【写真:自治会のコミュニティーハウスの1階に設けられた「遊楽 布回廊」(長浜市宮前町)】
滋賀県長浜市宮前町の神前西町自治会や住民有志が出資して地域の古民家や土地を活用する会社を設立し、改修や整備を行って貸し出すユニークな取り組みを始めた。第1弾として完成した施設で4月15日、工芸品ギャラリーや浜ちりめんの振興施設が仮オープンした。
■第1弾 施設仮オープン
昨年8月設立の「神前西開発株式会社」。西川英敏社長(68)によると、長浜八幡宮門前の地域が沈滞する中、昨年6月に市の中心市街地活性化基本計画が国に認定されたのを機に、活性化事業の補助金による取り組みを思いついた。自治会所有の家屋や土地を同社が借り、施設整備などを行って運営する。
同社は、まず築約100年の木造2階建ての古民家(延べ床面積約100平方メートル)を改築。木工や漆芸、金工の工芸家でつくる「長浜工芸研究会」が借りて交流やアンテナショップに利用する。
さらに、自治会館にあたる木造2階建てのコミュニティーハウス(同約180平方メートル)を新築。通りに面する1階の一部を呉服店経営者が借り「遊楽 布回廊」の名称で、浜ちりめんを使った染色教室や加工品の展示販売などに利用する。
両施設は当面、主に週末に開き、今夏に本格オープンする。このほか、賃貸駐車場の運営も始めた。総事業費は約4000万円で3分の2の補助金を受けた。
西川社長は「今回の施設はモデルケース。今後、地域の施設を活用して活性化を図りたい」と話している。
(4月16日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100416000067&genre=K1&area=S20
滋賀県長浜市宮前町の神前西町自治会や住民有志が出資して地域の古民家や土地を活用する会社を設立し、改修や整備を行って貸し出すユニークな取り組みを始めた。第1弾として完成した施設で4月15日、工芸品ギャラリーや浜ちりめんの振興施設が仮オープンした。
■第1弾 施設仮オープン
昨年8月設立の「神前西開発株式会社」。西川英敏社長(68)によると、長浜八幡宮門前の地域が沈滞する中、昨年6月に市の中心市街地活性化基本計画が国に認定されたのを機に、活性化事業の補助金による取り組みを思いついた。自治会所有の家屋や土地を同社が借り、施設整備などを行って運営する。
同社は、まず築約100年の木造2階建ての古民家(延べ床面積約100平方メートル)を改築。木工や漆芸、金工の工芸家でつくる「長浜工芸研究会」が借りて交流やアンテナショップに利用する。
さらに、自治会館にあたる木造2階建てのコミュニティーハウス(同約180平方メートル)を新築。通りに面する1階の一部を呉服店経営者が借り「遊楽 布回廊」の名称で、浜ちりめんを使った染色教室や加工品の展示販売などに利用する。
両施設は当面、主に週末に開き、今夏に本格オープンする。このほか、賃貸駐車場の運営も始めた。総事業費は約4000万円で3分の2の補助金を受けた。
西川社長は「今回の施設はモデルケース。今後、地域の施設を活用して活性化を図りたい」と話している。
(4月16日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100416000067&genre=K1&area=S20