気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

故郷から紅ズワイガニが

2017-03-15 13:56:08 | グルメ
寒さで目覚めラジヲから流れる今日の花・花言葉は
『ラッパスイセン』で尊敬だそうです。
小庭でも一週間前から咲きだしております。

奈良は朝の最低気温は氷点下1.2℃と北海道以外で
一番寒い県庁所在地で寒いはずです。
練行衆の方々もこの寒さをものともされず(尊敬)
満行を迎えられ、「お水取り」も終わりました。(感謝)

終わりと言えば蟹の旬も3月まで、今日は蟹のお話を。
”茶道では「蟹」といえば、蓋置七種のひとつの蟹蓋置、
 火舎・五徳・一閑人・三つ人形・栄螺・三つ葉です。
 さらに利休三十五条嫌忌の一つ「蟹ばさみ」、
 茶巾をつまむ指以外の形や茶杓を取りに行く手に
 注意することを忘れてはいけません。”
話は、3月初めのお昼過ぎ、故郷富山からの電話があり
”明日蟹を送りますが、浜に揚がった蟹が少なく
大3匹、中4匹で我慢してください”と
翌日の午前中にはもう届き、雛祭りに間に合いました。
物流の早さに驚きとともに、従事される方々の労働環境の
悪化の原因は、サービス過多にあるのではないでしょうか。

長男・次男家族を含め三軒で分け、我が家分です。

滑川港では紅ズワイは水揚げ直後に浜で茹でられており
茹でられて36時間、奈良ではお目に掛れない新鮮な身は、
身離れはよく、ズワイよりもやや水分が多い割には、
上品な甘さが、香りとともに口いっぱいに広がり、
二人は黙々とあっという間に頂きました。
『紅ズワイ故郷の香運べけり』
           愚句 
甲羅のミソも絶品なので、今回甲羅の中に蟹身を少しと
卵を溶き入れオーブンで焼くと、また違った美味しさに。

紅ズワイカニ』(大1500円まで)は「ズワイガニ」に比べ、
ブランド力が無いので、大で1500円、中で1000円までと、
品質の割にお安く買えるとのこと。
漁期は9月から5月までと長いのですが、
旬は寒い時期3月までとのことで、間に合いましたね。
でも冬場は海があれ、二週間に一回の漁になりますので、
なかなか手に入らなく1月予定が3月に延びたそうです。
でも懐かしい故郷の味を楽しめ、御馳走様(感謝)。

参考)紅ズワイガニはズワイガニに似ていますが、
全体に赤みが強く、雄は長い脚が特徴になり、
生息域はさらに深海の水深450~2,500メートルで、
両種は元は同種の蟹で、1万年前日本海に閉じ込められた時
深海に逃げることで進化適合し、固有種になったそうです。
時には交雑種も揚がり、いったいどんな味なのでしょう。