1、土器は発達するものだろうか?
・函館市中野B式土器
・釧路市沼尻遺跡
・浦幌町共栄B遺跡の土器を使わせてもらいます。
2、底のつぶれ
函館市中野B遺跡の尖り底の土器です。
この土器の底の部位がつぶれてきて、平たくなって平底に変化した。
と考える人がいるでしょうか。
即ち、上の尖底土器から下の器形に段階的に発達して変化したと考えるのです。
これは、意味のないことと思えます。
技術的な面は向上すると思いますが器形を変えることはするでしょうか。
不必要なことです。
「土器の器形は地形」と仮説を立てています。
器形を変化させるには「なぜ」「どうして」という意味付けがあるはずです。
生活する環境が変化してから土器も変化すると思います。
3、思うこと
・縄文ヒトは、土器を作るときに共通の意味(形や模様)を持っているように思える。
・見知らぬ人が土器を見ても「環境や地形」が想像できる。地図とも考えられる。
・つまり、自分の今見ている環境を描いているのです。
「おらの世界を土器に作る」と考えています。自然への感謝ともとれる。
縄文楽 浄山