いいりん ☆ ゆつくりえいと☆

未知な木、みちの創作メモ。面白いことを取り込んで、PUREに創ります。
それは有形無形、編んだり解いたり・・・

自由にお絵描き 縄文時代の舟旅

2023-09-22 12:47:20 | Weblog
自由にお絵描き

縄文時代の舟旅、のイメージ

翡翠と黒曜石も乗せて
丸太をくり抜いた細長い小舟が
洋上を進む

先の尖った土器には
今しがた汲んだ石清水
椰子の縄で固定して

足許には釣り道具もあるから
近くの岩礁では魚釣り

空の星と太陽の向きさえ分かれば
進む先は明快

波の渦と魚のモチーフを身体に施し
全身のお洒落は完璧
ビキの実の油を塗り日焼けから保護

出会う人たちへの贈り物は
貝殻を端正に削り束にした首飾りや耳飾り
椰子の実を削り磨いた褐色の首飾りに腕輪

出会えたら、これらを土器と交換し合おう



そんな
縄文時代の舟旅をイメージしながら
描いてみました


途中の持ち物や出で立ちは
アマゾン河支流で実際に出会った
今も川と森に暮らす人びとの姿そのものです
草葺の巨大な家を円形に配置して住み
その村の広場の中央は
明け透けな男性陣のたまり場

毎日祭りの踊りと歌を何時間も練習し
プロレスごっこをしたり
葉巻タバコを皆で楽しんだり
狩りや祭りの予定を立てたり


丸太舟を操り、魚を食べ、
身体には美しい
褐色のボディペイントを施す
器用で繊細な村の人びと

老人は果樹を摘み
女性は菜園で芋、トウモロコシを育て
若者は7、8歳の見習いの子を連れて舟釣り
男たちは森を数日跋渉して
獣狩りに蜂蜜穫りにパラ栗摘み
そして周囲を偵察しながら廻る

アマゾンの先住民たちは、
狩りを好む部族、魚を好む部族が
わりとはっきり別れており
ボディペイントの柄にも違いがあります

彼らは縄文時代の人びと
同じ暮らしをしているのです
発する言葉も良く聞き取れます
(覚えて会話するのはなかなか大変だけれども)

ずっと続かなくてはいけない
地球のうらがわの私のご先祖さま
初めて会うのに、懐かしい
それには理由があると感じました

つやつやの黒髪と黒い瞳
恥ずかしがり屋な性格
いつも優しく微笑んでいる
賢く器用で手作業大好きで
装身具からドームのような家まで造る

何よりも
穏やかさと和やかさが
懐かしさの理由でした


そんな夢と希望の交錯する舟旅を
この星の安寧を祈りつつ