滋賀県議会は4月26日の臨時議会で、新しい議長に吉田清一氏(自民党・真政会)、副議長に谷康彦氏(民主党・県民ネットワーク)を選出した。自民系会派が過半数割れした2007年の県議選以降で初めて、最大会派の自民と第2会派の民主が議長選、副議長選で共同歩調をとった。
議長選、副議長選とも、全議員47人のうち共産党県議団を除く44人が吉田氏、谷氏に投票した。県議会は来春に改選となる。
07年県議選後の議長選では、民主が共産や「対話の会・びわこねっと」と協調して、県議会史上初となる非自民の議長ポストを得た。しかし08年、09年の議長選はともに自民が巻き返した。09年は副議長選でも民主は及ばなかった。
自民、民主が足並みをそろえたことについて、吉田氏は就任会見で「議員任期の最終年度で、対立をお互い避けたのではないか」と述べ、谷氏も「議会運営で混乱もあり、円滑な運営ができないかとの思いが各議員の根底にあった」との見方を示した。
吉田氏は旧中主町議2期を経て1995年に初当選、4期目。野洲市安治。62歳。
谷氏は旧甲西町議3期を経て2003年初当選、2期目。湖南市下田。68歳。
(4月26日付け京都新聞・電子版:27日付け朝日・毎日・中日の電子版なども報道)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100426000151&genre=A2&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100427ddlk25010593000c.html
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100427/CK2010042702000012.html
【県会議長選 無風、議長に吉田氏/自・民会派が協調】
県議会(定数47)は26日、臨時議会を開き、新しい議長に自民党・真政会の吉田清一氏(野洲市区、4期目)、副議長に民主党・県民ネットワークの谷康彦氏(湖南市区、2期目)を選んだ。共産党議員を除く44人が2人に投票。第1会派の自民党・真政会、第2会派の民主党・県民ネットワークが議長と副議長を分け合った。両会派が多数派工作でせめぎ合う過去3年間の議長選とは異なる選出劇となった。
議長選挙を巡っては、自民党系会派が過半数を割り込んだ2007年の統一地方選以降、小差の決着が続き、昨年は1票差で自民党の議長が選ばれた。今回は会派間の協議の結果、共産党を除く各会派が、本会議前に正副議長の人選に合意した。
自民党・真政会の宇賀武代表は「議長は県議会全体の代表者。本来は話し合いのうえ、満場一致で決めるのがベストだ」。民主党・県民ネットワークの谷代表は「議長選の対立の結果、議長の議会運営に不満を感じた場面もあった。多くの人に選ばれたことで、公正中立な運営を望む」と話す。
新しい監査委員には民主の大井豊氏が就き、造林公社問題対策特別委は温暖化・造林公社問題対策委に改変した。常任・特別委員会の正副委員長は次の通り。
(◎が委員長、敬称略)
【総務・政策】◎今江政彦、中谷哲夫【生活文化・土木交通】◎西村久子、柴田智恵美【環境・農水】◎辻孝太郎、川島隆二【厚生・産業】◎山田実、山田尚夫【文教警察・企業】◎野田藤雄、節木三千代【議会運営】◎佐野高典、中沢啓子
【経済雇用対策特別委】◎江畑弥八郎、宇賀武【地方分権・行財政対策特別委】◎生田邦夫、梅村正【琵琶湖淀川水系問題対策特別委】◎奥村芳正、沢田享子【温暖化・造林公社問題対策特別委】◎清水鉄次、成田政隆
(4月27日付け朝日新聞・電子版)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=260000010042700
議長選、副議長選とも、全議員47人のうち共産党県議団を除く44人が吉田氏、谷氏に投票した。県議会は来春に改選となる。
07年県議選後の議長選では、民主が共産や「対話の会・びわこねっと」と協調して、県議会史上初となる非自民の議長ポストを得た。しかし08年、09年の議長選はともに自民が巻き返した。09年は副議長選でも民主は及ばなかった。
自民、民主が足並みをそろえたことについて、吉田氏は就任会見で「議員任期の最終年度で、対立をお互い避けたのではないか」と述べ、谷氏も「議会運営で混乱もあり、円滑な運営ができないかとの思いが各議員の根底にあった」との見方を示した。
吉田氏は旧中主町議2期を経て1995年に初当選、4期目。野洲市安治。62歳。
谷氏は旧甲西町議3期を経て2003年初当選、2期目。湖南市下田。68歳。
(4月26日付け京都新聞・電子版:27日付け朝日・毎日・中日の電子版なども報道)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100426000151&genre=A2&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100427ddlk25010593000c.html
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100427/CK2010042702000012.html
【県会議長選 無風、議長に吉田氏/自・民会派が協調】
県議会(定数47)は26日、臨時議会を開き、新しい議長に自民党・真政会の吉田清一氏(野洲市区、4期目)、副議長に民主党・県民ネットワークの谷康彦氏(湖南市区、2期目)を選んだ。共産党議員を除く44人が2人に投票。第1会派の自民党・真政会、第2会派の民主党・県民ネットワークが議長と副議長を分け合った。両会派が多数派工作でせめぎ合う過去3年間の議長選とは異なる選出劇となった。
議長選挙を巡っては、自民党系会派が過半数を割り込んだ2007年の統一地方選以降、小差の決着が続き、昨年は1票差で自民党の議長が選ばれた。今回は会派間の協議の結果、共産党を除く各会派が、本会議前に正副議長の人選に合意した。
自民党・真政会の宇賀武代表は「議長は県議会全体の代表者。本来は話し合いのうえ、満場一致で決めるのがベストだ」。民主党・県民ネットワークの谷代表は「議長選の対立の結果、議長の議会運営に不満を感じた場面もあった。多くの人に選ばれたことで、公正中立な運営を望む」と話す。
新しい監査委員には民主の大井豊氏が就き、造林公社問題対策特別委は温暖化・造林公社問題対策委に改変した。常任・特別委員会の正副委員長は次の通り。
(◎が委員長、敬称略)
【総務・政策】◎今江政彦、中谷哲夫【生活文化・土木交通】◎西村久子、柴田智恵美【環境・農水】◎辻孝太郎、川島隆二【厚生・産業】◎山田実、山田尚夫【文教警察・企業】◎野田藤雄、節木三千代【議会運営】◎佐野高典、中沢啓子
【経済雇用対策特別委】◎江畑弥八郎、宇賀武【地方分権・行財政対策特別委】◎生田邦夫、梅村正【琵琶湖淀川水系問題対策特別委】◎奥村芳正、沢田享子【温暖化・造林公社問題対策特別委】◎清水鉄次、成田政隆
(4月27日付け朝日新聞・電子版)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=260000010042700