縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

(尖り石10)「アケビ?」

2022年02月01日 | 八ヶ岳土器
この土器も判断のできない難題です。
摩訶不思議な造形でありますが。実際にこの風景は当時の人は見ていたのです。

土器はつくる人の意識が入っているはずです。作成したヒトのいるところの風景が写されていると考えます。
 
自分好みの勝手なことを表わす様な土器は作っていないといっても良いです。
自然に感謝し自然と共に生きる意識は常に持っています。
この土器は「食」に感謝する意味の「祭祀用」として使用していたと思えます。
・口縁の突起が天空を指しています。
・胴のふくらみが母胎を表わしていると思えます。
・土器の下部が丸いのは、地下に願う(作物)というより天空への願いが強いと感じます。
 
今回は山菜の「アケビ」に感謝するという方向で考えます。
「濃さ」は水(生命力)を示す模様が施されていますが、薄い、濃いを感じます。
「冬」は水が無し「春」はいくらか水がある、「夏」は濃い、「秋」は収穫しているという筋書きです。
「大地」は作物を育てるには必要な部位です。
「空間」は空白場所として高さなども表しているのかと思えます。
 
内容で合わない面もありますが、この土器の解決策第一歩ということです。
 
今後も納得いく解決ができるようにしたいと思います。
 
縄文楽 浄山
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