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ACP(人生会議)について思う

2024-10-01 20:05:44 | 日記(2024年~)
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)

日本でACPが進まない理由の一つとして、ACPがアルファベット、読み方が英語だからだと思う。
ACPについて一番考えないといけない方の年齢からすると、この時点でよく分からないのでは…
2019年、「人生会議」という衝撃的な(私はそうは思わないが)ポスターが話題になりましたが、批判を受けポスターはその後使われることはありませんでした。

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現在、治療を受けている方や遺族に対し、不安をあおり、遺族の心を傷つけるという意見があり、なるほどとも思ったけど、やっぱり、人生会議は必要だと私は思います。

医療現場で働いている身としては、家族間で話し合っていないために、辛い思いをされている患者さんを何人も見てきました。

いざとなった時、切羽詰まった時に、最善の選択ができる人はいるのだろうか?
特に、生命の危機に直面している場面では、患者本人が判断できる状態ではないことが多く、治療をするしかしないかのみに話題が限定され、患者の価値観や目標については二の次となっている。
患者本人の希望より家族の希望が優先され、患者が苦しい状態となっていることが多い。
家族にとっては治療をしないことが選択肢にないのだ。
治療をしないことは「死」に直結し、何もしない(治療をしない)ことに罪悪感を持つ。
罪悪感を持ちたくないための治療は患者を苦しめることがあることを知らなければならない。
患者の苦しそうな状況をみて見舞いに来なくなるご家族もおられます。

どちらを選んでも、後悔はすると思うのです。
後悔の無い人生はない
でも後悔を小さくすることはできます。
自分以外の誰かが自分のことで罪悪感を抱かせないないよう、自分以外の誰かの後悔が小さくなるよう、人生会議は必要だと私は思います。

考えたくないですが、いつかその日(死を迎える日)がきます。
私は自分の人生が終わる時の最期の言葉が「ありがとう」を目標としています。