神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

ちょっと困ったぞ! でも嬉しいかも

2021年09月30日 09時11分18秒 | フーテンの寅ねこ わんにゃん
夕べは台風余波かと思うほどの風が吹いたけれど、今朝はもう快晴で風もなく日中27度にもなる予報通りの展開だ

ちょっと困ったことが起きた
3日前息子が「カートが子猫を連れてきた」というのだ
翌日私が行ってみると居た、カートは向かいの庭で日向ぼっこ、その1m先に子猫が同じようにしていた
カートは私の顔を見ると玄関までやってきて中に入らずそこでどったりと座り込んで平ねぶっている
そこに子猫がやってきて玄関の中の餌を見つけて入ろうとした、するとカートは2度威嚇した、虐めているようではなく長幼の順を守れと教育しているようだ
それからカートは立ち上がり玄関に入ってきて餌をじろりとみると「またこんなエサか」みたいな顔をして一口も食べずに出て行った
それから30秒後、子猫が警戒しながら入ってきた、それからカートの餌を食べ始めた、ほとんど食べた、そして出て行った

家に帰ると女房殿にも情報が入っていて「どうするん?」
仮に毎日来て餌をやらなければ近所で悪さをするかもしれないし、ホオッテ置けば大きくなって子を産むかもしれない(三毛猫だからメスだろう)
結論は捕まえて飼うしかないな」と言うことになった
そうなればまた避妊手術や健康チェックなどでいらぬ出費が、でも女房殿は写真を見て「家出したピーに似ているね」とお気に入りみたいだ
2匹の犬と1匹の猫がいた我が家もジョンが死に、ピーが行方不明になって3年以上たっておしめをした老犬ボスだけになった
もうボスで最後だと言っていたが、またこうして子猫がやってきた、いったいどうなっているんだろう
だが昨日はカートだけで子猫は来なかった、もしかしたら飼い猫かもしれない、たまたまカートと仲良しになったのかも
野良ネコにしては毛並みもきれいだし1歳近い大きさでもある、飼い猫で家に帰ったのなら悩みは解消するのだが

ピーとボス



最近のニュース 

2021年09月28日 09時22分38秒 | ニュースネタ
昨日から今朝のネットニュースで「辞める」が二題目に入った
一つは横綱白鵬の引退、感想は「ようやくやめる気になったか」だ
36歳、実績も年齢も引退になんの不足もない、NHK解説の北の富士さんも言っていたが「云々よりも功績の方がはるかに大きい」
「その通り」と言いたい、私の中では一番は大鵬、二番は双葉山、三番に白鵬だ
白鵬の実績は群を抜いているから二番でもいいのだが、やはり日本人の美意識からは少しずれた彼の闘志あふれるモンゴル魂が日本人に受け入れられないのが気の毒だ

もう一人は元衆院議員の金子恵さん、夫の衆院議員と議員結婚をしたけれど浮気性の夫は二度までも彼女を裏切った
それでも甘えん坊キャラの夫を姉さんキャラの彼女が支える姿はほほえましく、二人とも議員を辞めて今は浮気ネタ自虐ネタの夫婦漫才?で芸能活動をしている
その恵さんに思いがけぬ衆院議員復活のチャンスが訪れたが、あっさり辞退した「お世話になっている芸能関係の皆さんへの義理の方が大事だと」
因みに私は彼女が新潟市議の時からのファンで「きれいすぎる市議」のタイトルで知ってホームページを探し当てた
その後、県会議員を経て、たちまち衆議院議員に当選したのだった
テレビでは夫婦の出演の他、単独で「・・言っても委員会」などにも出て、知的な政治家の一面を披露している、相変わらず美人で見ていて飽きない

大谷くんは力投報われずまたしても1点に抑えながら勝利を得られず9勝どまり、最後のチャンスは一回、そこにかけることになりそうだ
でもこの二戦は勝ちがつかなかったけれど2勝したに等しい、私の中では11勝2敗だ
でも子供時代ファンだった国鉄スワローズの金田正一さんはいつもセリーグで大洋、広島と最下位争いをする国鉄スワローズにいたが300勝した
毎年20勝、30勝を挙げてチームの勝ち星の半分は彼があげた、いろいろな伝説が多い大投手だ
大谷くんは点が取れない打線、守れないリリーフ陣のチームでは、もはや自ら打点を挙げて、完封するしかない
さもなければ優勝できるチームへ行くかだ、だが弱小チームで孤軍奮闘する方がかっこいい、筒香の事もあるし必ずしも強豪チームが良いとは言えない






富山湾

2021年09月27日 19時21分29秒 | どうでもいいこと

山陰から青森、北海道までの日本海は荒波のイメージが強い
冬の日本海はそれこそ風がヒューヒューと吹き叫び、10mの怒濤が押し寄せる
浪の花が舞い上がり国道に落ちる
だが唯一の別天地がある、冬でも比較的穏やかで、春から秋は波風立たぬ静かな海、それが富山湾だ
能登半島の先端、珠洲市から内海に沿って七尾、氷見、富山、魚津、朝日まで
穏やかで、しかし1000m近い深海の富山湾は魚の宝庫
アンコウ、カニなどの深海魚から寒ブリ、サワラなどの回遊魚まで定置網漁で新鮮魚介がどっさり獲れる一大漁場だ

珠洲市から輪島、羽咋、千里浜、金沢と続く外海は、冬の荒波をもろに受けるし、親不知から新潟、秋田、青森、北海道も冬の10mの怒濤波浪が襲う
なぜ富山湾だけが別天地なのか、それは能登半島の山々と立山連峰が強風を遮ってくれるからだ
緩やかな海流は暖かな海を作り、立山から流れ出す栄養豊かな雪解け水は冷たく、温度差が蜃気楼を見せてくれる
九十九湾の水鏡のような姿は日本海とは信じられない、海面が盛り上がって見えるのだ

今日、夕方に黒部の海岸へ行ってきた、大サギ、小サギが微妙な間隔でボーッと立っていたが私が近づくと小サギが飛び立ち旋回して消えた
もう少し行くと今度は大サギが飛び立ち夕陽の中に溶けて「ギャーギャー」と威嚇するように鳴いて消えていった

のどかな海に釣り糸を垂れる釣り人、どこまでものどかな富山湾だった






久しぶりの雨でテンションは?

2021年09月26日 09時37分58秒 | どうでもいいこと
早朝からずっとシトシトの雨が降り続いています、久しぶりに聴いた雨音の気がします
中秋の名月も見ることができたし、しばらくは秋晴れが続いていたのです
そんなころに大規模農業、飲食業、セールスレディの3足の草鞋を履くお姉さんAに用事があって電話をしたら、農繁期で相手にもされず1週間待ちました

今日は雨の日曜日で、昨日までは忙しかった予約仕事もいったん切れて心なしか空虚な気分だったので。Aさんの姉貴分のBさんに電話した
Bさんからは宮本輝の長編小説7冊借りていて5冊読み終えたので、お礼かたがた返しに行こうと思ったのです
5回コールの後、元気なBさんがひそひそ声で電話に出たので!と思ったから、私もつい小声で「今、家にいますか」と聞いたら「病院よ」
ずっと寝たきりの夫が今朝、容体が悪くなって緊急入院をしたばかりなのだとか、ずいぶんとタイミングが悪い私です

とはいえまだ今日は始まったばかりの9時半、このあと大谷くんの試合もあるし、もちろん仕事もあるし退屈してもいられない

最近、夜寝るタイミングが日によってばらばらだったけれど、ようやく形が出来上がった
家には17時~19時の間に帰り、食事前に缶ビール500を一本飲む
ご飯を食べて部屋に行き、少しテレビを見てだいたい20時過ぎには寝てしまう
すると零時ころに目が覚めて焼酎の薄いお湯割りを一杯飲むとすぐに再睡眠に落ちる
朝4時半ころ起きて、テレビを見たり、ブログを書いたり、5時半に朝風呂に入ってさっぱり、6時半前に市場に行く
そんな日常になりました、疲れ切った体で風呂に入るのはきつくなりました、早朝の目覚めの朝風呂は目も覚めるし寝汗も解消できるし
朝から石鹸のにおいも悪くない、なんかテンションが上がります

さあて、少し暇が空いたので今週の営業戦略と日ごろでできなかった事務処理などを頑張りたいと思います



いろんな想い

2021年09月25日 17時07分25秒 | どうでもいいこと
大谷が3試合で11四球、ホームランを楽しみに試合を見るけれどがっかりしてしまう、ましてやお金を払って球場へ行くファンのブーイングはわかる
11四球とは打つチャンスが11打席失われた事になる、11打席あれば1本や2本ホームランが出ても不思議はない
ショービジネスと優勝へのこだわり、どちらを優先するかと言えばファンはショーを求め、球団は勝利を求める
ワイルドカードにも届かないチーム相手なら勝負してもらえるが、マリナーズですらワイルドカードに絡んでいると聞いてびっくりした
往生際が悪すぎる....と思った

「時代が変わったんだよ」説教する親に子供が言う
「北の国から」でもそんな場面があった、民族の歴史も知らない人間が「時代が変わった」という、どの時代がどう変わったのか知っているのだろうか
最近見た景色、これが今の時代だと胸を張って言うのか?
自転車通学の女子高生が「スマホ見てみてみて、前ちらり、スマホ見てみて、前ちらり」これが今の時代なんだ
人が通る雁木の通りで中学生が3人、二人は立っているが一人は歩道にべったり座り込み足を伸ばしている
コロナは靴について入ってくるというのに、人が大勢歩く歩道で座り込むのも時代です
私も高校時代大人がやめろというエレキギターを演奏して、「これが時代だ」と言っていたから偉そうなことは言えない

昨日は同級生が6人で食事に来てくれて、そのまま小宴会になった
みんな2度の接種が終わってやる気満々なのだが、やはり子供が反対するのだろうか?
でも顔を合わせれば懐かしい、どの顔見てもコロナをしまい込んでいるとは思えない、このまま旅行決行しようじゃないかY子さん






彼岸のお中日

2021年09月24日 19時35分34秒 | 宗教
宗教のあれこれ、煩悩、地獄極楽、神仏、死後の世界などには人並み以上の興味があるのに、世間の常識であるお墓参りや仏壇参り、供養が全くわからない

盆の13日頃になるとお墓参りをするというくらいしかしらなかった
父は戦後、今の地に一人で住み着いたのでお墓はなく、盆には地元生まれの母方の墓参りをした
子供の私は提灯をぶら下げて歩いて行くのが楽しかった、外祖母が亡くなり、伯父さんが亡くなり、従弟が地元に帰ってきてから行かなくなった

何度か書いたけれど、父は25歳で結婚して小さな家を建てたけれど神棚も仏壇ももたなかった、空襲で両親もろとも家が焼けて髪の毛一本残さず消えた
心が空虚になったからだ
ミカンの木箱にお札を貼って神棚に、タンスの上に位牌を乗せて仏壇代わりだったという
私が物心ついたときには仏壇はあった、それは近所の大工の棟梁がかたくなな父に理責めで説いたからだという
そのたいせつな仏壇を疳の虫が強い幼い私が破壊した、子供の時から罰当たりな子だったのだ

彼岸とは、悟りを開いた仏が住む彼の国なのだという
此岸は、われら煩悩にまみれた人間が住む世界を言うそうだ
彼岸から此岸に帰ってくる日をお彼岸と言うそうで7日間続き
その中心が彼岸のお中日なのだ、お墓参り仏壇でのお参り、そしてそれらのお掃除、春は牡丹餅(ぼたもち)、秋はお萩(おはぎ)を供える

煩悩まみれの私だったが、このごろ少しだけ悟りを開きつつある
たしかに神が集う彼岸はあるのだ







人生走馬燈のごとし 男と女の愛物語

2021年09月22日 20時50分38秒 | 映画/ドラマ/アニメ
これで3度目になる 「北の国から」全部見た
テレビドラマ版、全24話 淳、蛍の子供時代の出来事
スペシャル「89帰郷」「92巣立ち」「95秘密」「98時代」
「2002遺言」21年間の家族のドラマだ
親父の五郎(田中邦衛)は女房(いしだあゆみ)と離婚し、富良野のスナックのホステス(児島みゆき)に夢中になった

淳(吉岡秀隆)は中学時代の同級生レイとのレモンの恋は今も遠距離で継続し、なのに東京で人を疑わない純粋な少女を妊娠させ
知られたくない過去を持つシュウ(宮沢りえ)の過去を知って悩み
他の男と結婚することになったレイに「映画卒業のように式場から私をさらって逃げて」といわれチャペルまで行くが見送るだけだった

天真爛漫なシュウを五郎は大歓迎する、偏見を棄てた淳もようやくシュウを受け入れた
だが莫大な借金を抱えた淳は富良野を離れ、シュウは他所に嫁いだ
最果ての地、羅臼で淳は運命の彼女、結(ゆい)(内田有紀)に出会う、だが結には女と逃げた半グレの夫がいる、
その父は荒々しい海の男だと聞いて淳はビビる
帰ってきた結の夫と仲間に淳はボコボコにされる、だが結を娘のように可愛がり、半グレ息子に厳しい親父は淳に活を入れる
「本気で人の女房を盗るなら命がけで戦え」と励ます
結は優柔不断な淳を本気で愛し結婚を迫る、そして二人で夫の元に行き淳は土下座してひたすら「結婚させてください」と叫び続け
結は猟銃を夫の胸に狙いをさだめ続けた、ついに夫は根負けして結と淳は結婚に至るのだった

蛍(中嶋朋子)は看護学校に通う電車で学生に密かな想いをもつ、二人はつきあうが彼は医学部を目指す良家の息子だった
蛍は彼とつきあいながら病院に勤務するが、そこの家庭持ちの医師と不倫関係になって駆け落ちする
しかし破局して札幌に蛍は住む、医師の子を宿したまま
それを知った淳たちの兄貴分の草太は、淳と兄弟同様に育った正吉に蛍と結婚しろ、子供はおまえの子供として育てろと言う
蛍に好意を持っていた正吉は言われるままに受け入れる、口数が少ない正吉だが男気が溢れた男であった、全てを知っていながら受け入れた
しかし淳と正吉は事故死した草太の借金だらけの牧場を言われるまま引き受けて倒産、大きな借金を背負って富良野から去って行った
正吉も蛍と離れて暮らすことになった

最後は正吉のもとに蛍は行き、淳は結と富良野で結婚生活をおくることになった、ハッピーエンドでした

今の若い人には内田有紀とか宮沢りえはわからないかも知れないが、女優とは凄いものだ、役柄で70のおっさんまで恋してしまう
私の世代では栗原小巻の大ファンだった、なんだろう知的でありながら色気が溢れ出し、優しさと厳しさを兼ね備えている
小巻ちゃんは永遠の私のアイドルである



さんまの季節

2021年09月21日 17時26分06秒 | どうでもいいこと
毎日、早い時間からおうち飲み、今も飲んでいる
毎日飲むと飽きるので週単位でビール、日本酒、焼酎と変化させている
先日までの焼酎は今日からビールに変わった
ビールも銘柄で味がずいぶんと違う、私は雑食派なので何でも飲む、銘柄など気にしない、でもうまいまずいはある
好きな順で言うと①キリン一番搾り②エビス③黒ラベル④スーパードライ
⑤モルツ

サンマが高い まだ今年は食べていない
今朝市場へ行ったらたった一箱だけ入荷していた
「安いよ どう買わない」とセリ人がセリ外で声をかけてきた
一箱16尾入りで5kg箱かな?
計算したら一匹400円税別、スーパーや小売店に並べたら500円から600円の値が付く
氷水の中に手を入れて一匹手に乗せてサイズを確認したら大きくも小さくもないふつうのサイズだった、どうみても脂がのっているようには見えない
何十年もこの道で生きてきたから一目で鮮度と旨さはわかる、これは500円出して買う価値は無いと思った
「昔なら100円サイズだね」とセリ人に言ったら頷いて「やっぱり10尾くらいでないとね」と言った
サンマは幅広く皮面が盛り上がって、目は赤ちゃんの目のように澄んでいて、肌は透明感がある銀色の中に黄ばみが見えるサンマが最高だ
10尾サイズともなれば一尾1000円前後にはなる、家族4人で食べれば4000円だ、果物ばかりでなく大衆魚も高級魚になった
鰯さえ同じである。 昨日の続きで言えばブドウはあきらめてバナナやパイナップルを食べれば良い、甘さではひけをとらない
バナナ、パイナップルは安い、最近は小ぶりの台湾パインが出回ってきた
サンマの代わりは何だろう? 塩サバがあんがい良いかも、かなり良い型で脂があるもので一尾1000円以下で買える、四切れに切っても大きい
サンマに4000円使うなら1000円で4人食べられる塩サバはお得だ

昔は獲れすぎたサンマを塩漬けにした冷凍塩サンマというのがあった
今もあるのかどうか知らない、小売店をやめて料理店になって35年小売業界には少し疎くなった



ぶどうの季節

2021年09月20日 14時58分34秒 | どうでもいいこと
相変わらず季節が混在している
今朝はまた蝉の声が聞こえてきた、今は静かでかすかに秋の虫が鳴いている
秋と言えばぶどうの季節で、昔はお盆のころには小粒のぶどう(デラウェアとは言わなかったはず)がマクワとともに仏前にあがった
今もデラがあるけれど、大粒の種なしの影に隠れている
10年くらい前までは巨峰でも、あるいは大きな桃でも信州の道の駅などで2000円とか3000円とかで箱買いができた
今は1房1000円、2000円の時代になった、これではむしゃむしゃと食べるわけにはいかない、今や高級果実だ
特にシャインマスカットが凄くて、考えてからでないと食べることが出来なくなった、巨峰もおなじだ
たしかに品種改良で大粒になり甘さも桁違いになっている、でも巨峰でも皮と果実の間の少し渋甘いところがうまい
大衆果実から食後に少しだけ食べる上品なデザートになってしまった、だから5年くらい前からほとんど口にしていない
そういえば毎夏50本くらいずつ仕入れていたトウモロコシも今年は2本たべただけだった
いったいどうしてしまったのだろうか? 食べたい気持はあるのに
なにかが自分の中で変わってきつつある
思うに終活が無意識の中で始まりだしたのだろう、長引くコロナがきっと後押しをしているのだ
いつまでも、あてにならない収束を待っていられない、もう古希を過ぎたのだ
今すぐにでも夢を実現させるべきだ、忙しさにかまけて出来なかったことを
何かを得るためには何かを犠牲にしなければできない
それができるかどうかで残された20年が決まる



御詠歌

2021年09月19日 19時18分06秒 | 宗教
仕事で曹洞宗の寺に行ってきた
本堂では法要の読経の最中なので裏口に回って中に入ったら、そこでもスピーカーから住職の御詠歌が大きな音で流れていた
チリーンという鉦の音が合間に入り、静かで哀しい住職の詠唱がいつまでも続いていた

御詠歌は曹洞宗に限らず、ほぼ全ての宗派にあると言うが、私が法要の場で聞いたのは今日で二度目だ、なかなか聞くことが出来ない 
日本的だなあと思ったが、もともとインドから中国に伝わり日本に来たと言うことだった

内容はそれほど哀しい謡ではないらしい、それでも心が洗われる異次元の謡に聞こえる
幼稚園時代、寺の御堂で子供達はお昼寝をする、なぜだかあの時の静けさを今も覚えている、母の胎内を思い出すのか?
もう一つ覚えている、掛け布団の絵柄が大きな鯉だった

そうそういろんなところで曼珠沙華の写真がアップされているが、私はこの花に興味がなくはっきり見たことが無かった
だが今日、寺へ向かう途中の街道の左右にずらりと咲いていた、曼珠沙華はもっと畑みたいな所に気高く咲いていると思っていた
まさか路端に祭りの露天商の如く咲いているとは想像もしなかった
でも曼珠沙華は他の華と違った不思議な姿をしている