気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

茶飯釜でご飯を炊いてみました。

2017-03-18 12:56:21 | お稽古
朝から春の陽ざしを浴びて、自宅稽古の準備をと・・・、
ところが続けてキャンセルの連絡で、朝はフリーになり、
昼過ぎのお稽古に向け、気持ちを切り替え、
頂いた時間を楽しみましょう。
実は月末に二年前以来の茶飯釜の茶事に誘っていただいており、
三回目になりますが、本を読んでもなかなかです。

今日は、使ったことのなかった茶飯釜での薄茶をと
思っており、空いた時間でご飯を炊いてみました。

釜には「自在菴宗徳」両面に[飢来飯]‣[渇来茶]と鋳出され
”[飢来飯]は、腹が減ったら飯を食べに来て下さい
 [渇来茶]は、のどが渇いたら、茶を飲みに来て下さい”と
「くつろぎの茶事」と云われる由縁なのですね。
準備・準備
玄米(今回は一合)を精米し、研ぎ、洗い米を
麻袋を用意しなくては、

間に合いました。釜にお米の量に応じて水を入れ、
そして麻袋に入った洗い米を釜へサラサラと

釜の米をならして、釜を掛けます。

しばらくすると、ぐつぐつと蒸気とともに釜が揺れます。

何とも言えぬご飯の香りがしだすと
15分程度で炊きあがり、10分位蒸らしますと、
きれいなおこげのご飯が出来上がりました。

美味しく炊けており、私にも出来そうです。
「茶事知らずして茶を語る勿れ」といわれておりますから
幻の茶事ともいわれる『茶飯釜』ですが、こんな楽しい
寛ぎの茶事でしたら、気楽に足を運んで頂けそうで、
本当に何事もやってみなくてはなりませんね。

お昼過ぎの稽古の準備、そうでした「椿餅」の椿の葉を
準備しなくてはいけません。