縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

土器紋様04 「三日月湖」

2019年03月28日 | 土器
「土器の模様は生活環境」を仮説としていました。今回で4つ目の遺跡になります。今までのおさらいです。①北黄金貝塚は「海」を環境としていました。②名寄遺跡は山岳地帯で「森林地帯」を環境としています 。③オホーツク文化圏で海辺でも岩礁や崖にいる「海獣」のいる環境で生活していました。④江別式土器圏で、大きな川の蛇行でできる「三日月湖」がある環境が想定できます。「土器の紋様は、生活環境」を明確にしているとい . . . 本文を読む
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土器紋様03 「海獣のいる崖」

2019年03月28日 | 土器
オホーツク文化常呂川河口遺跡「15号竪穴住居から出土した大型の土器。口縁部と肩部に2段、海獣をデザインしたと見られる貼付文があり、その間を2本の粘土紐の貼付文が走っている。オホーツク土器には水鳥形の貼付文がしばしば見られるが、本例はその中では少し珍しい文様をもつものである。」土器面に海獣が貼り付けてある。初めて見る。口縁部もガッチリつくられているようだ。何となくガチガチなので、流氷や岩礁、崖を想像 . . . 本文を読む
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土器紋様02「森林や山岳」

2019年03月28日 | 土器
 北海道の押型文土器(名寄遺跡)縄文時代の前期末~中期前半の北海道北東部では、彫刻を施した丸棒を土器表面に押し付け回転させることで、「押型文」と呼ばれる特徴的な文様がつけられた「押型文土器」を見ることができる。押型文土器(士別市多寄遺跡出土)解説がある。「丸棒」とあるが、環境が海でなく森林山岳地帯なのでこの様な施紋具が使われるのは当たり前のことといえる。縄文は「海」なので関係ないと、今だ . . . 本文を読む
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