「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

京都・善峯寺からポンポン山へ

2005-11-17 23:12:19 | レジャー
今日は朝からいい天気。じっとしているのはもったいない。先月の同窓会が善峯寺であったときに聞いていた、片岡鶴太郎の襖絵が公開されているのを思い出した。善峯寺だけでは、もっともったいないのでついでにポンポン山にも欲張って登ることにした。友人に早朝電話して誘ってみたところつきあってくれた。
さすが観光京都。すごい人である。平日とは思えない。駐車場入り口で待たされる。今一番いい時期なのだろう。紅葉が奇麗だった。やっぱり、お寺に紅葉がよく似合う。
片岡鶴太郎の襖絵「游鯉龍門圖(ゆうりりゅうもんず)」は、錦鯉が緑の水面を泳ぎ回ってる絵だ。いったいどのくらいの鯉が泳いでいたのかわからないが、とにかくいっぱいいた。
お寺の襖絵としては、今までの固定観念から大きくズレている気がするのは私だけの感想か…。山水画や水墨画をイメージすると、ずいぶん大胆な感じがする。錦鯉も近くで見ると愛嬌のある鯉でリアルとは言えない。しかし、遠くから見ると何故かリアルに活き活きと見えるから不思議な感じがした。盤若心経の文字も一緒で、味があると思う。お寺としては「勇気ある決断」ではなかったかという気もするが、古典的な山水画の絵を新作として見るよりは印象的であった。
昼過ぎから、ポンポン山に向かった。ひとしきり山を登ったところに、杉谷という集落があった。3軒ほど家があり、水田や畑が広がっていて懐かしい風景だったが、どうしてこんな山の中にと思うと不思議だった。私は6軒しかない集落で育ったので、一瞬タイムスリップしたのかと思ったほど風景が似ていた。まだ京都の町からそれほど離れていないところに、こんなところがあり、生活があるのだなぁと感心してしまった。そこで昼食をとりながら、子供の頃の生活を懐かしく思い出していた。そして、そういう生活から逃げ出した自分も思い出してしまった。郷愁は感じてももう戻ることはあり得ないことを確認した。


平日のホシダ

2005-11-17 09:19:05 | クライミング
昨日のホシダは、平日の常連で賑わっていた。それぞれ課題を黙々と挑戦されている。そんな中でも和気藹々とした雰囲気があるので、私は好きだ。この季節は紅葉が楽しみでもある。しかし、まだ早い。ホシダの紅葉は毎年11月の後半が奇麗だ。山一面が紅葉する。
しかし、ハイカーは平日なのに多い。最近は子供の遠足も多い。クライミングをしてるとかわいい声援が飛ぶ。ウォールの横のボルーダーはホールドを覆い尽くすほどの子供がぶら下がって、みんな身動きのとれない状態となってしまう。そんなときは、もっと大きければいいのに、と可哀想になる。
子供がすごいと思うのは、ボルダーで自分の身長以上のところから平気でみんな飛び降りてしまうことである。私なんか自慢ではないが1メートルでもクライムダウンする。飛べないおばさんだ。だからボルダーは嫌いなのだ。
蝉の大群のように狭いボードに群がりしがみついている子供を見ていて、「並んで! 並んで! 順番に右から左へ、カニさんみたいに横に行くんやで~」ついおせっかいおばさんをしてしまった。そんな自分に苦笑!