縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

家型石製品(イカ)

2021年10月21日 | 縄文ドキッ

家形石製品(縄文中期)
北海道八雲町・栄浜1遺跡出土。

この石製品をモデルに

北黄金貝塚の竪穴式住居がつくられたのです。

今から20年以上も前のことです。縄文中期の住居です。

Let's

入母屋造り 壁立ち住居として見ていたのです。当時は、そんなものかと疑問も起こらなかったが、今は疑問も湧いてくる。

この近海にはイカが捕れていた

イカ漁が衰退したのは最近だと思っている。夜になると噴火湾にも沖の方にイカ漁の「漁火」が見えた。

イカを石製品にしたのだ。耳があり、胴があり、足があるのが分かるだろう。

 


縄文中期では、縄文ヒトの意識は、生き物と人を合わせた姿を形にしていた。「ヒト化」 と言っている。
所が生きモノの「イカ」をそのまま表現している。
意識が変わってきたと考える。「ヒト化」して生き物をつくっていない。

ヒトと生きモノが独立した意識を持つようになってきた。ヒトが頭を出すようになってきた。生きるには食べ物が必要になるが満足に得ることができない。
この辺りから「ヒト化」が遠退いてきたと感じます。
食べ物を栽培や飼育して増やす工夫もしただろう。

北海道に生息しない「イノシシ」の瓜坊と言われる遺物が出土している。

日ノ浜遺跡出土の動物土偶 文化遺産オンライン
※この動物土偶は、日ノ浜遺跡(函館市、旧恵山町)から出土した縄文時代晩期に属すると考えられるイノシシの幼獣(うり坊)を象ったものです。

家形石製品は「イカ」を表現
「いかめし」が今でも存在する。
町起こしに利用すべきだが「イカ」だと現代ヒトが認めることが先決だ。

縄文ヒトも実際に見ていたモノしか形に作れない。イカは重要な食べ物として意識して見ていた。

「イカ飯」が食べたくなる。

縄文楽 浄山

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