
鹿児島県上野原遺跡の土器です。
1、解説文
「縄文とは異質文化で他にも成熟した文化が栄えていたことを示す出土品は多い。
薫製製造施設もそうだが、女性の耳を飾ったと思われるイアリング型土製品や土偶等。
一般的には、縄文時代は中盤から後半にかけて最盛期を迎えたと考えられてきた。
しかしこの「上野原遺跡」では、早くも縄文早期にはその文化が既に成熟期を迎えていたのである。」
以上が解説文です。
2、解読
火山灰でパックされた約9500年前の完成された土器が出土しているのです。
今まで解明してきた縄文ヒトの製作したとは思えない土器です。
同じ遺跡から下に示した土器も出土しています。
海洋民族である可能性が高い。口縁が四角形の土器がある。「舟」を住居にしていると仮説をたてている。
ここのヒトたちは火山灰の下に埋まってしまったにちがいない。
どこかに文化を引き継いだヒトがいて、関連する土器が見つかることを願っています。
3,思う事
ここの遺跡の土器は質がちがいすぎる。通常の縄文土器と比べて完成度が高く「弥生土器」かとまちがえるくらいです。
いや、弥生土器かもしれない。
モノを入れるためのツボ型土器は稲作が始まり縄文時代の終わりごろと思っていた。
どのように考えてみても約8000年前の土器がツボ型で出土することに納得がいかない。すんなり受け止めればよいが疑ってしまう。
これは火山灰の下に振動などで潜って行った土器だと想像できないか。
重いものは下に沈む。
火山灰の中央や底に石が入っているのを有珠山近辺の発掘現場で目撃しています。不思議に思っていましたが・・・?石が沈んだと考える。
孤立した縄文文化は認められない。時間が進みすぎている。おかしい。
「火山灰の堆積結果」か「土器の器形、模様」を信用するかであろうが明白である。
縄文楽 浄山
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