今日は朝からお稽古に伺う途中、奈良女子大学正門では
大学入試の後期試験日でいつもと違う張り詰めた雰囲気・・・
全力を出してくださいね。
そして二月堂では、クライマックスの「お水取り」の日に。
今日の修二会は、19時半に11本の大松明(籠松明)道明りとして
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5d/32/4c442e46284b99cdda2937fd9c1b6c58_s.jpg)
練行衆が上堂され、3月12日深夜(13日の午前1時半頃)二月堂下の
若狭井(閼伽井)から観音さまにお供えする「お香水(こうずい)」を
汲み上げる儀式、「お水取り」が行われます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/36/6c/aa4d203fcd77cb8edb7cafa7c7a69adb_s.jpg)
こんな故事が由来です。実忠和尚が六時の行法を始められた当時、
毎夜の神明帳の奉読に応じて諸国の神々が祝福のため来られたが、
若狭の遠敷(おにゅう)明神だけは釣りが好きで遅れ、終わり頃に
やっと間に合い、お詫びに閼伽(あか)水を献納しようと云われると
白と黒の鵜が磐石を割って地中から飛び出し、その後から甘泉が
湧き出すと香水が充満し、石で囲ったのが閼伽井になりました。
若狭井伝説(二月堂縁起絵巻)
そして、午前3時頃には火の行法「噠口陀(だったん)」、
対の火天役と水天役が鈴、錫杖や法螺貝の音に合わせて踊り、
特に、火天役が大松明を堂内で人々の煩悩を焼き尽くさんとばかり
打ち振り引き廻され、最後には松明を礼堂に出され三度上下し、
ドンとばかりに床板に打ち据えられると、飛び散る火の粉は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3c/4d/2423ce5ddf4addf816e1b538b6f2cf08_s.jpg)
すさまじく、幻想的な行になります。なお「噠口陀」は
サンスクリット語の音写語でダダダ「焼き(滅し)尽くされる」の
地方語ダッタから派生したとする説が妥当とされます。
その後「走り」の行法での五体投地も行われ、堂司から
お香水を頂かれ(東西南北・各局の参拝客にも振る舞われる)、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/25/f340dad283cf6476a65c203dc41d2c5f_s.jpg)
晨朝のあと、午前3時半頃には練行衆の方々は下堂にて、
クライマックスの長い一日が終わりになります。
*出典は東大寺二月堂修二会お水取りのパンフレットより
大学入試の後期試験日でいつもと違う張り詰めた雰囲気・・・
全力を出してくださいね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1f/d7/3b358d0b64ade97e5b2c4a03582860f3_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6d/82/c9900f335fe69600fa4634a727e6134e_s.jpg)
そして二月堂では、クライマックスの「お水取り」の日に。
今日の修二会は、19時半に11本の大松明(籠松明)道明りとして
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5d/32/4c442e46284b99cdda2937fd9c1b6c58_s.jpg)
練行衆が上堂され、3月12日深夜(13日の午前1時半頃)二月堂下の
若狭井(閼伽井)から観音さまにお供えする「お香水(こうずい)」を
汲み上げる儀式、「お水取り」が行われます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/36/6c/aa4d203fcd77cb8edb7cafa7c7a69adb_s.jpg)
こんな故事が由来です。実忠和尚が六時の行法を始められた当時、
毎夜の神明帳の奉読に応じて諸国の神々が祝福のため来られたが、
若狭の遠敷(おにゅう)明神だけは釣りが好きで遅れ、終わり頃に
やっと間に合い、お詫びに閼伽(あか)水を献納しようと云われると
白と黒の鵜が磐石を割って地中から飛び出し、その後から甘泉が
湧き出すと香水が充満し、石で囲ったのが閼伽井になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/69/51/0d56cb9bdb6368358c704176ee07656c_s.jpg)
そして、午前3時頃には火の行法「噠口陀(だったん)」、
対の火天役と水天役が鈴、錫杖や法螺貝の音に合わせて踊り、
特に、火天役が大松明を堂内で人々の煩悩を焼き尽くさんとばかり
打ち振り引き廻され、最後には松明を礼堂に出され三度上下し、
ドンとばかりに床板に打ち据えられると、飛び散る火の粉は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3c/4d/2423ce5ddf4addf816e1b538b6f2cf08_s.jpg)
すさまじく、幻想的な行になります。なお「噠口陀」は
サンスクリット語の音写語でダダダ「焼き(滅し)尽くされる」の
地方語ダッタから派生したとする説が妥当とされます。
その後「走り」の行法での五体投地も行われ、堂司から
お香水を頂かれ(東西南北・各局の参拝客にも振る舞われる)、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/25/f340dad283cf6476a65c203dc41d2c5f_s.jpg)
晨朝のあと、午前3時半頃には練行衆の方々は下堂にて、
クライマックスの長い一日が終わりになります。
*出典は東大寺二月堂修二会お水取りのパンフレットより