北京・胡同窯変

北京。胡同歩きが楽しい。このブログは胡同のあんな事こんな事を拙文と写真で気ままに綴る胡同お散歩日記です。本日も歩きます。

第167回 北京の胡同・大喇叭胡同(前) ソウルフルな音の響きは静かに流れる

2017-11-24 10:27:44 | 北京・胡同散策
大喇叭胡同は、ご紹介済みの鷂児胡同、趙錐子胡同、四勝胡同の南側を東西に走る永安路沿いにある。
昔、皇帝が渡った“天橋”のすぐ近くだ。

「間に合った」
趙錐子胡同沿いの栄光胡同を歩いていたら、住民の方が、いよいよ一部取り壊し、一部改修が本格的
に始まると声をかけてくれたので慌ててやって来た。



大きなラッパ胡同。
ラッパと言っても、ラッパの音は聴こえない。


右手に見える「祖国江山美」と書かれているのは、目隠し壁だ。永安路沿い
にある小胡同出入口以外の部分は現在このような壁で覆われている。







これらの変形しきった門墩(mendun)も、おそらく、今回が見納めになるだろう。

















手書きの門牌が好きだったな。





地面に根をはってしまったような手作り感たっぷりの腰掛け。
後ろの外壁にチョークで“勿動!”、つまり「動かすなかれ!」と書かれているのには、
毎度のことながら拍手を送りたい。



次はラッキーセブンの7号院。



思い出に入ってみた。









この日は周りの壁に触れてみた。言葉はかけなかった。
乾いた空が妙にまぶしい日だ。



 
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