市原シニアアンサンブルこすもす(ISE)

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私と音楽  「コントラバスの迷手 マーマー・ヨ!」  By Kazuo Sugitani

2015-04-25 14:01:28 | 日記

表題はパソコンの変換間違いか?と思われたかも知れません。チェロの名手、ヨーヨー・マをもじって、我が家で私は「マーマー・ヨ」と言われ、マイナーな楽器コントラバスを弾いて楽しんでいます。音感やリズム感は得意な方ではなく、演奏よりは古い楽器に興味が有り、一時コントラバス2本、チェロ1本を所有していました。10年前、家も狭く泣く泣くそれらを処分して、真偽の程は分かりませんがイタリアのジョバンニ・トノーニ作と云われる楽器を、清水の舞台から飛び降りたつもりで購入しました。これは妻に内緒であった為、今以て頭が上がりません。この楽器は新作には無い音色や形で精巧な修理あとも気に入り、ひとり悦に入っています。お陰で仕事帰りに一杯が大幅に減り、帰宅時間も早くなりました。

私とクラシック音楽の出会いは、兄が好きでよく聴いていたことに始まり、私も聴くとは無しに自然に口ずさんでいました。また、友達がチェロを弾いており、私も何時かはチェロを、との憧れがありました。大学に入学し早速管弦楽団のクラブを探しましたが当時は無く、諦めかけていた矢先マンドリンクラブに入っている友人からコントラバスの誘いを受け、そちらへ入部しました。まもなく管弦楽団ができ、コントラバス奏者が少なく両クラブの掛け待ちとなりました。4年間の学生生活はあっという間に過ぎ社会人となりました

 が、やはり楽器がないと寂しく薄給をはたいてコントラバスと弓を購入しました。その後は仕事、家族と忙しく楽器に費やす時間が少なくなり、数十年が過ぎました。

17年前、突然先輩から電話があり「杉ちゃん、大学の現役の演奏会を聞きに行って感激したよ!叉合奏をやろう!」と演奏会後の居酒屋で盛り上がり興奮気味に勧誘され、その場の成行きで了解。それからが大変で、ぼろぼろになった教則本を探し出し練習をしました。しかし腕前は我流の域を出ず、先生についてやり直そうと、親子程の年齢差があるプロの首席奏者から指導を受けるようになりました。レッスンは師匠の自宅、抵抗はありますが敬語を使っています。鏡に己の姿を映し脂汗を流しながら、音程、テンポ、指・弓使い等など、レッスンは中々進みません。この1時間数十分が非常に長く感じられ終わると“ほっ”としますが、今も続けております。

中には嬉しい事もいろいろあります。3年前にはミューザ川崎シンフォニーホールでブラームスの1番で末席を汚しました。凄い緊張感の中、音響も良いしハモルところでは鳥肌が立ちました。これがあるから止められません。妻、娘も聴きに来てくれて、何時もは下着姿でうろうろし嫌がられていますが、「かっこ良かったよ!」と言われ鼻高々。しかし管弦楽団は大曲が多く体力勝負です。練習は日曜の夜、遠くまで出向き、寝るのは午前様です。残念ですが今はそれを休み、マンドリンクラブで合奏をしています。ここではポピュラーからクラシック音楽までと幅広く、管弦楽団と比べると雲泥の差ですが、和気あいあいとやっています。何時かは皆様の前で演奏をお聞かせできればと、今日もマーマー・ヨ!と言われながら。

 

Sugitani

Sugitani さん(写真はクリックで拡大)が4年前に雑誌に投稿した記事です。現在は市原SEと千葉SEに大きなコントラバスを持参して弾きまくり、文中にあるように学生オーケストラから始まるCBの演奏歴もすごく長く腕達者の<コントラバシスト>でSEでは貴重な存在です。イラスト(拡大可)は市原市のマスコットキャラクターのオッサくんですね、興奮して騒いでますね~ フレーフレー Su-gi-ta-ni- フレーフレー コ-ス-モ-ス-  kenM

 

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