5月26日(月)葛飾シンフォニーヒルズにて、全日本シニアアンサンブル連盟主催の楽器別交歓会が行われました。
全シ連の各楽団から有志で集まったメンバーで、その日限りの練習会&発表会を行うという企画で、今回で第4回を迎えました。
弦楽器グループと管楽器グループに分かれ、予め配られていた課題曲を各自家で練習。当日は、午前中2時間、午後1時間半合わせ練習をし、その後、ステージでお互いに発表しあうという内容です。
弦楽器グループの課題曲は、「カッチーニのアヴェマリア」「ポル・ウナ・カベーサ」「モーツァルトの交響曲25番ト短調 第1楽章」
管楽器グループの課題曲は、「バラの謝肉祭」「五木の子守唄」「マーチ トライ・マイ・ベスト」
私はヴァイオリンで参加しました。シニアアンサンブルでは弦楽器は10名程度ですが、今回は40名弱と、弦楽器の音の響きやうねり、押し寄せてくる波動のようなものに包まれ、感動~~! 普段、味わうことのできない感覚です。
私は2ndヴァイオリンの特権と言いますか、右手には高音の1stヴァイオリン、左手には低音のヴィオラやチェロ、そして背後には重低音のコントラバスと、まさにサラウンド!本当に、各音域の音が重なり合い、絡み合いながら奏でられていくのを肌で感じられ、素晴らしい時を過ごさせていただきました。
今回もご指導してくださった五十嵐先生の編曲やご指導も素晴らしく、カッチーニのアヴェマリアでは、各パートが順次折り重なるようにしてメロディーが繰り広げられる編曲で、「音のアラベスク」と表現されていました。
また「ポル・ウナ・カベーサ」では曲の背景などもお話くださり、「悔しさや、憤り、やるせなさのような如何ともしがたい感情を『この2拍の3連符』に込めるように」との先生の身振り手振りの熱いご指導で、弓を弾く私の右手の動きも熱く激しくなり、感情も高まりました。
「交響曲25番」は昨年も演奏した曲で、「素晴らしい曲なので1年で終わりにするのはもったいない」とのことで今回も取り上げてくださいました。昨年参加した際は、練習不足もあり、どの曲も中途半端にしか弾けず、「こんなに素晴らしい機会にしっかり弾けないなんてもったいない」と反省し、今回はしっかり練習して臨み、再度「25番」を取り上げてくださったので、とても嬉しかったです。そして、上出来とは言えませんが、自分なりに楽しむことができ、満足しています。
練習室での弦グループの練習風景 指導者は五十嵐淳先生 午後からの発表会での弦グループの演奏
管楽器グループの演奏もとても素晴らしく、「五木の子守唄」の揺れるようなリズムを短時間で合わせられるなんて!と感動です。
ご指導されて鴨井先生もトランペットを演奏してくださったのですが、ご年齢を伺ってビックリ!
なんと90歳!!
音楽が健康に良いということをまさに体現されておられ、我々に希望の光を灯してくださっています。
色々な意味で、音楽の素晴らしさを実感する1日でした。
また、2年後に開催されるようですので、是非また参加したいです。そして、この楽しさを皆さんにも味わってほしいです。
o-ki
発表会での管グループの演奏 指揮者は鴨井次郎先生