縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

21三内丸山(盛土か墓壙か?)

2021年10月28日 | 三内丸山

1、はじめに

三内丸山遺跡の土器を扱っていて解読に壁を感じるのです。それは、遺跡そのものが「送りの儀式」の対象になっていると感じています。土器の読み取りも簡単でなく「生きる」「産む」「送る」といった意識が土器に表れているのです。

土器の細部にまで縄文ヒトの意識が込められています。したがって「意味」があるのです。

この土器は太い隆帯模様の「通路」としたところがありますが、何を意味するのでしょうか?

2、土器の解読

「盛土」~「盛り土」と「墓壙」を含めた総称になります。※「通路」となる可能性もありそう。

「建造物」~太く巻かれた模様です。「掘立て柱」「竪穴式住居」などです。

「通路」~「盛土」から「海」に降りてくる道と思われます。この道には「墓壙」も含まれているかもしれません。特別な感覚を感じます。「聖道」とも思われます

「住居」~「掘立て柱住居」と思います。線が切れているのは地下でないと教えているのです。

「樹木」~海岸にあるので「盛土」としないで設定しました。

3、終わりに

部位の指定が決まっていません。読み取りも異なる名称があっても当たり前としています。
「盛土」か「通路」か「墓壙」「樹木」か迷うところです。

「おらの世界を土器に表している」  どの様な世界だろうか

縄文楽 浄山 

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