滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1004/129:県内犯罪件数】空き巣など窃盗犯が増加 / 滋賀の刑法犯認知件数

2010-04-17 00:32:10 | Weblog
 今年1~3月の滋賀県内の刑法犯認知件数が3550件と、前年同期から364件(11・4%)増えた。昨年末までの認知件数は県内では7年連続で減少しているが、空き巣など窃盗犯が全体の件数を押し上げている。

 滋賀県警刑事企画課によると、草津署管内をのぞく湖南地域、湖東地域で増加が著しい。窃盗犯は全体の76・3%を占めて2708件。このうち、空き巣は前年同期から91件増の176件、車上狙いが126件増の410件。ひったくりも6件から21件に増えた。

 16日の定例記者会見で名和振平県警本部長は「捕まるかもしれないというリスクを高めるよう、捜査力の強化に力を入れたい」とした。

【関連ニュース番号:1004/24、4月2日;1003/233、3月29日など】

(4月16日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100416000151&genre=C1&area=S00

【1004/128:県幹部汚職容疑】農協システム導入収賄 起訴内容否認 / 大津地裁初公判 

2010-04-17 00:22:08 | Weblog
 農協のコンピューターシステム導入をめぐり、滋賀県内のソフトウエア開発会社に便宜を図った見返りに、現金約850万円を受け取ったとして収賄罪に問われた高島市マキノ町知内、前県商工観光労働部管理監古川久巳被告(56)=現総務部管理監、休職中=の初公判が16日、大津地裁(澤田正彦裁判長)であり、古川被告は「息子への賞与で、わいろだとは思わなかった」と起訴内容を否認した。

■県幹部 「息子の賞与かと」

 検察側は冒頭陳述で、古川被告がシステム導入を働きかけたJAの管理施設について国の補助事業認定を受けようと、農水省に陳情したと経過を説明。農協関係者らに同社のシステム導入を強く推薦したと主張した。

 起訴状などでは、古川被告は2005年3月に完成したJAグリーン近江(東近江市)の管理施設に、県内のソフトウエア開発会社のシステム採用を働きかけた見返りに、同年4月28日、社長から自己が管理する親族の口座に現金約850万円の振り込みをうけた、としている。

【関連ニュース番号:1002/19、2月2日;1001/118、1月17日;1001/89、1月14日など】

(4月16日付け京都新聞・電子版:17日付け朝日・毎日の電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100416000114&genre=D1&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100417ddlk25040412000c.html

【県幹部、無罪を主張、JAシステム導入汚職 初公判/検察「謝礼要求」と指摘】

 JAグリーン近江(本店・東近江市)のシステム導入をめぐり、便宜を図った謝礼にコンサルタント会社長から現金約850万円を受け取ったとして収賄罪に問われた県総務部管理監の古川久巳被告(56)=高島市マキノ町知内=の初公判が16日、大津地裁であった。古川被告は「(現金は)息子への賞与で、私に対するわいろとは思っていなかった」と無罪を主張した。

 起訴状などによると、JAは2005年3月、野洲市のコンサル会社が開発したコメの生産出荷履歴を管理・公開するトレーサビリティーシステムを導入した。その際、県東京事務所に勤務し、県内の情報技術産業の支援を担当していた古川被告はJAに同社のシステムを推薦。導入後の05年4月28日、社長(贈賄罪の公訴時効成立)の指示で、同社に勤めていた長男名義の銀行口座に賞与名目で振り込まれた現金853万円を受けとったとされる。

 検察側は冒頭陳述で、古川被告はシステム導入を実現した社長に対し「もうかっているんだろ。土木やったら3%、建築やったら5%が相場」と紹介料のような数字を示して謝礼を要求したと指摘。その後社長は、古川被告に「お礼の件ですけど、月末に長男の口座に賞与ということで振り込んでおきます」と電話で伝えていたとした。

 一方、弁護側は「わいろを受けた認識はなかった」と無罪を主張。「早期に捜査に着手しながら、わざと贈賄者の時効が完成するまで聴き取りを遅らせて自白を得た」と指摘し、「憲法や刑事訴訟法に違反し、公訴は棄却されるべきだ」と主張した。

■被告とJA会合「冨士谷同席」検察、冒頭陳述で指摘

 検察側は冒頭陳述で、古川被告がJA側にシステム導入を勧める際、会合の場所に旧近江八幡市の市長で当時県議だった冨士谷英正氏の事務所が複数回使われ、冨士谷氏も同席していたと指摘した。

 検察側によると、会合は2003年8月~04年6月、近江八幡市内の冨士谷氏の事務所で3度あり、古川被告がコンサル会社のシステムについて「ぜひとも入れてやってほしい」などとJA側に推薦。うち2回の会合には古川被告とコンサル会社長、JA関係者のほかに冨士谷氏もいたとしている。さらに、冨士谷氏も同社のシステムを推薦していたことなどから、JAは同社のシステム導入を内部決定したと指摘した。

 冨士谷氏は朝日新聞の取材に対し、「場所を貸すように求めてきたのはJAだったと思う。ずっと会議に出ていたわけではないので話の内容も知らない。(システムの)推薦なんてしていない」と話した。一方、JA側は「把握しておらず、すぐに答えられない」と述べた。

(4月17日付け朝日新聞・電子版)

http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001004170003



【1004/127:市街地活性化】地域の古民家や土地 貸し出し / 長浜・自治会など会社設立

2010-04-17 00:16:21 | Weblog
【写真:自治会のコミュニティーハウスの1階に設けられた「遊楽 布回廊」(長浜市宮前町)】

 滋賀県長浜市宮前町の神前西町自治会や住民有志が出資して地域の古民家や土地を活用する会社を設立し、改修や整備を行って貸し出すユニークな取り組みを始めた。第1弾として完成した施設で4月15日、工芸品ギャラリーや浜ちりめんの振興施設が仮オープンした。

 ■第1弾 施設仮オープン

 昨年8月設立の「神前西開発株式会社」。西川英敏社長(68)によると、長浜八幡宮門前の地域が沈滞する中、昨年6月に市の中心市街地活性化基本計画が国に認定されたのを機に、活性化事業の補助金による取り組みを思いついた。自治会所有の家屋や土地を同社が借り、施設整備などを行って運営する。

 同社は、まず築約100年の木造2階建ての古民家(延べ床面積約100平方メートル)を改築。木工や漆芸、金工の工芸家でつくる「長浜工芸研究会」が借りて交流やアンテナショップに利用する。

 さらに、自治会館にあたる木造2階建てのコミュニティーハウス(同約180平方メートル)を新築。通りに面する1階の一部を呉服店経営者が借り「遊楽 布回廊」の名称で、浜ちりめんを使った染色教室や加工品の展示販売などに利用する。

 両施設は当面、主に週末に開き、今夏に本格オープンする。このほか、賃貸駐車場の運営も始めた。総事業費は約4000万円で3分の2の補助金を受けた。

 西川社長は「今回の施設はモデルケース。今後、地域の施設を活用して活性化を図りたい」と話している。

(4月16日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100416000067&genre=K1&area=S20


【1004/126:芸術祭】「信楽まちなか芸術祭」概要決まる / 開会式典は10月1日

2010-04-17 00:10:16 | Weblog
【写真:10月1日に開幕する「信楽まちなか芸術祭」のPRポスター】

 甲賀市信楽町で10月1日から11月233日まで開かれる「信楽まちなか芸術祭」の実施計画の概要が決まった。日常生活に根ざした焼き物を紹介する「ライフ・セラミックス展」や瀬戸市(愛知県)や越前町(福井県)などの首長が情報交換する「日本六古窯サミットin甲賀」など7つの主催事業と2つの協賛事業を繰り広げる。

 メーン会場は県立陶芸の森・信楽産業展示館で、開会式典は10月1日午前9時15分から約300人が参加して行う。閉会式は最終日の午後3時からの予定。期間中は同展示館の3万人目、5万人目などの来場者に記念品を贈る。信楽陶芸トリエンナーレ実行委(事務局・信楽支所)がこのほど発表した。

 各事業は次の通り。

 【主催事業】ライフ・セラミックス展10月1日~11月23日、信楽産業展示館。デザインや機能を重視し、生活スタイルに合った生活雑器、インテリア、環境に配慮した次世代商品などの展示やシンポジウムなど▽信楽まちなか陶芸展10月1日~11月23日、信楽伝統産業会館や空き店舗など。信楽焼の歴史展や若手陶芸家の企画展。窯元や工房が見学できるまちなか散策も▽日本六古窯サミットin甲賀10月1、2日、信楽産業展示館ほか▽まちなか周遊&散策マップの制作ショップ情報や芸術祭の見どころを掲載したマップ。B5判、30ページ。無料配布▽陶器市10月9~11日、陶芸の森・太陽の広場▽朝宮茶と信楽焼展10、11月の日曜(10月10日を除く)と最終日の11月23日。JA甲賀朝宮支所。茶道具などの紹介や茶試飲など▽紫香楽宮関連事業10月1日~11月23日、紫香楽宮跡関連遺跡調査事務所展示室ほか。遺跡出土遺物展や講演会など。

 【協賛事業】しがらきやき-直方の茶陶春斎の壺9月18日~12月12日、陶芸の森・陶芸館。月曜休館(芸術祭期間中は無休)。有料▽古陶の譜-中世のやきもの六古窯とその周辺9月4日~12月12日。ミホ・ミュージアム。月曜休館。有料。

(4月16日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100416000219&genre=I1&area=S00


【1004/125:カワウ問題】竹生島カワウ対策、設立会議開く / 長浜市と滋賀県

2010-04-17 00:00:12 | Weblog
【写真:カワウの被害防除対策の初年度の事業計画などを話し合うメンバー(長浜市役所)】

 長浜市と滋賀県は4月16日、琵琶湖八景の一つにも数えられた竹生島でのカワウのフン害防除対策を実務的に進める「竹生島カワウ対策事業推進協議会」の設立会議を開いた。

 同協議会の設置は、市が環境省に提出した「竹生島生物多様性保全推進事業」が、4月1日に採択されたのが発端。関係機関や団体などと連携した協議会の設置が補助の要件となっている。

 市は、県の総合対策計画検討協議会がカワウ対策の検討を進める機関であるのに対し、新たに設けた協議会については実務機関と位置づけている。

 主な事業計画は、カワウの生息状況などと植生被害のモニタリング調査や、飛来時期に行う音での追い払い。これらの対策を円滑に進めるため、初年度は全長500メートルの管理道路を整備する。

 設立会議では、規約などを承認し、役員を選出した。設置期間は3年で、初年度予算1700万円などを承認した。

【関連ニュース番号:1003/84、3月10日;0912/217、09年11月24日;0911/146、09年11月17日など】

(4月16日付け京都新聞・電子版:17日付け中日・電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100416000212&genre=A2&area=S00
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100417/CK2010041702000003.html