一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

10日の注目局

2016-02-10 01:24:59 | 女流棋士
日付変わって今日2月10日は、注目局が2つある。
ひとつは新人王戦、石田直裕四段対渡部愛女流初段の一戦だ。
どちらも北海道出身で、石田四段は名寄市、渡部女流初段は帯広市である。
名寄にはかつて名寄本線が通じていたが、1989年に廃止された。また深名線という一級品のローカル線も走っていたが、こちらも1995年に惜しまれつつ廃止された。
また帯広も、かつては愛国駅と幸福駅を擁する広尾線と、一級ローカル線の士幌線が分岐していたが、ともに1987年に廃止された。
つまり鉄道マニアにとってはどちらも感慨深い土地で、本局はどちらにも勝ってほしいのだが、あ、ウソです、私は渡部女流初段を応援する。
渡部女流初段は前期、売り出し中の三枚堂達也四段に快勝し、女を上げた。本局も厳しい相手ではあるが、北海道仲間でもあり、余計な緊張はないだろう。勝機ももちろんある。

もうひとつはマイナビ女子オープン本戦準決勝、清水市代女流六段対室谷由紀女流二段の一戦である。
昨年7月17日にチャレンジマッチで開幕した第9期も順調に対局を消化し、挑戦者決定まであと2局となった。ここまで勝ち残ってきた2人にも拍手、拍手だが、ここまで来たら挑戦者にならねば意味がない。
清水女流六段は川口大野・植山教室一の人気女流棋士だし、室谷女流二段は私が最も応援する女流棋士である。どちらにも勝ってほしいが、あ、ウソです。室谷女流二段に勝ってほしいのは言うまでもない。
2人の対戦成績は清水女流六段の6勝1敗。数字上では室谷女流二段が厳しいが、室谷女流二段も最近男性棋士に勝つなど、グングンと実力を伸ばしている。こちらも勝機は十分にある。

とにかく室谷女流二段と渡部女流初段は、私が先日発表した、女流棋士ファンランキングの1位と2位である。1位と2位が同日に対局するというのは、2人が対局するのを除けば、かなり稀である。
お二方とも、悔いのない将棋を指してください。ああ今日は、仕事が手につきそうにない。
コメント (8)
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