「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

クライミングシューズ/いろいろ

2005-11-08 18:40:19 | クライミング
いったい、何足のクライミングシューズを履きつぶしてしまったのだろう。最初に買ったのは、何も知らないときに、フィーレのクラシックというのを買った。その頃は、山岳会に入ったばかりでクライミングというのもどういうものかもわかっていなかった。しばらくは、それで京都の金比羅などにいっていた。そのうちに、フリークライミングの靴は全く違うということが分かり、一番安いニンジャを買った。この頃は、靴が登りに左右するという概念は、まったく持ち合わせていない。というよりは当時の私の登りでは、どんな靴でも同じだったとは思うが…。
そして、3足目に買った靴が赤いモカシムだった。この靴を初めて履いたのが、烏帽子岩の「太陽がいっぱい」だった。このときは、初めてクライミングシューズの善し悪しが登りに影響するということが身を以て理解出来た。このモカシムは何度もソールを張り替えてボロボロだがまだ捨てられないでいる。
そしてもう一足お気に入りは、同じファイブテンのアナサジレースアップだ。この靴も何度もソールを張り替えて履いている。最近まで履いていたのも、アナサジ2代目だがとうとう穴があいてしまった。
その間に、いろいろ勧められたり、安売りで衝動買いした靴が小さくて履けず、2足お払い箱になっている。クライミングを始めてから、いったい何足穴をあけてしまったのだろう。張り替えたものも数えたら10足以上になるだろうなぁ~。
先週、サイレントを登ったときには穴のあいたアナサジで登っていた。昔穴があく場所はつま先の親指の内側の側面がいつもあいた。なのに今回の穴は、側面は全く大丈夫なのに裏がすり減って、下の白い布が見えていた。
サイレントに3回目のトライのときに、最初の出だしが左の足で立ちこまなくてはならないのにつるつる滑る。自分でもなぜだか分からないでいる。「おかしいなぁ~、疲れたのかなぁ~、なんでや~」「この靴穴あいてるからかなぁ~」などとを連発。とうとう登れないのを靴のせいにする始末(いつも何かのせいにしないと気が済まないのが習性。たちが悪い)。とうとう、いったんおりて夫の靴(ミウラー)を借りることにした(夫は小さめを好むので、サイズがほとんど同じ)。仕切り直して登ると、まさかと思うが滑らずに行けたではないか。いままであちこちで滑っていたのは何だったんだ。やっぱり靴だったんだ!

昨日さっそく、靴を買いにいった。縁起のいいミウラーにした。今、履きながらこれを書いている。
新しい靴は、長い間履いていると痛くなる。底もつま先も固い。足が少し痺れてきた。アナサジのように愛着が湧くようになるまでは少し時間がかかると思う。
穴のあいた、アナサジはソールをまた張り替えようと思ってる。なかなか、愛着を持った靴は捨てられない。

クライミングに、靴は大事だ。いい教訓になった。