北京・胡同窯変

北京。胡同歩きが楽しい。このブログは胡同のあんな事こんな事を拙文と写真で気ままに綴る胡同お散歩日記です。本日も歩きます。

第37回 紫竹庵胡同2・青いシャッターの家。

2015-07-31 11:17:35 | 通州・胡同散歩
その青いシャッターはいつも下ろされています。


胡同入口を少し入ったところから東方向。本年1月撮影。



初めのうちは気にもかけず通り過ぎていたものですが、訪れる回数を重ねるにつれ気にかかる
ようになり、そして、やがて不思議に思うようになりました。


「次は、違う時間帯に行ってみよう。」
それでもやはりそのシャッターは閉まっています。





半ば忘れかけていた、去る6月18日、再び紫竹庵を訪れるとそのシャッターは上げられていて、
そこが清真小吃を商うお店であることが分りました。






その時、私の胸の中にあったのは、同じ小説を繰り返し読み、それまで分らなかったことが、突然
分かった時の驚きや喜びのようなもの、同時に、ごく身近な存在である家族や友人知人に関して、
ごく身近であるがゆえにそれまで見過ごしていたり、自分では分かっていると思っていたはずの事が
本当は分かってはいなかったということを不意に思い知らされた時のような驚きや戸惑いでした。

胡同に関しても分かっているようで実は分っていないことや見過ごしてしまっていることがまだまだ
あるのではないか。そんなことを考えさせられた、帽子が欲しくなるような陽射しの強い日の胡同
歩きでした。

     
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2 コメント

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はじめまして (ribenren)
2015-08-03 15:39:07
はじめまして。いつもこそっとこちらのブログを
拝見させていただいております。
とっても素敵なブログですね。

実は、私も9月より北京の大学に語学留学を
することがきまりました。
しかし、中国語レベルは初心者なので
やっていけるか不安です。

もしよろしければ北京に留学(滞在)する上で
気を付けるべきことを教えていただけると
とっても嬉しいです。
記事の内容と関係ないことを投稿してしまい
申し訳ありません。
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ribenrenさまへ (満腹楼)
2015-08-03 23:27:17
ribenrenさん
こんにちは。留学体験なしよの私は適任者ではありませんが、留学に直接関係のないことでもよろしければ、とりあえず。

気候・風土が違いますので、健康管理には注意してください。
北京は、春秋が短く、夏冬が長い。身体のリズムに変調をきたす可能性なきにしもあらず。東京から来た私には北京の冬は思いっきり寒かったですね。それなりの心の準備と衣類の準備が大切かと。一年を通して乾燥気味。必要に応じてそれなりの支度が必要です。

食事について。初めはあまり気にならないのですが、次第に中華料理を脂っこく感じるようになるかも知れませんね。果物・野菜類をたつぷりと。学食ならばバランスのとれた食事ができので大丈夫かも。

交通ルールやマナーなど、生活習慣の違いに戸惑いを覚えることが多いかもしれません。でも、それも見聞を広める留学生活の一環だと思うと良いかも。なにごともプラス思考で。

あえて語学について。機会があれば、多く話し、多く聞き、多く読み、多く書く。これ!(笑)

日本人でも中国人でも国籍に関係なく、(信頼できる)素敵なお友だちが出来ると良いですね。友達は無形の宝物です。(笑)

そうそう、留学体験もあり、現在も胡同にお住まいのlecokさんのブログ『胡同逍遙』もご覧になってみてはいかがでしょうか。当ブログのブックマークから繋がります。色々とお役に立つのでは。
一生の良き思い出となるような、楽しく有意義な留学生活になりますように!応援しています。
柄でもないことをあれこれ書いてしまいました。少しでも参考になれば嬉しいです。では、なにかありましたら、また。
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