齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

本と映画でカミサンポ:「リトル・アクシデント」、旅の安全はあなたの危険察知能力による

2020-06-19 23:31:56 | アメリカ東部
アパラチア山脈を舞台にした本・映画の2作目は、映画『リトル・アクシデント -闇に埋もれた真実-』。原題はLittle AccidentsでAccidentが複数になっている。事件は2つ以上!!



先週の『Gray Mountain』同様、炭鉱町の話。炭鉱事故が起き、一人だけ労働者が助かる。斜陽産業故に、この事故がきっかけで閉山に追い込まれるのではないかと危惧する住民、一方で会社の責任を追及する住民。そんな中、炭鉱を経営する会社役員の息子が行方不明になる。 その役員の妻、生き残った労働者、そして地元の高校生の視点で、事件の顛末を描く。

ストーリーは単調だが、アパラチア山脈の炭鉱町の生活が伝わってくる。それと高校生役が如何にもアメリカの「苦悩するガキ」という感じでいい。

さて、この写真を見て、ここは安全な町なのか、それとも危険な町なのか?



私は、危険な町の部類に入れる。なぜなら家の周りに金網のフェンスがあるから。金持ちの住む町では金網のフェンスは100%ない。つまり、ここは所得が低い地域。アメリカの警察は地域にやとわれているので、所得の低い地域では警察官の数も少なく、地域の隅々まで目が届かず、治安が悪くなる。

「貧乏だからといって悪い人とは限らない」と私も思う。でも、アメリカの治安が本当に悪い地域に1時間いれば、あなたも確実に犯罪に巻き込まれる。例えば、LAのInglewood。
平和ボケの日本人。海外旅行では危険を察知する感覚を研ぎ澄ます必要がある。

次回は、アパラチア山脈を舞台にした本・映画の3部作の最後、『ヒルビリー・エレジー』(J.D.ヴァンス著、関根光宏・山田文訳、光文社)。副題は「アメリカの繁栄から取り残された白人たち」。

”今まで全く見ていなかったアメリカがあった””。以来、この地域に関心を持ち続けている。

<2011年アパラチアの町をドライブ>

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