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【0910/251:ジャズフェスティバル】ジャズで大津を元気に きょうからフェス/市民が初企画

2009-10-31 23:12:54 | Weblog
■1年余かけ実現

 県内外のジャズファン約800人が大津市の中心市街地で演奏を繰り広げる「大津ジャズフェスティバル びわ湖 de JAZZ」(実行委主催)が10月31日と11月1日の両日、開かれる。ジャズに親しんでもらうとともに街の活性化を図ろうと、市民有志が初めて企画した。実行委のメンバーは「軽快なリズムで街を活気付けたい」と意気込んでいる。

 実行委員の小山清治さん(51)が2008年6月に同市街地で行われたウオークイベントに参加したのがきっかけとなった。歩いてみたものの、人通りはまばらで、街に活力はなく、寂しさすら感じた。

 「街を元気づけたい。何かユニークな方法はないだろうか」。イベント参加者らで方法を話し合っていた際、1970年代まで県内で大規模なジャズ演奏会が開かれていたことに話が及んだ。自身もジャズファンという小山さんが飛びついた。「大津でジャズフェスティバルをやる」

 実現に向けて専念しようと、小山さんは2009年4月、勤務先を退職。大津の中心市街地全体を舞台にしたイベントにしようと、知人らに協力を呼び掛け、市内の店舗やホールなどを訪ね、場所の提供などを要請して回った。

 並行して運営会議も設置。初めての会議には2、3人しか集まらなかったが、口コミなどで知った会社員や主婦、大学生らが集まり、関係各所に賛同を呼びかけた。その結果、市や店舗などの協力が得られ、フェスティバルが実現することになった。

 現在は運営スタッフとして70人以上が登録。毎週土曜日には、JR大津駅前などで演奏やチラシ配りを行い、フェスティバルをPRしてきた。小山さんは「みんなの力で実現できた。大津からジャズの魅力を発信し、日本一のフェスティバルに育てたい」と意気込んでいる。

 イベントは、大津港の特設ステージや店舗など26か所で、両日とも正午から午後5時頃まで(一部会場は午後8時まで)開催。プロ・アマ200組が参加し、ジャズをメーンに、ゴスペルやポップス、ラテン音楽などを演奏する。びわ湖ホールでは11月1日の午後2時半と同7時の2回、プロのバンドや実行委のメンバーらが演奏を披露。琵琶湖汽船内(31日のみ)や、京阪電車内での演奏もある。

 無料(びわ湖ホール、琵琶湖汽船、京阪電車は有料)。問い合わせは小山さん(090・3276・3814)。

(10月31日付け読売新聞・電子版)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20091030-OYT8T01330.htm

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