滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1004/197:県議会動向】議長に自民・吉田氏 副は民主・谷氏 / 滋賀県議会 2会派が協調

2010-04-26 23:24:44 | Weblog
 滋賀県議会は4月26日の臨時議会で、新しい議長に吉田清一氏(自民党・真政会)、副議長に谷康彦氏(民主党・県民ネットワーク)を選出した。自民系会派が過半数割れした2007年の県議選以降で初めて、最大会派の自民と第2会派の民主が議長選、副議長選で共同歩調をとった。

 議長選、副議長選とも、全議員47人のうち共産党県議団を除く44人が吉田氏、谷氏に投票した。県議会は来春に改選となる。

 07年県議選後の議長選では、民主が共産や「対話の会・びわこねっと」と協調して、県議会史上初となる非自民の議長ポストを得た。しかし08年、09年の議長選はともに自民が巻き返した。09年は副議長選でも民主は及ばなかった。

 自民、民主が足並みをそろえたことについて、吉田氏は就任会見で「議員任期の最終年度で、対立をお互い避けたのではないか」と述べ、谷氏も「議会運営で混乱もあり、円滑な運営ができないかとの思いが各議員の根底にあった」との見方を示した。

 吉田氏は旧中主町議2期を経て1995年に初当選、4期目。野洲市安治。62歳。

 谷氏は旧甲西町議3期を経て2003年初当選、2期目。湖南市下田。68歳。

(4月26日付け京都新聞・電子版:27日付け朝日・毎日・中日の電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100426000151&genre=A2&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100427ddlk25010593000c.html
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100427/CK2010042702000012.html

【県会議長選 無風、議長に吉田氏/自・民会派が協調】

 県議会(定数47)は26日、臨時議会を開き、新しい議長に自民党・真政会の吉田清一氏(野洲市区、4期目)、副議長に民主党・県民ネットワークの谷康彦氏(湖南市区、2期目)を選んだ。共産党議員を除く44人が2人に投票。第1会派の自民党・真政会、第2会派の民主党・県民ネットワークが議長と副議長を分け合った。両会派が多数派工作でせめぎ合う過去3年間の議長選とは異なる選出劇となった。

 議長選挙を巡っては、自民党系会派が過半数を割り込んだ2007年の統一地方選以降、小差の決着が続き、昨年は1票差で自民党の議長が選ばれた。今回は会派間の協議の結果、共産党を除く各会派が、本会議前に正副議長の人選に合意した。

 自民党・真政会の宇賀武代表は「議長は県議会全体の代表者。本来は話し合いのうえ、満場一致で決めるのがベストだ」。民主党・県民ネットワークの谷代表は「議長選の対立の結果、議長の議会運営に不満を感じた場面もあった。多くの人に選ばれたことで、公正中立な運営を望む」と話す。

 新しい監査委員には民主の大井豊氏が就き、造林公社問題対策特別委は温暖化・造林公社問題対策委に改変した。常任・特別委員会の正副委員長は次の通り。

(◎が委員長、敬称略)

 【総務・政策】◎今江政彦、中谷哲夫【生活文化・土木交通】◎西村久子、柴田智恵美【環境・農水】◎辻孝太郎、川島隆二【厚生・産業】◎山田実、山田尚夫【文教警察・企業】◎野田藤雄、節木三千代【議会運営】◎佐野高典、中沢啓子

 【経済雇用対策特別委】◎江畑弥八郎、宇賀武【地方分権・行財政対策特別委】◎生田邦夫、梅村正【琵琶湖淀川水系問題対策特別委】◎奥村芳正、沢田享子【温暖化・造林公社問題対策特別委】◎清水鉄次、成田政隆

(4月27日付け朝日新聞・電子版)

http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=260000010042700



【1004/196:県立施設廃止】入館100万人を達成 本年度で廃止の県立水環境科学館

2010-04-26 23:05:42 | Weblog
【写真:100万人目の入館者として認定書と記念品を手渡された畑山結以ちゃん(手前の右から2人目)=草津市の水環境科学館で】

 事業仕分けのため本年度に廃止される草津市矢橋町の県立水環境科学館の入館100万人が4月25日、達成した。

 節目の来館者となったのは大津市晴嵐小1年畑山結以ちゃん(6つ)。午後3時20分、両親と妹の4人で入館したところ、職員から拍手で迎えられた。結以ちゃんは初訪問で「びっくりした」と突然のことに驚きながらも、認定書や花束などの記念品をもらうと、笑みを見せた。

 県立水環境科学館は下水道や水環境を学ぶ施設として、1993年6月24日に開館し、年間7万人前後が訪れる。中川芳一館長は「今日はいい天気で、たくさんの人に来ていただき、達成できた」と喜んでいた。

 水環境科学館は類似施設が多いとして廃止が決定された。2011年度以降の譲渡先、土地、建物の利用方法は決まっていない。 (滝田健司)

【関連ニュース番号:0911/247、09年11月27日;0911/177、09年11月21日など】

(4月26日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100426/CK2010042602000022.html


【1004/195:福祉団体支援】福祉12団体に助成金 / 「しがぎん福祉基金」

2010-04-26 22:55:31 | Weblog
【写真:高橋理事長から助成金の目録を贈られる団体関係者(大津市浜町・しがぎんホール)】

 滋賀県内の福祉団体などの活動を支援する「しがぎん福祉基金」(高橋宗治郎理事長)の助成金贈呈式が4月26日、大津市の滋賀銀行本店であり、本年度は12団体に総額660万円の助成金が贈られた。

 基金は1984年度に設立。これまでに386件、総額2億9280万円を助成した。

 贈呈式では高橋理事長が、12団体の関係者に目録を手渡した。

 知的障害者授産施設を運営する社会福祉法人「和光会」=大津市=の佐々木光澄理事長(63)が出席者を代表し、「社会保障制度見直しで運営が厳しくなる中、各団体はそれぞれの立場で社会福祉向上に努力している。助成金を有効に役立てたい」と謝辞を述べた。

 ほかの助成先は次の通り。

 社会福祉法人わたむきの里福祉会(日野町)▽ニッポン・アクティブライフ・クラブびわこ彦根(彦根市)▽NPO法人いっぷく(竜王町)▽NPO法人滋賀自閉症研究会たんぽぽ(近江八幡市)▽NPO法人あいとう和楽(東近江市)▽NPO法人K-STYLE(彦根市)▽NPO法人きずな(愛荘町)▽こぶし会(大津市)▽NPO法人おうみ犯罪被害者支援センター(同)▽NPO法人子育てネットワーク志賀うりぼう(同)▽NPO法人ウェル・エナジー(長浜市)

(4月26日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100426000129&genre=C4&area=S00


【1004/194:高校授業料無料化】授業料以外も負担重く / JR石山駅前 あしなが募金 遺児訴え

2010-04-26 01:01:04 | Weblog
【写真:募金を呼びかける遺児や学生ボランティア(大津市のJR石山駅前で)】

 病気や災害などで親を亡くした子どもの進学を支援する「第80回あしなが学生募金」の街頭活動が全国で始まった4月24日、県内では、大津市のJR石山駅前で遺児や学生ボランティアら31人が協力を求めた。

 事務局によると、高校の授業料が無償になっても教材費や通学費などの負担は変わらず、多くの子どもたちが進学したくても断念してしまうという。

 遺児らは募金箱を持って募金を呼びかけたり、チラシを配ったり。小学6年の時に父親を病気で亡くし、高校から奨学金の支援を受けている甲賀看護専門学校2年の片川佳菜江さん(20)は「進学するか、働くかで迷ったけれど、奨学金のおかげで看護の道に進む夢を持つことができた。皆さんの支援をお願いしたい」と話していた。

 募金活動は、同駅とJR草津駅前で25日、5月1、2日の午前10時~午後5時30分にもあり、全額があしなが育英会に寄付される。

(4月25日付け読売新聞・電子版)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100425-OYT8T00016.htm

【1004/193:地震災害】留学生「被災者救って」 / 中国青海地震、彦根で募金集め

2010-04-26 00:56:08 | Weblog
【写真:写真やパネルを手に募金を呼び掛ける留学生ら=JR彦根駅前で】

 中国青海省王樹チベット族自治州で起きた大地震の被災者を支援しようと、彦根、長浜両市の4大学の中国人留学生が4月24日、JR彦根駅前で募金を呼び掛けた。

 彦根市日中友好協会(中島一会長)が企画し、滋賀、県立、聖泉の3大学(以上彦根市)と長浜バイオ大(長浜市)の留学生が参加。学生や協会メンバー約40人は駅前に立ち、被災の状況を伝える写真や文章を載せたパネルを手に「募金への協力をお願いします」と声を上げた。

 彦根市の県立大環境科学部3年の王嘉陽さん(22)は「現地は標高が高く救援も困難。いろいろな民族が住んでいるが同じ中国人として支援したい」と話していた。

 募金の声かけは25日も午前8時半~同11時まで同所で実施する。寄付金は在大阪中国総領事館を通じて青海省に届ける。 (伊藤弘喜)

(4月25日付け中日新聞・電子版:27日付け毎日・電子版なども報道)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100425/CK2010042502000009.html
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100427ddlk25040598000c.html