縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

おらの一品05「両手の法則」(縄文の心)

2021年06月10日 | おらの一品

青森県の三内丸山遺跡の土器を調べて「六本柱」の謎が分かりました。
意味の無いモノは作るわけがありません。必ず意味があるのです。

真脇遺跡とモリチカ遺跡の環状遺跡も同じ姿でしょう。

柱なら一本でよさそうなのに「六本」という本数が気になっていましたが「ヒト化」して考えます。

「六本柱」と「手を合わせた形」が似ていることに気が付きました。本来は両手を合わせた10本柱が目的とする数ですが省略しているのか詳しくは不明です。

「両手の法則」は「縄文の心」であり「両手を合わせた手の中の姿」と言えます。

「六本柱」が手を合わせる姿と似ているのです。つまり、「縄文の心」を表現しているといっても良いと思います。

縄文時代が一万年間もの間続いたのは「縄文の心」(両手を合わせる)を常に忘れないでいたからだといえます。

今でもヒトは日の出に手を合わせ夕日に手を合わせます。
これらは縄文時代から日常化した姿だったと感じます。

「巨大柱は手を合わせた姿」だったのです。「縄文の心」の象徴物といえます。

土器の器形や模様を読み取って縄文を語ることが重要です。
三内丸山遺跡の象徴であり「縄文の心」の姿でもあります。

縄文楽 浄山(北黄金貝塚ガイド 小倉定一)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« おらの一品04(入江貝塚) | トップ | 「土器の原形」01(掘立柱... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿