縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

縄文力05(草創期)長野県石小屋洞窟

2023年08月04日 | 縄文力
同じ土器を再度検証しています。色々と解読が広がります。
 
1、丸底の器形は浅い海(湖沼)の環境を形にしています?
ここまでは筋書き通りだと思っていましたが、長野県の山中に丸底の土器があるのです。
海を生活の場にしていた人でなくて山の中の湖沼で生活する人となります。
 
2、長野県の土器
「石小屋遺跡」の土器です。
早速、産地の環境を調べることにしました。「おらの世界を土器に表わす」
器形が「洞窟」のように尖った形と想像しましたが、丸底の鉢型の土器でした。
土器を詳細に観察すると何かありそうですが、点々があるのが気になります。
 
「googleマップ」は大変よいことを教えてくれます。
 
遺跡の近くに、下の写真のような湖水を見つけました。
海の環境でなくて、湖を生活の場にしている人も「丸底」の器形を製作していました。
 
 
3、分かる事
・やはり、土器の形は地形を表しているといえる。
・海岸ばかりと思っていたが湖沼などを生活の場にしている人も「丸底」の土器を使用していたと言えそう。
 
「湖沼を土器に見立てると、丸い浅い器になる。」と仮説を立てる。
 
※付加
「三方五湖にある縄文遺跡(鳥浜貝塚)の土器」ー
「草創期の土器だけが丸底ではなさそう」
 
「土器の形は地形(環境)」
 
縄文楽 浄山
 
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