細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

原爆の記

2008-11-13 14:53:38 | 読書メモ さ行
原爆の記   著者 指田 吾一

《内容》
広島で被爆し、医者として被爆者の治療に当たった旧田無市の初代市長の命を賭しての手記。
「戦争こそ、愚人のたわごと」
「核爆発を知らない人たちに見せてやりたい言語に絶する地獄絵そのものだ」
「助けてくれ!」
「助けてっ!」
そうだ、火事を消すのも大事だが、私は軍医だ。医者だ。救いを求めている負傷者たちを助けねばならぬ。私は比治山を、前より早い速度で駆け下りた。

―――
新しい社会。
戦争のない社会。
科学して、平和な社会。
            (本文より)

天神のとなり

2008-11-13 14:48:28 | 読書メモ か行
天神のとなり   著者 五條 瑛

《内容》
元大学准教授・鏑木。現在、理由あってヤクザの使いっ走り。
他人の心の痛みに敏感で、まじめで正直なのに世渡りベタ。そんな男が生きる東京・亀戸天神あたり。人生を棒に振りそうになりながら、それでも懸命に生きる姿をいったい誰が笑えるだろうか―――。
             (紹介文より)


頑張れ、先生!