採卵前周期のピル

採卵誘発前周期になぜピルを服用するのか…
以前はピルを服用すると採卵の結果が良いと医師に言われましたが、どういいのかが分かりませんでしたし、それ以上聞くことができませんでした。

ある医師のブログでこの答えが書かれていました。
参考のために引用させていただきたいと思います。

（引用開始）

排卵誘発を始める前の周期にピルを用いると卵胞のサイズがそろいます。
ピルに含まれるエストロゲンとプロゲステロンがFSH、LHの分泌を抑制するためです。
FSHが低下することで卵胞の発育が抑制され、フライングをする卵胞がなくなり、均一になります。

特に高齢の方には有効で、生理中に大きな卵胞がみえるようなことがなくなります。
ただこの際注意があり、あまり長くピルを用いると卵胞の育ちが悪くなり逆効果になります。
そのため高齢で予備能があまりないような場合には、１０日以内にしておいた方が良いかと思います。

カウフマン療法 とピルの異なる点は、先にエストロゲンの単独投与が１０日程度ある事です。その後エストロゲンとプロゲステロンの投与となります。

カウフマンとピルを比較すると、カウフマンはピルの単独と異なり時間が１０日ほど多くかかりますが、本来であればカウフマンを行う方がより丁寧であると思います。

ただピル単独でも同様の効果が得られるため、より短期間で採卵を行いたいという意味合いもありピルを用いることの方が多くなります。

（引用終了）