はじめに
「おらの世界を土器に表す」
縄文前期の土器に「尖り底」が多いようです。形式では「中野B 式」といわれています。
北黄金貝塚、椴法華村、中野B式土器を使用して解読を進めます。
「尖り底土器」は、なぜ「尖っているのか」ということに意味があると考えています。
意味の無いものは製作していません。
北黄金貝塚
北黄金貝塚の「B 貝塚」に開拓当時にはハマグリが山になって積まれていたそうです。
温暖化で海辺が丘のふもとまで来ていたのです。ハマグリは海や河口の浅い砂地に棲息していたと思います。
一部拡大した画像で土器に「縄文」があるようです。縄文は「波」と設定していますので海が生活の糧になっていたと思います。
「浅い海や河口を生活環境にしているといえます。」
椴法華村
椴法華村の土器は下部におもしろい模様を見つけました。
海岸に温泉がありますが、土器にもおらの世界として温泉のマークがあるのにおどろいたのです。
浅い海を環境にしている
中野遺跡
中野 A・B遺跡は、津軽海峡を臨む海岸の台地の上に広がる大規模な集落跡です。700軒以上の竪穴住居跡があります。
注目するのは住居跡です。仮説として土器器形と関係していると設定しているのです。
竪穴住居といっても地床を整地した位で深い竪穴ではなさそうです。掘っ立て柱住居といっても良いと感じます。
この浅い床の住居を「尖底土器」の器形にしたと考えられる。
終わりに
生活環境が河口とか浅瀬の海なので浅い海を器形に模したと思える。
尖底土器の吟味は今後も続きます。
縄文楽 浄山
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