気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

弥生月は釣り釜にて

2017-03-05 15:05:50 | お稽古
穏やかな暖かい朝を迎え、若草山はぼんやりと春霞?
庭に出ると途端に・・クスン・・マスクを忘れています。
昨日今日と花粉がたくさん飛び出しているのでしょうか。

昨日、昼からの自宅稽古にお二人の予定で、
二月末に、五徳を取り払い、五徳を干しており、
 
鎖を懸け、雲龍釜を吊して調整すれば、
釣り釜のお稽古が、今年もできます。
床のしつらえもしなくてはね。
 
庭に出ると早咲き水仙も終わり、さんしゅゆも少し早く、
使えるのは侘助椿、有楽椿、と思いきや殆どの花に瑕が
メジロと鵯の吸蜜での仕業です。使える椿はほんの少し
花器は使っていない竹の酒器で活けてみました。
  
軸は、『桃花笑春風
 
釣釜の揺れみとどけし雛笑う
                愚句
稽古中、一つだけ名前がすぐ出てこない雲龍釜の摘みの名前は
?????「搔立鐶(かきたてかん)」でしたね。
茶道大辞典によると、上張鐶(じょうばりかん)に記載され、
”鐶の一種。常張鐶とも書き、搔立鐶ともいう。
 油皿の灯心を押え、また搔きたてる道具の形をしており、
 その摘みの部分を鐶付の穴に通すので、鐶付の穴が左右に
 向って開いている釜(上張釜、唐犬釜、九輪釜など)に使用
 円形・四方形のものがある。”と
ボケ防止に、書くことできっと忘れない?!はず。