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1、土器の解説
安道寺遺跡(山梨県甲州市)
「上の写真は、安道寺遺跡から見つかった縄文時代中ごろの土器です。土器の縁から立ち上がる大きな把手や表面にかかれた渦巻や円形文などの模様が舞い上がる水煙をイメージさせることから「水煙紋土器」とよばれています。「水煙文土器」は山梨県などの中部高地の縄文時代中期の遺跡から出土しています。縄文土器といえば燃え上がる炎を連想させる火炎土器が有名ですが、水煙文土器は火炎土器にも負けない迫力・美しさがあります。」と解説がなされていました。
2、土器の解明
・「祭祀用」の土器として異様な様子で出土してます。特に、突起部分は、大切な部位として扱われています。死者に供物として「ハスの花」を揚げているように感じました。
・突起の正体は、水面から出ている「ハスの花」と設定しました。他に候補があるでしょうか。
・「器型」が丸底で深くなっていますが、底部が太くなったりしていません。これは、人工的な栽培方法でなく自然の状態と考えます。胴部の細かな模様は、泥田といった環境でしょうか。
・この土器は、解釈ができなくて苦労しました。造りは、非常によくできた土器です。火炎土器に匹敵する土器と思います。どのような工法で作成したのでしょう。
3、思う事
・縄文ヒトも「ハス」は特別な意識をもって接していたと想像できます。食料としても重要な役割を果たしていたと思います。
・「突起部分」が「ハス」ならば、ハスの作品としても秀でた逸品と思います。縄文の創造力(縄文力)はすごいものですね。
・思い付きだが「雪雲と雪崩」とも思われそうだ。
「おらの世界を土器に表す」
・どのような世界か他にも色々有りそうです。
縄文楽 浄山(北黄金貝塚ガイド 小倉)
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