一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

案ずるより産むが易し

2024-06-24 23:50:04 | プライベート
きょうは「決戦の日」だが、昨晩遅く、私は最善を尽くすべく、先手を取って「顛末書」を書くことにした。
これは今年の1月にも書いたから、当PCに原稿が残っている。今回はそれに加筆・訂正をするだけだから楽だ。例えていえば、過去に当ブログに発表した記事を「将棋ペン倶楽部」用にリライトするようなものだ。
それに加え、私は2009年から毎日ブログを、いや文章を書いてきた自負がある。顛末の報告など、朝飯前であった。
問題はプリンタだが、いつもはこういうときに限ってインクが詰まったり、少なくなったりして印刷ができないのだが、今回はスムーズにできた。
あとはゆっくり寝るだけだが、眠りが浅いうえ、尿意で中途半端な時間に目が覚めてしまった。ここから寝たら起きるときがつらい。というか、これからの決戦を考えたら、恐ろしくて恐ろしくて、寝ることさえ忘れてしまった。
ついに朝が来た。私は気持ち悪くなり、オエッ!! とやる。しかし何も出ない。可能なら休みたいが、きょう私が休んだら、代わりがいない。私のやっている仕事は、当日の休みができない。棋士のように、不戦敗では済まないのだ。
目的地への最寄り駅に着いた。なんだか左手のしびれが大きくなってきた。人間、極度に緊張すると、体の一部がおかしくなるらしい。
制服に着替え、管制に行く。この先に手ごわい上司がいるのだ。私は息遣いが荒くなり、体のあっちこっちがしびれていた。
部屋に入り、上司のもとへ出向く。
「最悪のご報告があります」
1月のときは、ネームプレートの紛失で、かなりねちねち言われた。それが今回は丸ごとの紛失である。もはや雷が落ちるのは確実で、今後の異動もあり得る。最悪、馘も覚悟していた。
ところが私が説明を続けても、上司は割と話を冷静に聞いてくれている。
結局、その場はその報告で終わってしまった。相当な覚悟を持って臨んだ私は、拍子抜けである。
ただ、この場は収まったかもしれないが、きょう一日、何が起こるか分からない。私は上司の一挙手一投足に敏感になっていたが、夕方に上司から、朝の顛末書に赤字を入れて返してもらえた。
これは1月にも行ったことで、これを私が書き直し、上司の上司に提出するのだ。
そして、替えのセキュリティカードも支給してもらえた。
案ずるより産むが易し。きょうまでビビリまくっていた自分が何だったのだろうと思った。ただこれも、私が顛末書を先手で出したから、スムーズに事が運んだのだ。
そして私は、この上司に大きな借りを作ったような気がした。私は、スキあらばこの環境から脱出したいと望んでいたが、それは当分できなくなった気がした。
それはすなわち、今後も自分の満足いく休暇を取れなくなることを意味する。でも、仕方ないのか、それは。
顛末書の再提出は27日。ともあれ、決戦の一日が終わった。
コメント (3)
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