
安倍さんを殺害した犯人の本当のターゲットは何かと問題になった宗教団体のトップだという。
犯人の母親が夫の死など不幸が続いて精神が消耗して、目の前に現れた宗教団体に救いを求めた。
しかし金銭的に不自由無かった彼女は1億円ともいう財産を冥界で苦しむ夫を救うと言う名目で宗教団体に寄進して破産、家族崩壊、犯人も優秀でありながら大学進学を諦めた。持ち金20万、借金60万死を身近に感じたと報道されている
こんなことがなければ安倍さんは今日も元気でいただろう。
因果応報というし、君子危うきに近寄らずとも言う。
安倍さんは際どいところで尊い命を失うことになってしまった。
世界に通用する数少ない政治家で誠に惜しい。
野党にも自民党にも彼に勝る議員は見えない
今朝の新聞では、この宗教団体や派生団体と安倍さんの祖父岸元総理をはじめ政治家の関係が少なからずあったと報道している
選挙は票集めの戦いだ、宗教団体、同業者組合、労働組合は各党が無視できない存在た。



これに関連して岸田総理自民党が安倍さんの国葬を行うと発表した
これについて野党の約半数で反対の声があがっている
しかし9.27に日程が決まりそうだ、するのは間違いない
戦争も選挙も勝たなければだめだ、敗者の正義は通用しない。
過去の総理の国葬は吉田茂総理ただ一人だということだ。

犯人の母にもどる
この人はパニックに陥り易い人であり、自分をコントロールできないのだろう。
誰かにすがって苦しみから逃れたいと言う気持ちが強くて、そこに宗教団体が現れた。
地獄で苦しむ夫を救うには全ての財産を寄進して信心の真を示しなさい、とか言われたのか?

夫は地獄の苦難から救われたのか? 誰にもわからない。
わかるのは現世に残された家族が生き地獄の中で生きていると言うことだ。
犯人も国の行く末に影響力がある人物を殺害して無期は覚悟しなくてはなるまい。
動機には情状が加味されるだろう

家庭を崩壊させ、救いの名の下に財産の全てを取られ、息子を国内トップ政治家の殺害者とした母親は救われたのだろうか?
お金で幸せが買えないことを、この残酷な例で全国民は知るべきだ。
真の宗教家は托鉢以外の金銭をもとめず、また軽々しく救いを与えてくれ無い。
(一般的な宗教でも布施で戒名の位階が決まるのもどうかと思うが、お金持ちが納得ずくで行う布施だし、寺が強制しているわけでないからその程度は問題ではないだろう)

俗人が理解しがたい説教より、地獄も極楽も己のなかにあるのだと気づかせ、自らの力で心細さから逃れることができるように、ヒントを与えてあげるのが真の宗教人の仕事ではないだろうか。




野獣 生まれてくる意味

2022年04月22日 16時41分46秒 | 雑記
人間以外の動物、植物が地球上に生存している意味は何だろう。
一番に考えられるのは他の生物や、同じ仲間の食べ物となって捕食者を生かすということ。
そして地球上で生きている動物、植物の唯一の目的は同族や自分の子孫を増やしDNAをつないでいくこと。
ほぼ100%に近い生物の生きている意味はそれである、それは自分がやがて死んでしまうことを知っているからだ。
それは目に見えないウィルスから、かって存在した数十mもある恐竜までまったく同じだ。
生まれて、育って運の悪いものは子孫を残す前に死んだり、他者のエサになったりして死ぬが。大人になれれば子孫を残す事が出来る、そして寿命が来れば死ぬ。
一番は子孫を残す、2番目は同種の繁栄を支える、3番は他生物のエサになってそれらの繁栄の役に立つ、生物が生まれて死んでいく間の存在の意味はたったそれだけだ。

ならば人間が生まれてきた意味は何だ? 何だ?
マンモスや大型ほ乳類を集団で襲って食料にしていた数万年前までは、人類も動物と同じように子孫繁栄とDNAの継続が唯一の目的だったと思う。
権力の構造が複雑になってきて人間の階位が明確になってくると、権力の上位の者は、より多く子孫を残し繁栄を願って一夫多妻を独占した。
だが、それはオットセイやライオンや猿の世界でもあることだから、動物の域を超えていない。

人類に子孫繁栄以外の誕生の意味が出てきたのは、いつ頃からだろうか?
それは何だったろうか?
動物や植物と決定的に違うのは宗教だと思う、人間だけが死んだあとの世界を想像するようになった。 動物は死んで終わるだけだが、人間は死んだあとに極楽と地獄があると考えた。 それは宗教家が創造した世界であり、この世の繁栄を死後にも続くよう願う貴族や武家に吹き込んだのだろう。
それは中国~朝鮮から4世紀頃に日本に伝わってきた仏教で、貴族階級の不安を払拭することで庇護と後援を得て、もともとある日本特有の神道さえも超えてしまった。

死んだあとでも、極楽で悩みも苦しみも無い、平和で豊かな世界に生き続ける
そのためには一族の極楽での平穏が続くように、子孫から供養を続けてもらう必要がある、だから藤原氏などは権力の頂点を独占し続けた。
そして一族のための大伽藍を建立して日本有数の僧侶に守らせた、それでも足りずに本場の中国から帰化僧として有名な中国僧を招いたのだ。
それは鎌倉時代の北条氏でも、その後の足利氏でも続いた、豊臣秀吉も織田信長も徳川家康も同様だ。

これらは権力者の世界だ、彼らは神仏に近づいた、だが一般大衆や貧者はどうだったのだろうか?
たぶん日々の生活でいっぱいいっぱいで「神も仏もない」だったろう。
とくに戦乱の時代は、日常は泥にまみれて米を作り、できた大部分を権力者に奪われ、戦争が始まれば働き手が兵士として徴兵され、運が悪ければ戦死した。
彼らがこの世に生まれてきた意味をどう考えただろうか?
貴族とは全く違うこの世であっただろう。 「死にたい」と思うこともよくあっただろう、法然、親鸞や日蓮が出てくるまで大衆には宗教すら無かった。
貧しき者には、来世は存在しなかったのだ、生まれてきて、貧しさと苦しさの中で重労働して搾取され、与えられた配偶者との間で子孫を残す、それだけが唯一生まれてきた意味だ、動物と何ら変わらない。
それは江戸時代でも、あまり変わらなかったのではないだろうか?
武家と江戸、大坂などの都会の町人と、その他多くの地方の農民ではその生活レベルも、楽しみのレベルも大いに違ったと思う。
一昔前の中国と同じだ、中国では上海、北京などの大都会で生まれた一般人と、内陸の農業地域で生まれた生産者では生活レベルが全く違ったと言う。
江戸時代の日本と全く同じレベルだったのだ、それは為政者が誰であっても変わらない生活、だから国家意識も薄かったと思われる。

日本の一般国民に子孫繁栄以外の目的が生まれたのは、封建時代から解放された明治以後だと思う。
ある程度の職業選択の自由が広まり、生まれた土地に一生縛り付けられる事も無くなった、ただ長男だけは田舎の先祖代々の土地を守るという宗家(本家)主義に縛られたというか、プライドを守ったというか?はあった。
今の時代の長男と、戦前の長男ではまったく責任と存在価値が違っている
アメリカとの戦争に負けるまでは商人や地主階級には大家族制度、家長制度が生きていた、次男、三男以下は長男に従い、本家を守るために助力した。
本家は次男以下に分家を出して応援した、アメリカに負けて大家族制度は農地解放と共に財閥解体同様に粉々に砕かれた。
そして民主主義と自由に生きる権利、自由主義が次男、三男ばかりか長男も解放(解体)した、それが更に発展して個人主義さえ出てきている。

こうなると、人間がこの世に生まれてきた意味は動物のそれとは大きく異なってきた。
もはや真剣に子孫繁栄が目的だと主張する人はあまりいないのでは無いだろうか。
だから優等生の答えは「社会をよくするため」とか「幸せで平和な世界に貢献するため」「貧困の無い世界を作る」などと言う。
今の人間にとって一族の繁栄、子孫を残す、あるいは生と死後を考えることなど、あまり興味が無い事になったのだろう。
生きる意味とは、今この時間をどのように生きるか、楽しむかということが重要であり明日の事を考えるのは無意味なのだ。

地球上の生き物で食料として以外の殺戮を行うのは人類だけだ、猫がネズミなどをいたぶることがあるが、あれも狩猟の練習であろう。
しかも人間が人間を数千、数万単位で一気に殺してしまう、その意味の多くは敵に対する見せしめだ、ある意味、それもまた大きな種族の繁栄の為に異民族を絶滅させる行為と言える。
そう言う意味では、同族の長に君臨して異民族を滅ぼそうとするプーチンこそ、宗教誕生以前の古代的人類、且つ生物学的に従順な、獰猛な動物であると言えよう。















1月2日 大きな勘違いに気づいた

2022年01月02日 15時25分58秒 | 雑記
日記を書くことにしたので、昨日書店へ買いに行った
三年日記の大きなタイプにしようと思った、以前も三年日記を書いていたから高いのはわかっていたが、さすがに3500円前後で二の足を踏む
去年までなら即買っただろうが年金暮らしとなるとそうもいかない、今まで55年書いた日記は本棚で寝ている
それを考えれば大学ノートででもいいかな」と思って買うのをやめた

目に入ったのは細木数子の「六星占い」の本、買うか買わないか迷ったが不安定な今だから今年の運勢を見たくなって買った
去年が大殺界、最悪の年だった、だから今年は悪いながらも若干良くなると思ってページをめくったらなんと「今年が大殺界」だった!
げっ!去年より悪いのか! がっかりした
でも当たっているし、私の考え方ともタイミング的に一致している
「大殺界の年は、あらゆる大きな決断をしてはならない、静かに一年を贈りなさい、何もしないのではなく次の為の準備をしながら、心と体を休める年」
なんだそうだ、まさに私が考えたこの一年とどんぴしゃりだ

なのに、今日は快晴になったので迷いながらも神社に初詣に行った
これが悪かった、道路はがりがりに凍っていて路肩には雪が、そんな道を軽バンで行ったら短い急坂でスリップ、路肩の雪に入り込んで動けなくなった
一応四駆だが、どうも機能していないようだ、現場の路肩に停めて歩いて帰ってきた
応援が複数いなければどうにもならない、だけど今日は正月二日でみんなおとそ気分、今日は頼めない
家に帰ってきて、占い本の今日の運勢を見たら、元日も2日も日々の大殺界だった、「何もしないで静かに」という日に動いてしまった
なるほどよく当たる、信用してもいいかもしれない

かくして細木教の信者が一人増えたのでありました





気候も物価もちょっと異常

2021年11月26日 19時17分39秒 | 雑記
今年はどうした天候なんでしょうか
ようやく紅葉が綺麗になったという便りが届きだしたというのに
こちらでは、この数日黒雲が天に広がり
今現在、雷が鳴り続け、稲妻が走り窓ガラスには大粒のあられが激しい強風のような音を立てて叩きつけています
日中はアラレが来たかと思うと、雨になり、時々雲の切れ間から青空が出て日が差す、海上には今日も虹が出ていました

北海道ではすでに1m近い大雪が降った場所もあるとか
ラニーニャなので今年は昨年同様大雪の予想も出ている、あんな大雪が今年もやってくれば灯油の大幅な値上がりもあり二重苦だ
これでコロナの6次がやってくれば最悪の冬になる
インフルエンザも懸念されているし、魚や肉の値上がりも半端ではない
今年の暮れはあまり良い気がしない

窓の外は相変わらず稲光と落雷の音が続き、強い雨とアラレがやかましく耳に響きます



人口問題

2021年11月21日 18時05分13秒 | 雑記
わが町は終戦数年後の昭和の大合併で、1町10数か村が合併して5万数千の市になった
それからピークを迎えて、その後は減少傾向になり平成の大合併直前では3万人近くまで減少していた
平成の大合併では1市2町が合併して再び5万人を超える市に戻った、実態は面積が増えただけだが
それも現在では1万人も減少してまたも3万人台に落ち込んでしまった、田舎町とはこのようなものである、若い世代は高校卒業と共に都会に流れていく
しかしその都会も人口は減少している、日本国そのものが減少しているのだからどうしようもない、2050年には7000万人台になるとかの予想だとか
かなり深刻に思うがイギリスやフランス、ドイツなどEUの主要国は現在7000万人前後だから、まだまだがっかりすることはないようだ
ところが日本は65歳以上の高齢者率が世界でも超トップクラスなのだ、それが一番の問題になるだろう
人口が同じでも生産者人口が少なければ生産力、国防力、高齢者福祉などの面で問題が多くなる

人口が減る原因は「既婚率の低下」「出生率の低下」などが主原因であろう
だが私はこの頃こんなことを思う
結婚適齢期世代が結婚しない理由は肯定的、否定的な意見が多々あるけれど
彼ら彼女らは動物の第六感的に何かを感じているのではないだろうか?
これからの日本の行く末が直感で見えるのではないだろうか、それは何だろう?
戦争、貧困、食糧難、失業、天変地異、いずれも独り身の方が災いを避けるには良いだろう

どうもこの頃はネガティブな考え方になってしまう

日本は人口減少が著しいが先進国はアメリカを除いてほとんどが将来に向かって人口減少がおこっている
しかし発展途上国や後進国では人口の増加が著しく2050年には97億人になり、その後100億人を突破するらしい

そうなると一番の問題は食糧難だという、今は人口に見合う食糧生産がなされているという、それがどんどん人口が増えることでバランスが崩れていく

先日見たNHKの番組では食料と水の関係を取り上げていた、世界の地下水など水がどんどん減っているという
牛肉1kgを作るために途方もない量の水が消費されるのだという、それは牛の餌であるトウモロコシを作る為に使う農業用水のことだ
数字は忘れたが、とにかく日本とは規模が違う牧場と農場を経営していくためには莫大な飼料と水が必要なのだ

さらに水を蓄えるために絶対必要な森林の破壊も世界中でおこっている、それは開発と言う名のもとに伐採され焼かれる森だ
自然に起こる大規模な山火事も大問題だ

木や植物は水を貯えるだけではなく酸素を世界中に提供している、だから酸素の生産循環システムも破壊していることになる
それと飽食時代の今に警鐘を鳴らしていた、今日から2030年までに人類はこうした破壊行為を改めるかこのまま進むかで人類の未来が決まると
それは国家間の金銭バランスの崩壊、生産国と食料輸入国のいっそうの偏り
食料は豊富にあっても輸入国での価格はとんでもない数字で庶民は買うことができない、一部の大金持ちだけが豊かな食生活を送れる未来
そしてそれは飢えと不満による暴動に発展する可能性がある、現在の世界でも食糧問題ですでに暴動が起きている国がある
日本でも江戸時代から、そして近世でも米騒動などの事件が何度も起きている
数十年後の世界ではこうした暴動がおこる確率は高いという



テレビも時々役に立つ 連想ゲーム

2021年03月14日 19時44分51秒 | 雑記
好きなテレビ番組の一つに、日本の何かに強烈な思い入れを持つ外国人を招待する番組がある
今は往来ができないので過去の放送を繰り返し、現在その人がどうしているかという番組構成になっている
その中で俳句が大好きで、松尾芭蕉が大好きで、日本語を勉強して日本語で俳句を書く娘さんが登場した
そして奥の細道をテレビ局の招待で東北の芭蕉の足跡を体験したのだった
そんな中で芭蕉が特に栃木県の黒羽が気に入って2週間とか滞在したのだという
そして観光名所にもなっている雲厳寺(うんがんじ)が出た、そこの観光PRを吉永小百合さんがやっていたと知った
確かに小百合さんがどこかの寺院の観光PRに出ていたのは見たが、それが雲厳寺だったのは知らなかった

雲岩寺と言えば、昔は荒れ寺のようであったが鎌倉時代執権北条時宗が大檀那となって大改修し
鎌倉の臨済宗建長寺などで修業していた後嵯峨天皇の皇子、高峰顕日=こうほうけんにち(仏国国師)を招いて開山した
黒羽の八溝(やみぞ)山地にある雲厳寺では地元の豪農の息を湯薬侍者(とうやくじしゃ)として学ばせた、この門弟は太平妙準=たいへいみょうじゅん(仏応禅師)という
高峰顕日が建長寺に宋の帰化僧無学祖元に学び雲厳寺を空けた時、顕日に教えを乞うてきた夢窓疎石(むそうそせき)と太平妙準は兄弟弟子となる
太平妙準が顕日の元に来たのには岩舟地蔵尊と子宝の伝説がある
高峰顕日が亡くなると妙準が二世の住持となった、疎石と共に顕日の高弟として活躍した

夢窓疎石は一代を成した名僧である、「夢中問答集」を書いた
問答集の初めに貧しい農民夫婦が最後の一粒の米まで訪ねてきた旅人に施す逸話が書かれている
夢中問答集は足利尊氏の弟、足利直義と疎石の禅問答だという
直義はこの問答の甲斐もなくのちに兄尊氏と争って死ぬ
さて逸話の事だが、最近たまに考える
結果的には施した相手の旅人たちは神様だったということで夫婦は蔵一杯の金銀財宝を善行の褒美としていただくのだ
人に施しをすれば必ず良いこととなって返ってくるという教えだと思う

最近聞いた京セラ創業者、稲盛和夫会長の講演会CDを聞いたが、同じようなことを言っていた
稲盛さんもかなり宗教心をお持ちの方のようで、こうした心の在り方を全編で語っておられた
善行は魂の浄化であり、功徳を積むことで魂は磨かれる
人間の想いはすべて実現する、だが悪い思いもまた現象として現れる
思いのままに生きる、すなわち煩悩に任せて生きると必ず報いは訪れる
僧侶の厳しい修行人生は、それらを頭の中からすべて拭い去る修行なのである
だが、ここにいる中小零細の商工業者の皆さんには僧侶のような荒行を行う時間はない
だが誰よりも一生懸命働くこと、すなわち精進することが僧侶の荒行に匹敵する功徳となる
自分一人で生きるのも大変な世の中で一人でも二人でも、家族を養っている人を社員として採用していることは素晴らしい功徳であると

なんかこの頃は情けない気持ちになることもあったが、少し自信をもらった気がする











コロナも巨人も、セリーグもたいへんだ!

2020年11月25日 09時56分12秒 | 雑記
gotoトラベルは前半大成功で、観光業に活気が戻ってきました、いままで家に閉じこもっていた人たちも「政府のお墨付き」で一斉に旅行に出た
私も、その一人で南魚沼と湯沢温泉の一泊旅に行きましたが、今年初めてカラオケを歌い、みんな大いに発散しました

しかし戻って一週間、その南魚沼の警察がクラスター感染で全署員が自宅待機と検査になり県警から補充がくる騒ぎに
たしかに約5~10分、広くもないトンネルの中を歩いていく清津峡も観光バスをはじめ100人は下らない人出で?は感じていた
その後、全国で感染が一気に出始めて第三波という言葉が新聞やテレビで次々と出てきた、北海道、東京、大阪は特にひどい
北越の優等生180人感染の新潟県もクラスターが2つ発生して、あっという間に400人に迫る勢いだ、長野県も増えている、富山県、石川県は逆に落ち着いてきた

そんなわけで、前半大成功だったGotoトラベルは後半は大失敗になってしまった、急いで部分的中止を言い出したが、混乱は免れない
一時しのぎの特効薬ばかり連発して、毎回同じ轍を踏んでいる
緊急職種(消防、警察、自衛隊、医療関係、政府、自治体の緊急部門など)、再開に時間がかかる金融のシステムや、システム企業は必要最小限の活動で、を除いて
一か月くらい全国民の外出禁止、必要最小限だけを残して企業、店舗、交通網、学校の休業
そのかわり個人、あらゆる会社に一か月分の食料と必要経費補償(高収益優良企業には内部留保で一か月しのいでもらう)する
そうすればだらだらと長い期間にわたって感染が続いたり、助成金、保証金なんかを出していなくても良かったはずだ、未だ効果ゼロどころか

日本国民(サンプリング)の90%が嫌いと言う中国は独裁体制ならではの強権発令でコロナを(日本よりは)閉じ込めることに成功している
国民は半年以上も「だらだら我慢」をして欲求不満になり、Gotoが引き金となって一気に暴発してしまった、また「振り出しに戻る」だ

毎日の報道でかなり絶望感を抱く人が増えてきたが、欧米、南米などの壊滅的感染と比べたら、まだ日本は100分の一だ、
今、ここで内閣総辞職の責任感と気概を持って、断固とした英断で国民の協力を得られる強権を発動「一か月で日本からコロナを無くす」宣言の元にやれば
国民も一か月の我慢はするだろう  ???

話は変わるが巨人がぼろ負けで、野球に興味を失いかけていた私は毎回楽しくテレビ観戦している
相撲やマラソン、駅伝、サッカーは手に汗握る接戦が面白いが、野球やボクシングはワンサイドゲームで見るのが面白い
ソフトバンクの強さは明らかで、日本シリーズは当分行う意味がない
どうしてもやるならオールセントラル対ソフトバンクがいいのでは。 昨日の巨人は自信喪失で誰もかれもが怖気づいているように見えた、
原社長は泣き顔だし青ざめている、これじゃ勝てない
広島を経験してきた丸だけがなぜか金時のように頼もしく見えた、あのポーカーフェイスが何かやってくれると見えたが、その通りになった
岡本も足りないのは自信だけだ、若いのだから、失敗を恐れずガツンと若さを前に出していけばいいのだ
だけどソフトバンクは打線も投手も自信満々で気持ちいい、日本シリーズ4連覇だもんな、川上巨人の大偉業に向かって突き進め!工藤SB