気軽に茶道をしてます。

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明月記に「赤気」の記述からオーロラ金魚

2017-03-23 14:23:02 | 日記
鎌倉時代、幸運にも京都でもオーロラが見えたとする
明月記・藤原定家(1162-1241)』が日本最古の記録であると
国立極地研究所等の研究発表がなされました。
日本で古くはオーロラは「赤気」「紅気」などと表されており、
この明月記では
”建仁四年正月十九日(1204年2月21日)天晴(中略)
 秉燭以後、北并艮方有赤気、其根ハ如月出方、色白明、
 其筋遙引、如焼亡遠光、白色四五所、赤筋三四筋、”

極地では全天を駆け巡るダイナミックなオーロラになりますが、
低緯度地域・北海道や北東北地方では暗赤色のオーロラとして
確認されることがあるそうです。しかし明月記のようにさらに
緯度の低い京都でも見られた原因は地磁気軸のずれになります。
現在磁北は北米大陸側ですが、1200年代は反対側の日本方に
位置し、また太陽の活動も重要で、この2000年間では
一番観測し易かった年代になったとのことです。
ただ2016年に磁極のポールシフトが確認されており、
何年あるいは何千年先、南北磁極の転換も?・・・
地球の将来を考え出すと、生物には怖い話になるのでしょう。

またオーロラでは数々の伝説や神話が生み出されていますが、
特に北欧神話では、「夜空を駆けるワルキューレたちの甲冑の輝き」
だとされ、ワーグナーのオペラ「ニーベルングの指環」4部作、
序章に次ぐ第一日「ワルキューレ」はそのものの名が。
実は「ニーベルングの指環」4部作を観劇する計画中、
でも4部作全てで15時間に及ぶため、体力に自信が?
どうなることでしょうか。

先日用事で、大和郡山市の「やまと郡山城ホール」へ伺ったおり、
  
玄関に、自動改札機が・・・
改札機の中になんと金魚です。
赤・紅・白・黒など様々な色の金魚が煌めいておりますね。
 
その他にも、電話ボックスや自販機もあるそうです。

なお金魚にも「オーロラ」という珍しい品種が平成になり、
オーロラ朱文錦と江戸地金の交配により生み出され、
見た目は朱文錦に近いが、尾は四つ尾であり、
成長するに従い、各ヒレは更に大きく、長く伸びます。

名の謂れは
当初、平成1号と呼ばれていたが、アクア雑誌の女性記者に
「オーロラのような輝きのある金魚ですね」からだそうです。