今日もイキイキ

思うままに綴っています
ブログによって新たな自分を発見!?

生前整理(父母から学ぶ)

2013-12-19 09:56:23 | 整理(~2023年)
人が亡くなると、とりあえずそれなりの現金が必要です。


父は貴重品(通帳や印鑑や保険証書)を全て一つの鞄にまとめていましたが、突然亡くなったので、どういう通帳か判断できず(マイナスの通帳もあり)、長女である私がとりあえず100万円ほど立替えました。
突然死だったので、検死をしていただいた嘱託医に支払うお金、住職に渡すお布施、親族の飲食代などはすぐに必要です。
ちなみに、宗派にもよるそうですが、院号がつかない戒名で通夜・告別式で30万円のお布施です。

葬儀が終わると1週間もしないうちに葬儀社から葬儀代が請求され、早々に入金しないといけません。

母の時は、亡くなる2ヶ月ほど前に母から通帳を渡され、
「もし私(母)が死んだら、私が死んだことを伝えずにカードを使って全て引き出して葬儀代や入院費に使いなさい」
と言われました。
普通預金だったので、故人でなくても引き出すことができます。
(ちなみに有名人の場合、死亡したことがニュースで流れた時点でこういうことができなくなると思います。)

その銀行に普通預金のほかに定期預金もあったなら、ややこしいことになっていたと思います。
(死んだ後に普通預金が引き出されていることが分かってしまう)
遺族が定期預金を引き出そうと思えば、銀行に死亡したことを伝えなければなりません。
死亡を伝えた時点でその銀行にある預金は全て凍結され、遺族全ての印鑑証明などの書類が揃わないと引き出されません。

その銀行の母の通帳はそれ1冊だけでしたので、カードで全て引き出して後は放置
死亡通知しなくても、その残金がないので、数年すれば休眠口座になります。

こういうことができたのもは母や妹達が私を絶対的に信頼してくれていたからできたことだと思います。
もし信頼できない人がそのようなことをすれば後々トラブルになること必至です。
そのお金を引き出せたことで、遺族が自腹を切ることなく、すぐに必要なお布施等を支払うことができました。

故人の遺産があったとしても、すぐに手元には入りません。
遺族の負担を減らすためには現金を手元に置いておくか、通帳(普通預金)を1冊作っておく。

しかし、不届きな遺族がいると悪用されますのでご注意を!