今までは『ビスタ』という言葉を聞くと 奈良では「ビスタカー」(近鉄の2階建て特急車両)・ 宝塚では「ラ・ビスタ」(住宅地)を思い浮かべる人が多かったか も知れませんが、1月30日からWindows Vistaの販売が始まると、 奈良でも宝塚でもまずパソコンのOSを思い浮かべるようになるので しょうか?。 ところで、前にWindows Vistaのラインアップが6種類あること をITmediaのニュース[→]で見ましたが、そこに出ていた ‘Windows Vista Starter’は今どうなっているのでしょうか?。 そしてそれに加えて‘Windows Vista embedded’というのがいつの 日かリリースされるのでしょうか?。 さて、日本では労働時間が長い人が多いので、家ではそれも仕事 以外ではなかなかパソコンを使えないのではないでしょうか? (雑誌に「過労をまぬがれても待っている貧困」というタイトルの 記事があったようです[→])。 日本ではインターネットにパソコンでアクセスする人よりも携帯電 話でアクセスする人のほうが多いと思われます。 gooブログは携帯電話のブラウザに対応していますが、携帯電話で 読みやすいように配慮して書いている人は…。 OSに“Windows Vista”がプリインストールされたパソコンが出 るように、OSに“Windows Mobile”が採用された携帯電話がもう 少し出てもいいと思います。 [マイクロソフトのホームページ→]
栃木県小山市の小山ゆうえんちの跡地に「おやまゆうえんちハー ベストウォーク」というヨークベニマルがキーテナントのショッピ ングセンターの建設が進んでいます。 新聞折り込みチラシの 「求人ジャーナル[小山・栃木・結城版](2007年1月14日号)」 におやまゆうえんちハーベストウォークのテナントのスターバック スコーヒーの求人が出ていました。 そしてその下にキヤノンの求人が出ていました。そこには… 「※派遣社員などで現在キヤノンに勤務中の方、 もしくは1年以内に応募したことのある方は参加をご遠慮ください。」 と書かれています。 これと同様の文章が 「週刊東洋経済(2007年1月13日号) …雇用破壊」の48ページの キヤノン宇都宮光学機器事業所に関する記事の中にあります。 この週刊東洋経済の36ページを見ると日本には 働いている人が6335万人、そのうち 正社員が3774万人 非正社員が1633万人 自営業者が928万人であることが分かります。 人件費のことを考えると職(有償労働)や正社員の枠は無限ではな いことがうかがえます。 わたしが時給約900円というのは働きぶりを考えると、生活が持 続可能かは別にすると仕方がないかも知れません。しかしながら わたしより仕事を良くやっていても時給数百円という人が世の中に は大勢います。ですからこのブログではワーキングプアについて何 回も取り上げているのです。 ワーキングプアとは低所得層と思っている中流の人?も注意が必 要です。 アウトソーシング・外国での生産・非正社員の活用…とコストを削 減した企業が業績を伸ばしているというのが現状です。そして 中国の企業に対して守りの立場になっているのでこれからも賃金が 抑制されていくという傾向になるでしょう。 高度経済成長期やバブル期にではなくこれから正社員になるという 人は年収300万円台で昇給が抑えられてしまうかも知れません。 読売新聞(2007年1月12日)の13ページには 最近話題になっている「ホワイトカラー・エグゼンプション」のほ かに「労働ビックバン」という言葉が登場しています。 以前わたしは“フリーターのフリーとは「解雇の自由」”なんて書 いたことがあるのですが、正社員も解雇の自由化が進みそうで心配 です。
昨年(2006年) は『格差社会』という言葉が注目されていました。 三浦 展氏の著書は『下流社会』だったのですが…。 格差社会について考えるにあたって東京都足立区が結構取り上げ られていました。 けれども「足立区だけに貧困が蔓延している」というわけではなさ そうです。富裕層は足立区よりもっと都心のほうに住みたいでしょ うし、この方面は平坦で農地が多かったので東京の人口が急増した 高度経済成長期にも住宅(公営住宅を含む)の建設が出来たという ことが区民別の所得の違いにつながっているのでしょう。 同じ首都・東京の中で都心の区と縁辺の区とを比べても差を見い 出せるのですから他の都道府県や他の国と比べたらどうなのでしょ うか?。 わたしは東京から数十kmのところに住んでいますが…ここまでは東 京の都市化パワーは及んできていません。都会と田舎の違いという のは考えさせられそして思い知らされますね。 ということで今年はわたしが住んでいる北関東と東京都心との間 にある西新井大師に初詣に行って来ました。東京都心から地下鉄に乗って、東武鉄道に直通して、路線バスに 乗り換えると足立区の花畑団地に着きます。 この写真にある花畑第四住宅(花畑桑袋団地)はそこから更に郊 外にあります。 写真を撮った方向からだとこれから埼玉県から東京都に入ること になります。 ↓ 「東京都足立区花畑八丁目」 ↑ 「埼玉県八潮市西袋」 数百m離れました。経済的なものとはまた別の違いがあります。 [▼]がラントマークになっていることは同じなのですが住所は 全く違います。 六木三丁目住宅(東京都足立区六木三丁目)のあたりも似たよう な関係になっています。こちらのほうは以前はバス路線だけでなく 道路まで東京23区内で終わりになっていました。 現在はふれあい桜橋で埼玉県とつながっています。橋の先は、東京 都側ほど埼玉県側は建て込んでいないのを活かして、つくばエクス プレス八潮駅が開設され、茨城県内と同じように商業施設や住宅地 が開発されています。 ↑ 「西新井大師(總持寺)」(東京都足立区)[→] 初詣の翌日の読売新聞の文化面に『格差の次は「貧困」』という 記事がありました。 これからも日本では収入が抑えられていくけれど、それが中国が 日本に追いつく(かつての日本とアメリカのように)ことにつな がるかも知れません。 わたしも格差よりも生活が経済的に成り立たなくなるという貧困 のほうを注視するのが大切だと考えて 『持続可能な生活』についてお願いして来ました。 初詣の前日はベルーナの流通システムセンターに仕事に行って来 て、初詣の日はアマゾンのフルフィルメントセンター(外観のみ) を見に行きました。 ↑ 「アマゾン市川フルフィルメントセンター」 本「アマゾン・ドット・コムの光と影」で書かれていた予想通り 、その後大きな建物に移転しました。今度はよりJR京葉線市川塩 浜駅に近くなり駅のホームからも見えます。 アマゾンの物流センターについてインターネットで検索していると ●日経BP …アマゾンジャパン、物流センターを新設[→] ●朝日新聞 …ネット上のサンタ? アマゾンでラッピングがピーク[→] ●@type …アマゾンジャパン プロセスアシスタント募集[→] のようなホームページが見つかりました。内部の画像が掲載されて いるものもあります。そして、ブログ「第弐齋藤 土踏まず日記」 で本「アマゾン・ドット・コムの光と影」について書かれていて[→] その中に 「…誰にでもできる仕事を延々続けるだけなので充実感も無く、続 けたからといって何になれるわけでもない。低賃金・低満足・低 未来の底辺労働がここにある。南無。…」とか 「…アマゾンの精髄はそのシステム、特定の個人に頼らずともモノ とカネとヒトが動いていく仕組みにこそあるんじゃないの?…」 とかありました。 わたしも働いていて、時給900円弱ということ自体だけでなく、 自分がその時給のぶん人の役に立っているのか分からないという ことに悩んでいます。
『 あけまして おめでとう ございます 』 この年末年始の休みに情報センター出版局発行の本 「アマゾン・ドット・コムの光と影」を読みました。 ・・・・・ 情報センター出版局発行の本「アマゾン・ドット・コムの光と影」 ↓ [→] 宝島社新書「ワーキングプア」[→] ↓ 雑誌スパ!2007年1月2・9日合併号内の記事 「気がつけば[貧困]のリアル」[→] ・・・・・ と読んでいけば低賃金労働が広まっていてそれによって社会問題が 起こりつつあるのが分かります。 この年末年始の休みにはテレビ東京で 「ベルーナ新春ワイド時代劇 忠臣蔵瑤泉院の陰謀」[→]が放送さ れています(CMで最初に出て来た商品のSKUは307805?)。 アマゾン・ドット・コムの光と影を読んで、アマゾンの物流セン ター[→]とわたしが時々仕事に行くベルーナの流通センターは共通 する部分が多いと思いました。 通販…ペリカン…カゲ(それは違うか) アマゾン・ドット・コムの光と影を読めばわたしの仕事ぶりが推し 量れるのでこのブログでは書く必要がないくらいです。 具体的にどんな本なのか少し引用してみます。 ・・・・・ 「…アマゾン社員を頂点にいただく“カースト制度”があった。ト ップのアマゾン社員の次には、センター運営を請け負う日本通運 の社員がきて、その下にはアルバイト。…」(P5より) 「…アルバイトの率となると9割を超えるという徹底ぶりなのだ。 アルバイトを使う最大の理由は、賃金の安さにある。時給900円 なら、1日8時間で月25日働いても、手取りは15万円程度。それ を1年間続けても、200万円に届かない。…」(P80より) 「…最近、このセンターみたいに2カ月ごとの契約が増えてきた。 2カ月なら雇う方は、健康保険や厚生年金の負担をしなくていい からなんだ。…」(P105より) 「…言葉を交わす前から、島崎さんのことは目に留まっていた。昼 休みになると休憩室で、プラスティック容器から麦茶のような液 体を注ぎながら、カップラーメンと食パンをパクついていたから だ。しかも、毎日同じ組み合わせ。よほどのカップラーメン好き か、金に困っているかのどちらかだろうと思った。…」(P110より) ・・・・・ ベルーナの流通センターは“カースト”と呼べるほど階級が歴然 としているわけではありません。それでも価値観やライフスタイル にかなりの差があるので同じ話題で話が通じるかすら心配です。 それは仕事中よりも昼食時に顕著に現れます。 昼休みになると、食堂を兼ねた休憩室で食べる人・事務所で食べる 人・駐車場のクルマで食べる人 と見えない壁があるかのように分 かれます(屋外で食べる人や食べに行く人もいます)。食べるもの も仕出し弁当・手作り弁当・コンビニ弁当 と暗黙の了解があるか のように分かれます。 ベルーナの某事務所にはデスクワークをする机とは別に8人くらい が集まれる「お弁当机?」があります。そこで自分で作ったお弁当 を食べるのがベルーナの女性社員です。ベルーナの正社員であって も男性はそこから離れたデスクワークをする机で食べています。 わたしはというと島崎さんのようにカップラーメンとパンを食べて そのあとはベルーナのパレットの上で寝るというのが日課でしたが 、お湯の環境が変わってしまったので、最近は出勤途中にセブンイ レブンで買った冷たくなった弁当を食べています。 …さば御飯・ミニスパイシージャンバラヤ・鮭炊き込みごはん弁当・ ミニかに炒飯・ミニ洋食ランチ・ミニ親子重・ ミニ海老ピラフ・ミニ海老天重・ミニ鶏五目丼・ ねぎ塩豚カルビ弁当・おにぎり&いなりセット・ミニ柔らかロースカツ重・ 鶏そぼろ弁当・ごぼう… 電子レンジは請負社員にとって遠い存在のようです。 ▲ 左から 「流通センター内で請負社員からいただいたお菓子」 「中国からの輸入品が入った40フィート海上コンテナの封印」 「流通センターについて書いているホームページより」 アウトソーシング・非正社員の活用が躍進の一因になってい るのは何もアマゾンやベルーナだけではありません。 業績を伸ばしている企業の多くでそうしています。 消費者の低価格志向にコストの削減で対応したに過ぎません。 (このホームページではより詳細に指摘されています[→]) ただ「アマゾン・ドット・コムの光と影」・「ワーキングプア」・ 「気がつけば[貧困]のリアル」と読み進めていくと、 安くてありがたいと思っている人の 影で会社が健康保険料を払わず従業員が健康保険料を払えない状態 になっていたり、 陰で家賃の滞納が起こっているということを想像させられます。