気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

利晶の杜の立礼呈茶席は「南海庵」

2017-03-26 18:51:28 | 散策
今日は昼から奈良は雨の予報ですが、朝からお稽古に、
昨日、今週の自宅稽古のお菓子を作ろうとしましたが、
妙案が浮かびません。というのも
昨日伺った「さかい利晶の杜」の立礼呈茶席では
「桜花」天神餅さん
  
軸は、「柳緑花紅」ですっかり春模様
  
今日のお稽古にお伺いしてからに・・・

朝から釣り釜ですので、炭付花月之式、そして
濃茶付花月之式二回と、帰る頃には雨が落ちてきており、
帰り着いたらもう午後4時半
ああそうでした、菓子は「桜薯蕷饅頭」樫舎さんで
さあどうしましょうか。パンも作らなくてはいけませし、
でも疲れたので明日にしましょう。

今日は利晶の杜の続き、立礼席と千利休茶の湯館を紹介します。
立礼呈茶席(表千家・裏千家・武者小路千家)は受付横からで、

入りますと、「南海庵」という扁額が掛っており
堺・南宗寺住職の田島碩應老師命名だそうです。

大宗匠命名の四畳半茶室「無一庵」と同様に開館式2015.3.20で
千玄室大宗匠自ら、二つの扁額を除幕され、献茶もされております。
今日は裏千家さんの当番日の点茶盤で、お点前も終わりに。
 
お道具は、お伺いすることができず、写真だけ。 
  

次は、千利休茶の湯館へ、入ってすぐのパネルと南蛮船

利休の茶会の床の再現、今市屋敷四畳半、永禄6年(利休42歳)
 
聚楽屋敷四畳半、天正18年(利休69歳)
 

表千家から寄贈された「扇面流水絵茶碗」
第17代永楽善五郎で、箱書きも14代而妙斎さんに

屋敷跡から発掘された茶碗
韓国製 中国製天目

旧暦2月28日利休忌に因んで、書状が展示されておりました。
千利休画像(複製)、春屋宗圓賛、長谷川等伯筆

千利休書状(複製)天正13年以降
「早梅の文」:早梅を送られた御礼
早梅の文
千利休書状(複製)古田織部宛、天正13年
焼茶碗=楽茶碗を娘婿経由で渡すことを
焼茶碗の文
豊臣秀吉朱印状(複製)、利休に宛てた書状
病床に伏した利休に心静かに療養せよとの見舞い状

利休居士号偈(写真)仙嶽宗洞筆、今日庵1595年

残念なことに、堺市は1945年3月13日に堺大空襲をうけ、
壊滅しており、文化財が少ないことですね。
なお利休忌は、
3月27日:表千家、翌28日:裏千家、武者小路千家にて
点てられたお茶を供えられ、合掌、黙祷が奉げられます。