縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「北古代16」(苫小牧市静川22遺跡)

2019年07月31日 | 土器
初めて出会った「土器」と言える。
不明な土器の紋様である。
深い海でなくて「河川」「湖沼」が「土器体型」から読み取れる。
「繊維土器」と見ていたがアンギン編みと思う。
よく糸のほつれなどを観察すると「これが土器なのか」と驚く。
今までも、このような土器は出土していただろうが、積極的に 取り上げていない気がする。

「植苗式」 「苫小牧植苗貝塚出土資料を標識とする。器形はバケツ状、筒形で、口縁部には貼付帯や2~3条の縄圧痕紋が加えられている。」と解説文がある。
「バケツ状」 先に述べたが、浅い水の環境で「河川」としている
「貼付帯」 河川をせき止める堰か網と思いついたが人がつくった堰とした。
「サカナ」 サケ・マスの類だと思うが土器面を一列になって登っているのが気になる。これは人工的に追い込む仕組みを作っているとも感じた。
「流れ」 同じ方向に動くように感じたので河川としている
「網目」 不明である。どのように編み込んでいるのか謎がある。(アンギン編みとしている)
「高台」 すべての生き物と共に生きるというのが「縄文の心」と述べた。
    人為的にサカナをとることに対する償いをするという心の現れととれる。

  縄文楽 浄山


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